2003年8月の詩・短歌・俳句
しばらく未公開とします。
2003年5月の詩・短歌・俳句
「赤い花びら」 サラ サラと サラ サラと 散って落ちるは バラの赤い花びら 白い布に サラ サラと 赤い花びら 「散っても バラなり」とほこらしく サラ サラと サラ サラと 散って落ちるは 赤い花びらたち
「来られたわ」 あわてて差すは ユリ一輪
「願いはかならず かなえられる」 そんな夢を与えられるような 人になりたいものです。
2003年3月の詩・短歌・俳句など
「人いろいろ」
電話が鳴り 「10時集合って聞いたけど、誰も来てないよ!」 「白川公園の100メートル道路側の歩道橋だよ」 「うん、誰もいないよ・・・、もう少し探してみるよ。 何かあったら、また電話します」 平和行進のために集合場所を探している友。 窓から見える空には雲一つなく、樹が風に吹かれ揺れています。 向かいのおばあちゃんが強風にあおられながら庭いじり、 その後ろで歩道のごみが舞い上がる、春一番。 私は店の開店準備を終え、パソコンに向かい、書き込み中。 人いろいろ、 地上に60億の人がいて、いろいろな時間を共有している事実。 すべては明日へと繋がります。 庭いじりも、書き込みも、平和行進も、 明日へとつながっています。
2003年1月の詩・短歌・俳句など
「猫さん。アーメン」
福よかな寝顔のような猫さん それは火曜日の朝でした。 塀に掛けてある植木鉢の花に水を上げようと窓を開けたら その真下に大きな、それは大きな薄茶色の猫さんが福よかな顔をして寝ているのです。 花に水を上げると、猫さんにかかるので「起きなさい!猫さん」と声を掛けますが 身動き一つしません。 良く見るとつくづく幸せそうな寝顔です。 いくら声を掛けても動きません。わざとお腹の当たりに少し水を掛けてみました。 それでも動きません。まさか、そんな、死んでる?良く見るとお腹が動いていません。 呼吸していないようなのです。おそるおそるお腹をさわってみました。 硬い!そんな、死んでる。ふわふわの毛の下は硬直していました。 こんな安らかな死に顔があるのか?福よかな顔です。 お日様の良く当たる暖かな場所で、花が満開の植木鉢の下で、選んでここで 息を引き取ったのですね。 いつもここで昼寝をしていたのかもしれません。幸せそうな死に顔でなによりでした。 私も安心して、処理できました。 死を目のあたりにして安心できたのはあなたのお陰です。 その安らかな死に顔が私を心安らかにさせました。ありがとう猫さん。 いろいろなことがあったのだと思いますが、すべてはその福よかな寝顔が語っています。 幸せだったのですね、猫さん。 どこの猫さんかしりませんが、おやすみなさい。 もしかして、内の猫の親だったりして、最後のお別れにきたりして・・・。 思いは駆け巡りますが、お別れはお別れです。さようなら。 そして、ありがとう猫さん。アーメン。
妻の背を 越えた息子 たくましく 次ぎは私と 亡き父思う
「メタノイア」 (悔い改め) あなたの方を向いて あなたと面する メタノイア あなたとわたしが 一対で面する メタノイア まずはメタノイアがあって あなたと繋がれるのですね メタノイア メタノイア 我が罪をお許し下さい あなたの方を向いて歩みます すべてはメタノイアで始まり メタノイアで終わるのですね
竜吟湖 正月休み 息子とね 冬山で 枯れても残る 松ぼっくり 冬山に 取り残された 松ぼっくり 枯れた赤松 寒風に耐え 冬山の 耐えて登るは 山頂の 絶景見たさ 達成感 木もれ日に 暖とりながら スケッチする 息子の横で 歌を詠む
2002年12月の詩・短歌・俳句など
「涙」 思い出のひとつ、ひとつが涙を誘い 涙はあなたを知るための呼び水 ひとつ、ひとつの涙があなたへと繋がるとき 涙は喜びへと変わる 思い出のひとつ、ひとつが涙を誘い 涙を流しながら あなたへの感謝と変わる この世はひとつ、ひとつの涙で繋がる あなたの世界 涙はあなたを知るための呼び水 ひとつ、ひとつの涙があなたへと繋がる そのとき 涙は喜びへと変わり 感謝となり 生きる糧となる 涙は あなたへの愛の証
「無言の抵抗と雄弁な祈り」寒くなると店が暇になり、妻は家計のことで何かと小言を言い出す。 私への苦言をためらいもなく語る、その言葉は私を針のむしろに座らせる。 女は自己防衛となると、口達者。 貝のように閉じた私の口は何も語らず、 ただ、ただ、黙って言葉の刃を身に受け、 その痛さに耐える。 私の心はもうボロボロ。 ボロボロの心はただ、ただ、あなたを思い、 祈るばかりです。 「神様お助けください!私の罪をお許し下さい」 妻へは無言の抵抗、 神へは雄弁な祈り。 でも自分の都合のいい祈りばかりを、 神様は聞かれるのだろうか?
