第T部本論
(T)1章地球生命の性格
1-1
生命の基本
生命は自然より生まれたものであり其の法則に支配される。自然法則は科学により確証されたものを真実と考えるべく、生命の発生と実体も対象になる。生命を包む容器を人間が都合の良いよう根本的に改造することは出来ない。地球以外の天体を人の住めるようにするには、途方も無いエネルギーを必要とし不可能な事は計算するまでもない。つまり生きる所は地球に限られ、それさえどうゆう変動があるかもしれず科学研究を必要とされる。人を含む生命の存在に限界があるのである。元来地上に成長しかなかったのは太古生命の発生した時だけで以後40億年常に成長と滅亡がセットで存在し全体ではゼロ成長であった。自分だけ常に成長する事は不可能であり好ましいゼロ成長がどれだけ実現できるかが問題である。
生命全体を支配する法則は未知のものが多く人類生存の保障をする為に科学研究が最重要課題となる。
1-2 生命の歴史的背景
人類にとってゼロ成長は人類が200〜400万年前に生じてから、今始めて経験することだが、地球の生命にとっては40億年前から絶えず生じていた。
まず発生した細胞は地球内より生ずるエネルギー、地球生成時生じた有機物より得るエネルギーにより地球の限界に至るまで繁栄し35億年頃エネルギーが枯渇した。
第2の時代では枯渇したエネルギーの解決法として、太陽エネルギーを利用する細菌が現れた。其のエネルギーで水を分解して水素から電子を取り出し、更に太陽エネルギーを其れに加えて生命が利用し易いエネルギー物質に変え、つまりエネルギー代謝に成功し大繁栄をした。現在の植物の大部分が今日もこの機構を使用している。当時生命は海中に在り海水の分解の時同時に生ずる酸素が海水中の鉄イオンと結合し今日我々が使用している鉄鉱石となった。遂に鉄イオンが無くなると酸素は大気中にたまり今日20%にもなっている。
酸素は生物にとって有毒であったので海中の生物は防御方法をとる者が多かった。15億年前遺伝子を増やして核の中に纏め大型になった真核細胞が、酸素を利用して効率よくエネルギーを取り込むミトコンドリア細胞と共生を始め、大半の生物の基礎に成った。
6〜10億年前真核細胞が集合し、機能を分化して多細胞生物となり無数の試行の末、今日の動植物を生んでいる。動物では魚類の一部が陸に上がりー両生類―爬虫類―哺乳類―人類となりそれぞれ地上を支配する形即ち限界に達しているが、人類は今其の時を迎えている。
以上のサイクルで共通している事がある。
地上で起こっている
繁栄に限界がある
それら持つ問題点を解決した者が次に代わって繁栄している
しかし非常に古い形式が多く残り新人が常に勝者ではない。では何が最も大切なのであろう。
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