サボテンの育成は、こまめな性格(完全主義)の人に向きません。雨の少ない
荒野が彼らの育った環境です。買った鉢植えを何時も枯れさせている貴方に
ピッタリの植物です (^_^;)








植物である以上、水分は欠かせません。サボテンとて植物、
水は必要ですが他と違い少ないほうが、激しく喜びます。ほんと!
多分、皆さんは、鉢植えを購入されると思いますが、
鉢中の乾き具合を知るのに割り箸を挿してください。
時々、箸を抜いて先の方が少し湿っている時が適時です。
ただし(やはりね!)11月中旬から3月中旬は水遣りを中止したほうが無難です。
この時期に水分を沢山摂りますとサボテンの生命は消えます。
理由はサボテンの樹液の比重が低く(樹液が薄く)なり凍結するからです。
暖地の方は雨水の当たらない所へ寒冷地なら鉢上げし新聞紙に包んで
室内に置くと安全です。





孔雀サボテン
金属光沢の大輪の花が素晴らしい。



春になって水を遣る前に数日間、太陽光線に当てますと種類によっては
花目がつきます。鉢を外し毛根をむしりとっておくと、個体が活性化します。
株分けは水分の少なめの土に植えるのがコツです。
切り取ったときは、切断部分を乾かしてから植え込んで下さい。
肥料は市販品でいいですが沢山やっても成長は期待できません。
この国の一般家庭で成長するサボテンの種類は僅少です。
多くは現状維持でしょう。植物は本来の環境を作れば、よく成長します。
西部劇にサボテンが、よく出てきますが、まさに、
あの環境を人工的につくればベターです。






春から夏にかけて、そして夏から秋にかけてが成長期です。
夏の陽射しの強い時期は表面がヤケドしますから日陰に移して下さい。
このページの壁紙は月下美人です。













サボテンに近い植物にアフリカ原産の多肉植物があります。
よく見かけるアロエもその仲間です。左の画像は多肉植物の
子供で右の親の葉に沢山できたものがボロボロ落ちて成長します。