「重い思い」 師走の寒い日の空は重い色をしている いまにも何かが空から落ちてきそうな そんな重い色 「重い」は「思い」かもしれない スカットした青空にはない奥深い色 「思い」を内に秘めた重い色 人の顔でスカットした明るい顔もいいが 師走の寒い空のような重い顔もいいもんだ 内に秘めた「思い」をにじませながら せっせ せっせと働く後ろ姿に 人生の重みを感じる そんな「思い」を感じさせる重い顔 残り時間の方が少なくなった人生 師走の寒いこの空のように 「重い思い」を誰かに伝えたいのです
2002年11月の詩・短歌・俳句など
「かき」 かきかきかきかき かきかきかきかき どうしたの? かきかきかきかき かきかきかき ことしは不作なの? かきかきかきかき たべたいね おとなりのかきさん いつ来てくれるの? かきかきかきかき かきかきかきさん カラスさんの前に おねがいね
「11月の蝿」 さびしそうに一匹で飛ぶ 人なつっこく ついてきては離れ じっとしている 孤独な一匹遊び 友もなく 私が相手では・・・ 忙しくなるとじゃまになる 友もなく 私からも見捨てられ 11月の蝿はかわいそう 元気なく 友なく 一匹 殺されるだけの人生 さびしかろうに
「ふっきらぼ」 ふっきらぼ ふっきらぼ やっと ふっきらぼ いっさいのものから ふっきらぼ たいせつなものは ただ一つ あなたなのですね ふっきらぼ ふっきらぼ うたっちゃいます ふっきらぼ〜 ふっきらぼ〜 「ぼ〜と」 夜 外 雨降れば 寒かろうと客こず こず こず こず 寒かろうと 我 ぼ〜とした時間を ぼ〜と過ごす こず こず こずで ぼ〜と 夜 外 雨降れば 客こず 我ぼ〜と 詩作る ぼ〜と
「きく・きく・コスモス」 きく・きく・コスモス きく・きく・コスモス 家のまわりに きく・きく・コスモス 咲いているよ ついでに 家の中にも きく・きく・コスモス 花器に 咲いているよ いまごろの花は なぜか静かです 寒い季節がすぐ そこまで来ていることを 知っているかのように
「まんべんの笑顔」 裏庭に まんべんの菊 夕日に映える ちょっとした 寒さに ほっとする ひととき 夕日を背に たわわに咲くは まんべんの笑顔
「ご褒美」 昼の2時過ぎ 客の来ない時間帯 ラジオからバロック音楽 チェンバロの心地良い響き 何も無い時間を一人楽しむ 幸せ チェンバロの響き 誰もいない空間 私だけの安らぎ こんな日もあっていいですよね 働きづめの私にとっての ご褒美ですよね 神様
梅村さんの絵本展が終わりました。 人柄が知れる展覧会でした。 よしよし、と言いたくなります。 何がよしよしなのか? 人柄ですね。 それにつきます。 「よしよし、と」 よしよし、と言えることもそうなくて よしよし、と言いたくなるは 菊の香る秋 あなただからかもしれません ありがとうの言葉をお返しに あなたの笑顔をいただきます
降る雨に うたれて散るは 花の命 最後の別れ 舞うは花びら
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