その夜、先輩は僕の前に現れた。
「え……えへへ。化けて出ちゃった」




えびしゅうまいII電子メディア第四弾。
電脳紙芝居「眠れぬ夜と灰色の朝」です。


今回も、シナリオ・原画・プログラム(スクリプト)を阿月、
そして李亜が、グラフィッカーとしてクリンナップから彩色までを手がけています。


四作目も、少し短めの物語です。
少し、自分の中の闇の部分が、ひょいっと表に顔を出してしまったので、少々鬱っぽいかも。
一応、「十八歳以上推奨」です。いや、殺人とか、復讐とか。
精神的に大人としてフィクションを楽しめる方でないと……と。

煽り文句は「ほのぼのな絶望」
暗くなったら、ごめんなさい。
そういうモノだと思っていただければ。



音楽はフリーミュージックをお借りして。

エンディングテーマは、いつものにせ・天使のうたごえの繭沙様です。
作詞・作曲とも繭沙様ですが、編曲・伴奏・オルゴールアレンジ等でやまみのり様に、参加していただいています。
あと、四作目にして、初めてのムービーは液糖工房の沢渡玲二氏にお手伝いいただきました。
この場で皆様に感謝を。



しばらくは、CD持ってあちこちのイベントを回ってます。
どうか、お近くの同人イベントで手に取っていただけるとうれしく思います。

えー。ホントにいつもよりちょっとダークな雰囲気になっています。いいのかなぁ、と思いつつ。シナリオ書く手は止まりませんでした。いつもとちょっと違うビターテイストのゲームです。まあ、いつものゲームも、「ほんのりビター」ぐらいは意識してたんですけど。



とりあえず、よろしくお願いします〜。



ちなみにオープニングはこんなカンジではじまります。


 先輩は本が好きだった。
 オカルトも、ミステリーも。
 漫画やアニメも好きだった。
 だけど、別に友達がいないわけではなかった。
 少ないのはたしかだったけど。
 そして、いつも話が脱線気味になるのが欠点と言えば欠点だったけど。
 だけど、あの日、先輩は死んだ。


 いや、殺されたのだ。


 乱暴され、そしてナイフでズタズタにされて死んでいた。
 死体は美術館のそばに投げ捨てられていた。
 だけど、先輩は、僕の前にもう一度だけ現れて。
 そして、泣いていた。
 痛い、と。
 苦しい、と。
 悔しい、と。


 だから僕は。
 ヤツらを殺す決意をした。




こんな感じのお話です。
何か感じるものがありましたら、よろしくお願いします。

ソフトはNScripterを使っています。
NScripterは互換ソフトでMacとかでも動きます。PocketPCとかでも何とかなるみたいです。
いろいろ探してみてください。そして試してみてください。
で、動いたら教えてください。
うちにない環境のなんか、特に(^_^;)
(Macはお客様のshiroさんにいつも報告もらってます。多謝!)
もっとも、いつものCCScripterでは、若干の不具合報告も。
気力が充実していたり、CCScripterユーザーさんが大挙してきたり……
などという事態が発生したら対応型スクリプトでも組もうかなぁ、などと考えています。
もっとも、一応ゲームをプレイすることは可能だそうです。

一応、在庫のある限り、通販の受付もしています。
送料込700円で頒布させていただきますので、メールでお問い合わせください。
(イベントでは500円で頒布していますのでこちらがオススメ。
イベントに来られないと言う方、送料のご負担だけお願いします)
とりあえず、では〜。



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