雪ん子

日が暮れると 風に吹かれてやってくる 寒い雪ん子シンシンと   眠る子のホッペを赤く染め 深い眠りに包みます   雪ん子 シンシン 降って降って シンシンと ふわりふわり雪のフトン   赤いホッペの女の子 雪のフトンで遊びます   雪ん子もワッショイワッショイ遊びます   「雪ん子や!まだかいな まだかいな」   追いかけ追いかけ 森の中   大きな杉の樹止まります   赤いホッペの女の子 「速いね雪ん子、追い付けないよ」   「そうだろう。僕はカケツコでは誰にも負けないよ!」   「そうだね。でもね、お日様も速いよ!」   「いやなこと言うね、お日様か?僕は苦手なんだ。 彼が来るとサッサノサと逃げるのさ」   「そうか。逃げれるなら、お日様より速いんだ!すごいね」   「そうだろう、へへへ、うれしいよ。 そろそろ、お日様が来るころだ。 僕はこれで失礼するよ。また遊ぼうね」     「うん、たのしかった。またね、雪ん子」   お日様が「よっこらしょ。今日は時間がかかってしまったわい」   「でも、雪ん子と遊べたから良かったよ」   「おう!そうかいそうかい、それは良かった。 僕も遊びたいけど、彼はいつもサッサノサと逃げていくんだよ。 ちょっとさびしいね」   「今度会ったら、そう伝えとくよ。 お日様がいっしょに遊ぼうって言ってたって。 じゃあ私そろそろ家に帰らなくちゃ。またね、バイバイ」   そう言うと赤いホッペの女の子はサッサノサとお家へ帰って, 母の布団の中、暖かく微笑みます。 

  


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