Delaney and Bonnie and Friends - Bootleg -
デラニー&ボニー&フレンズ・オン・ツアーについて、正直ブート盤が出ているとは最近まで知りませんでした。
この頃としては、勿論クラプトンがメインで活動していたのではなく、デラニー・ブラムレット&ボニー・ブラムレットという夫婦がメインになってバンドを組み そしてツアーをしていた頃のアルバムであり、ウイズ・クラプトンとした事で有名になったバンドでは…と思います。
ですが、Friends のメンバーたるやそうそうたるメンメンです。
このバンド以降 ソロとして時代を先駆したアーティストばかりです。
そんなメンバーでのオン・ツアー・ブートを、私なりの見解のもとレビューします。
その前に簡単にデラニー・ブラムレットとボニー・ラインについての紹介をします。
デラニー・ブラムレット
1939年ミシシッピー州北部、エルビス・プレスリーの郷里テュペロからわずか25マイルのところにある小さな町で育ったようで、8歳の頃からギターを弾き、南部のブルースやゴスペルの強い影響を受け、17歳の時 海軍に入ったのをきっかけに故郷を飛び出し、2年ほどで除隊しロサンジェルスに住むようになった。
そのころ…つまり1960年ごろがデラニーのミュージシャンとしてのスタートのようです。
やがて、シンドッグスというグループを結成し活動をはじめる。
そのシンドッグスには、ジェームス・バートンやドン・プレストンが居たといわれています。
このグループが行き詰まったころ、デラニーとボニーの出会いがあったようです。
ボニー・ライン
1946年ころの生まれらしく、故郷はイリノイ州のセントルイスの近くのようです。
幼時から教会でゴスペルを歌ったりしていましたが、ティーンエイジのころプロ歌手となりました。よほどR&Bが好きだったとみえて、ラヴィーン・ベイカーやルース・ブラウンを好んで聞いたほか、リトル・ミルトンやアルバート・キングのバンドで歌ったこともあるという。
17歳のころカリフォルニアに出て、1966年にデラニーと知り合い、67年に結婚。
デラニー&ボニー
1969年 「The Original Delaney & Bonnie & Friends」 発表。
その後ツアーを行う、もちろんクラプトンも一緒に…。後は皆さん周知のとおりです。
私もこのアルバムを持ってますが、購入した当時はクラプトンが参加する前のデラボニはイマイチだなぁ…などと思ってました。
あの頃(私が中学生のころ…)はレイラを聴くよりクリームを聴いていましたので、サウンドの違いに馴染めなかった記憶があります。
461がリリースされた時も最初は馴染めませんでしたが、繰り返し聴くにつれどんどんはまっていき、同時にデラボニのイマイチ勘が消えていきました。
そのデラボニのツアー音源であるオフィシャル「On Tour with Eric Clapton」のオーディエンス・ソースによる Bootleg を高音質でリリースされた Mid Valley records に、一人のECファンとして敬意を表します。- Thanks to Mid Valley -
Title ; On Tour Again with Eric Clapton
Delaney&Bonnie&Friends
Mid Valley 033![]()
Live Session-Jahrhundert, Frankfurt, November 27, 1969 ... 1-9
Live Session-Beat Club TV Programme, Germany, November 26, 1969 ... 10-12
Live Session-Sport Plais, Colgne, November 29, 1969 ... 13
Olimpic Sound Studios, Barnes and Trident Studio, Soho, London, November, 1969 ... 14-15
Songs
- Instrumental (fuaturing EC and Dominos with Jim Price and Bobby Keys)
- Thing Get Better
- Love Me A Little Bit Longer
- If You Want To
- Where There's A Will, There's A Way
- I Don't Know Why
- Pour Your Love On Me
- Poor Elijah / Tribute To Robert Johnson
- I Don't Want To Discuss It
- Poor Elijah
- Where There's A Will, There's A Way
- Coming Home
- Where There's A Will, There's A Way
- Where There's A Will, There's A Way
- I Don't Know Why
《 レビュー 》
先にも述べたように、大変高音質なオーディエンス音源です。
このような音源が何処かに眠っていたとは、或いはトレーダーの方の中には既に持っていた方がいたのかも知れませんが、貴重度の高い音源です。(…と個人的に思っております)
特に、13曲目においてはクラプトンにヴォーカルを求めるオーディエンスとのやりとりが録られており ここの部分のみでも、大変貴重な瞬間かと感じます。
あと、Mid Valley の特徴としてジャケットの拘りみたいなものを感じます。
今は無くなってしまった MFSL のジャケットをあしらったデザイン…またオフィシャル盤は前列窓から脚が出ていたのに対し、このブート盤ジャケットは後部窓から脚が出ています。
洒落っ気たっぷりで、おもしろいデザインとなってます。
ECファンのみなさん、機会があれば一度じっくり聴いてみてください。。。お勧めします!!
Title ; COMIN' HOME
DELANEY & BONNIE and FRIENDS with
ERIC CLAPTON
Live In Fillmore East, New York September
11, 1970
EC IN PERSON EIP 016/017/018
... 3 Disc ...
disc 1 | disc 2 |
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disc 3 | |
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《 レビュー 》 |
本作のリードギタリストは Eric オンリーということもあり、全編フィーチャーされています。 音質も良く、先に紹介した MVR Item と比較しても見劣り(聴き劣り?)しないです。 Live Date を見る限りこの一日で演奏されているようですが、ボリュームたっぷりで堪能できるアイテムですね…!! 近年リリースされる Bootleg … しかし、素晴らしい音源ばかりですねェ、実際(^^ゞ |
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