Canon demi EE17
製造番号610058


ずいぶん前に父親が使っていたdemi
調べると1966年に発売されたものらしい。
そのころに購入したと思うが、今となっては確認できない。

最近ふと思い、引き出しから出してみた。
使えるような気がしたので、
名古屋市内の某カメラサービスさんにオーバーホール依頼。
8千円也。
十分に使えるそうなのでこれからいろいろ撮ってみようと思う。

発売年月 1966年(昭和41年)5月
発売時価格 15,800円
1,200円(ケース)、300円(リストストラップ)

キヤノンデミラピッドの機能はそのままで通常の35mmフィルムのハーフサイズ版とした機種で、デミシリーズの最高級カメラであった。
4群6枚構成のSH30mm F1.7の大口径レンズ付き、ファインダーはブライトフレーム付きの逆ガリレオ式、視野右に露出計指針と適正露出窓(絞り目盛り付き)、視野下に近・中・ 遠の被写体距離を示すピクトグラフと、レンズの繰り出しに連動して動く距離合わせ用の指針があった。
測光露出制御は、CdS素子使用の露出計によるシャッタースピード優先式EEで、高仕様と高機能から多くのユーザーに愛用された。

型式
 35mmレンズシャッター式ゾーンフォーカス・ハーフサイズカメラ
画面サイズ
 24×18mm
標準レンズ
 SH30mm F1.7(4群6枚構成)
シャッター
 セイコーシャ、1/500〜1/8秒、B、セルフタイマー内蔵、フラッシュシンクロはX接点式
ファインダー
 ブライトフレーム付き逆ガリレオ式ファインダー、倍率0.45倍、視野率90%、視野内右に露出計指針と適正露出窓(絞り目盛り付き)、その両端に露出オーバーおよび露出アンダー域表示と連動範囲外警告、視野下部に近・中・遠距離を表すピクトグラフとレンズのフォーカシングリング操作に連動する 距離合わせ用指針
焦点調節
 レンズのフォーカシングリングによるゾーンフォーカスマーク式、0.8〜15m(∞)、1・3・15m位置に近・中・遠距離を表すピクトグラフ付き、フォーカシングリング上に距離目盛りあり
EE機構
 CdS素子使用のシャッタースピード優先式EE、 測光連動範囲はEV4.5(1/8秒、F1.7)〜17(1/500秒、F16)=IOS 100、 フィルム感度使用域=IOS 25〜400
フィルム装填・給送
裏蓋開閉スープル差し込み式、上部レバー145度回転(予備角20度)、小刻み巻き上げ可能
フィルムカウンター
 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式
フィルム巻き戻し
 上部回転クランク式
大きさと質量
 117×71×48mm、445g
オリジナルのケース、リストストラップ


電池は、水銀電池のMR-9 H-D(1.33V)が製造されていないので、
酸化銀電池SR43(1.5V)とアダプター(1.33Vに変換)で代用
左は数年前に買った Nikon COOLPIX
並べてみると一回り大きい