《1958〜1971製造販売》
     

  《写真解説》

上  パーカー17のフーデッド・ニブ・   モデル(hooded Nib) 
 

中 パーカー・レディ・ペン


下 パーカー・シャープペン


 


 パーカー17(1958年〜1971年)にイギリス制作・販売された。パーカー51モデルを参考に、スクールペン、レディペンとして制作されたようである。小生の所持しているパーカー17は、ペン先がパーカー51と同じく包まれている(フーデッド・ニブ・モデル)タイプである。当時、イギリスで制作されていたデュオフォールドの廉価版としてオープン・ニブのモデルも販売されていたそうである。
 今日、全盛のソネット・ラック・ブラックと並べて比較してみると、長さ、太さ、リングなどのデザインはそっくりで、わずかクリップ、ペントップ、などに違いがあるのみである。製造から50年の歳月を経ているが胴軸、キャップの輝きは未だに失われていない。パーカー社の塗装技術の高さを改めて感じた。
 

「17のフーデッド・ニブ」 「17とレディーのキャップ」 「17とソネットブラック」

 パーカー17の胴軸には、パーカー社のロゴと、ペンの名前が刻印されている。レディーの方もフーデッド・ニブである。所有しているのがスタンダードモデルのデッドストックで、当時我が国での定価は2000円の正札が付いている。上位モデルでは、赤が用意されていたようである。シャープペンシルがその相棒ではないかと思われる。
 

「17の胴軸の刻印」   「レディーのニブ」   「レディーの胴軸のプリント」
         


 パーカー17、レディーモデルのどちらもインクフィラーは、エアロマッチク方式で 60年代の後半になって、プラスチックのキャップ以外に、金属キャップに金張りしたものも制作されたようである。
 

         
     
「赤のParker 17」       「エアロマチックフィラー」