一人は私一人は友人 同じアパ-ト、同じ予備校、
申し込みの手違いで、私だけ受験出来ない。
予備校の受け付け女の間違いなのか?
謎一つ。
私には故郷に妻子がいる。
この受験に家族の未来がかかっていた。 
一人落ち込む。
街で友人が受け付け女とデ-トをしていた。
謎がまた一つ。
 
「友人と受け付け女、二人ぐるになって 私に罠を掛けたのでは?」
 
しだいに謎が膨らむ、大きく大きく膨らむ、 ついに爆発、
予備校の六階か七階にある。 校長室の金庫を狙う。
昼間、
人の出入が激しい時間滞、
守衛服を身に付けた私、
守衛に成りすまし、
校長室の金庫から少しの金と受験票を盗み出す。
予備校前のバス停から 妻子のいる故郷へ。
 
故郷に着くと、村は年一度の収穫祭の真っ最中、
大広場に村人が集まって、歌って踊っている。
 
守衛服の私は妻子を探しています。
そこに、あの受け付け女と友人がいます。
話しかけようと二人に近ずくと、吹き消すように消えて無くなります。
村人に妻子の事を尋ねていると、私の回りを数人の警官が囲みます。
村人の単車を盗み、逃走します。
 
その時、一人の警官が銃を発砲「バキュ-ン」 私はその場に倒れます。
 
知らない人達が私の回りを囲みます。
死んで行く私を多くの人が見下ろしています。
妻と息子が私を抱き起こし、大きな声で泣いています。
よく見るとその後ろに、私によく似た娘が青白い顔をして立ってます。
 
母親に「空腹で、水ばかり飲んでいたので、
胃に穴が開いたよ、胃が痛いよ、そんな男、
どうでもいいから、私を病院に連れて行ってよ。」
 
汚れた物を見るような目で私を見下ろしている。
意識が薄れて行く中、遠い昔のワンシ-ンが映画のように甦ってくる。
 
父親に自分の描いた絵を見せている。
何かの建物
「ここの所はこうして、もっと立体的にしなくては。」 と言われている。
母とおじさんもいる。 
「この子はりっぱな絵描きになるよ、わしの跡取りだ。」と父は自慢している。
ここで夢は終わった。
 
目が覚めると忘れそうです。
夢の覚めないうちに、 メモを取る。
七月四日の朝、六時、もう暑い日差しが 部屋に差し込んでいます。
隣りで息子が腹を出し、幸せそうに寝ている。
妻もその横で、息子を見つめるように寝ている。
今日も35℃になるのでしょうか?。
 


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