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晴天の日、毎日2,3キロの散歩は犬にも人にも適度な運動ですね。早朝等、人のいない時間帯は愛犬の引き綱を外したい誘惑に駆られますが絶対に
 やめましょう。事故が起きれば、相手も愛犬も、そして飼い主も不幸です。
 散歩のコースは変えないようにしましょう。犬には帰巣本能がありますが、
 もし家出をしましたら待たずに捜しに行きましょう。
 大抵の場合、散歩のコースで尾を振って迎えてくれます。
 
  
 雄犬か雌犬か
 
  
 
いたずらっ子だった愛犬が子犬を生んだとたん母親顔するのも、微笑ましいですし、日々、子犬が成長するのを見てるのも、とても楽しいですね。
 しかし四六時中、犬を監視出来る場合は、いいですが出来ない方は雄犬が
 オススメです。過去、二匹の雌犬を飼育したことがありますが生理の期間は柵の中に
 閉じ込めました。かなり強い匂いを発し雄犬を誘引します。他の雄犬の態度で生理に
 気付くことも再三ありました。自然にまかせて世話を出来ない子犬を作るなんて
 言語同断です。ブリーダーの方達は、きびしい決断を迫られることが多くあります。
 柴犬は天然記念物に指定され基準が決められています。
 たとえばスタンダードから外れた犬は繁殖に使ってはいけません。
 一例ですが小型の柴犬同士を交配し、通称豆芝をつくるとか、粗暴な犬を交配に使うとか
 白毛の柴犬(白毛は劣性遺伝だそうです)を作出するとかです。
 私の所も過去二匹の白い柴犬が生まれましたが里子に出しました。
 ブリーダーは[基準から外れた犬を淘汰する]という責任を負っています。
 スタンダードから外れた犬は里子に出し、劣性の犬は繁殖させないということです。
 よくしたもので毛色、血統書にこだわらない本当の・・・愛犬家も
 大勢いらしゃるのが救いです。
 
  
 投薬
 
  
 
粉薬は牛乳、生卵等に溶いて与えればよく簡単ですね。錠剤も月一回一錠のフィラリア予防薬等を粉にするのは手間いらずです。
 ですが日に三回三錠ずつ九錠の投与となれば愛犬との格闘です。
 最初の頃は皆さん経験済みと思いますが口の中へ錠剤を放り込み口吻を握ればゴクリと
 飲み込みます。だが敵もさるもの学習して飲み込まず手を離すとペツと吐き出します。
 今度は口を開けなくなり犬の咬合力の強さを思い知らされます。
 そこで犬は、おいしい物は噛まず飲み込むのに着目しました。
 今では商品名[鈴カステラ]に箸で穴を開け錠剤を仕込んで与えますと思惑どうり
 飲み込みます。
 
  
 食器
 
  
 
キツチンのステンレス洗い桶の底に、ひとまわり小さい犬用ステンレス食器を両面テープで貼り付けます。次に桶と食器の間隙に水を入れます。
 このようにしますと、蟻等の小虫は洗い桶を突破しても食器まで辿り着けません。
 糖分の多い食べ物に蟻が一杯集まってる光景とは決別です。
 新鮮な水も大きな容器でタップリやりましょう。
 
  
 蓄膿症
 
  
 
病気知らずの禿丸が蓄膿症になりました。最初は青っ洟で次第に血が混ざり更に血液が固まり鼻こうを塞ぐため嗅覚が
 だめになりました。犬は匂いで食べ物の良し悪しを判断しますので食欲が急速に
 なくなってきます。人間用の薬を子供の半量ずつあたえました。
 車の運転をひかえるように注意書きがありましたので睡眠薬が入っているんでしょう
 驚いた事に禿丸は立った侭、鼾をして寝ています。
 以降、獣医さんの処方薬に替えましたら順調に回復に向かっています。
 
  
 食事
 
  
 
