8年一緒にいたうさぎミュウが突然お空に行ってしまいました。
その悲しみから立ち直るために、イラストという自分の表現を生かして描いたものです。
本当に気の強い、なつかない娘だったので、そんな雰囲気で描いてみました。

でも、うさぎの耳って、擬人化すると難しい。
ライオンとロップとネザーの雑種で、ライオン特有の首周りふわふわ毛、
ネザーの短い耳、でもロップの垂れ耳は実は現れてなく、絵的には難しい……。

みゅう だったり ミュウ だったり、
呼ぶときは「みゅみゅー」だったり……。

 

 

††† 直後の掲示板の書き込みより プラス α †††

昨日、飼っていたウサギ、ミュウがお空に旅立ちました。
今年の夏はもうだめかなぁと、何度も思いつつ、夏コミから帰ってくると意外と元気にしてました。
毎年、春は偏食で、今まで食べてたペレットを食べなくなり、 でもにんじんなどはよく食べるので、しばらくそれで落ち着いて、
そのうち、またペレットも食べるようになるのです。
ところが今年は、その偏食がずっと続いていて、この夏は特に酷くなりました。
近付くと、食べ物を欲しがるのに、大好きなにんじんやプチトマトをあげても、ひとかじりしてもう食べない。
この2日間は、水も飲んでるのか分からない状態。
でも、ぐったりしてるわけじゃなく、 元気にぴょんぴょん活動してる。
それが昨日ゲージから出して、爪切りし始めたら、急に様子が悪くなって、
呼吸も荒く、足腰立たなくなってしまい、そのまま2時間後には息を引き取りました。

8年前、熱帯魚店で、『最後の一匹』で売れ残ってた9800円のウサギ。
いかにも無愛想で、人になつかなそうだった。
案の定、家に来ても、ウサギパンチやウサギキック、様々なものを食い散らかし、おまけになつくどころか、噛み付く。
それでも、私には可愛いかった。

みんなに『こんな凶暴なウサギは初めてだ!』と嫌われてたけど、 それでも好きだった。
今まで、いろんな動物を飼ってた経験から、必要最低限の知識と、世話で8年過ごすことができた。
うさぎは、1年で亡くなることが多いらしく、5年過ごせば長寿らしい。
だけど、動物素人じゃないから、もっといろいろと出来たんじゃないかと後悔もいっぱい。
あんなにトリミングをいやがってたのに、きっかけを作ってしまったのは私……。

これは、悲しい涙なのか、悔しい涙なのか、わからない。

死後どこからかわいて来たのか、頭あたりからダニが出始めた。
ずっとダニなんていなかったのに。
過去の経験から、このままにしておくと、体中ダニに覆われてしまうことを知っていた。
本体が死んでしまうと急に活動的になる微生物。凄く悔しい。
このまま歩って置けない。
火葬なんて考えず、すぐに埋葬することを考えた。
深夜12時。外は土砂降り。
でも、おかげで、地面が掘りやすくてよかったのかも。
場所は常緑樹ともみじの間の根元にした。
実は、前前から何か合ったらここへ……と考えていた場所……。

ダンボールにパインチップと牧草をいっぱいしいて、その中に横たわらせ、
上からもいっぱいかけた。
にんじんも買ったばかりの美味しいほうのペレットも入れた。

雨と涙と一緒になって、もうよく分からない。
後から、本当に火葬じゃなくて良かったのか、後悔してしまう。
その後、ネットで見ると、皆火葬してるから……。

でも、近くにいたほうが、いいよね? きっと。
ミュウの体が燃やされていくよりも、土壌で分解されていくほうが、まだ私には耐えられるから。
ひょっとしたら、うさぎだから穴ほって出てこれるかも知れない。

墓石の変わりに、ガーデニング用のうさぎのオーナメントを置いた。


動物病院に連れてったほうが良かったのか、
でもウサギに詳しい病院は意外と少なく、今まで病気一つしたことなかったから、 動物病院もわからない。
意外と、病院に連れてく途中で死んでしまうという話もあるので、 そのままじっと見守るしか出来なかった。



ライオンラビットとロップイヤーの雑種と言うことらしいけど、 どう見ても、ロップイヤーの血は混じってなさそうだった。
でも、毛はとてもすべすべで、絵本のくろいうさぎそのものだった。

きっと、ウサギを飼うことは、もうないと思うけど、 絶対に忘れられない。


ごめんね、そしてありがとう。 8年もこんな飼い主と過ごしてくれて。

今、みゅうのケージのあった場所はぽつんと空いている。




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