特に気を使うのは子犬の食事でしょう。習慣性がありますからドッグフードの銘柄は慎重に決めたいですね。
 私は安価で栄養価の高い物、何処でも手に入る物を基準としました。
 猟犬として育てる気持がないのでしたら生肉を与えないで下さい。
 菓子類は投げ与えず手ずから渡します。最初のうちは指を噛まれるかもしれませんが
 馴れますと指でつまんだピーナッツでも器用にとります。
 もっとも噛まれても甘噛みで痛くないでしょうけど。気を付けなければいけないのは
 家人が可愛いいからと勝手に間食を与える事です。最初の子犬の時でしたが下痢が
 ひどく困りました。原因は各自、内緒でチーズを与えたからでした。
 小さな体が大量のチーズを摂取すれば自ずと成り行きが決まります。
 理由は知りませんが玉葱は犬の血液を破壊すると言われていますが、
 毎日与える物でないので気にする必要はないと思います。
 硬い鯛や、縦に割れる鶏の骨も胃を痛めるからいけないといわれますけれども
 飲み込まず、よく噛んで食べるようでしたら気にすることはありません。
 食事ではないですが太陽光線に当るようして下さい。ノミ、ダニそれに皮膚病の予防になります。
 お宅では時々、布団干し、しませんか同じことです。
 
  
 冷暖房
 
  
 元来、地犬である日本犬に冷暖房は必要ありません。過保護ですが私どもでは夏の日中は小型の扇風機を、それぞれ一台割り当てます。
 どの犬種も脱げない毛皮を持っていますので暑さに弱いみたいですね。
 冬は犬の季節でありますが我が家の玄関を守る犬小屋は北風に曝されますので外気温が
 特に低い時は電気ホットプレートを入れます。
 名前ほど過激な物ではなく手のひらを当てるとホンノリ暖かい程度で消費電力は
 60Wです。
 
  
 老齢犬の介護
 
  
 高齢になりますと視力聴力が弱くなり近くを通っても気が付かない時があります。当然のことながら食欲も細くなります。
 生命の終わりが近くなると腰が大変、弱くなり散歩の途中、
 立ち止まることが多くなり転んだりします。
 やがて立てなくなる時がまいります。
 その時、犬にとって非常にショックでしょう。悲しい泣き声をあげ、もがきます。
 長い年月を共にしてきた犬が日々、衰弱してゆくのは見るに忍びないですが
 私たちに出来る事は良い環境で生命が尽きるまで介護する事のみです。
 人も犬も介護方法は、ほぼ同じですが言葉を話せない相手ですので難しい面もあります。
 啼くときは、喉の渇き、横たわっている姿勢が辛い、生理現象に、
 ほぼしぼられます。水はビニールのスポイドで口中に注ぎます。
 姿勢はこまめに変えないと直ぐに床ずれが出来ます。
 柴犬は、とても綺麗好きですから紙オムツを沢山、用意して啼き方が激しかったら
 汚れてなくても換えますと啼き止みます。
 オムツは尾が通るように小さな切れ目をつけセットしましたら
 幅広の梱包用ビニールテープで止めます。
 外す時は捨てる物ですのでハサミで切って外しますと以外と簡単で交換もさほど苦になりません。
 蛇足ですが、柴犬は小型でいいですが大型犬の介護は大変です。
 介護の際、抱き上げる必要がよくあり想像以上に腰に負担がかかります。
 愛犬が息をひきとる時、隣に居れば安心して眠るが如く☆になり
 離れてれば啼いて呼び「長い間、有難う御座いました」と言います。
 外出してれば帰って来るまで待ち、貴方の腕の中で息をひきとります。
 これは私が実際に経験した事で飼い主だけに理解できます。
 
  
 多頭数飼育
 
  
 我が家では少ないときでも二頭の犬がいましたが最近になって困ったことになりました。15才の母犬と13才の子犬がいましたが、子犬が先に旅立ったからです。
 共に犬の年齢としては老齢です。
 残った母犬も腰が弱くなり寝たきりになっても不思議ではありません。
 飼っている犬の年齢が近いと悲劇が続く事になります。
 これから頭数を増やしたい方は考慮の余地が、あると思います。
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