Parker Duofold Gold Plate

Parker Duofold Silver Plate

   1992年頃の発売

       
「専用ウッドケース」 「23Kのメッキ仕上げ」 「キャップトップのロゴ」

  この万年筆が発売された頃の我が国は、バブルのはじける前であった。景気が安定していた時であり、高価なものは何でも売れた時代であった。この「Duofold Gold Plate」は限定販売品ではないが、当時、この万年筆は大変に高価なものであったと思われる仕様である。数年前には、オークションの場にも数多く出品されていた。それも最近は殆ど見かけなくなった。「Gold Plate」は常用する物でなくステータスとして持つものでああろう。この万年筆の多くは、革ケースに納めたり、高級な格納ケースに飾ったりそて仕舞われていることであろう。あるいは、陳列ケースの中に飾られたりしていると思われる。
 「Parker Pen」の記述を探しても、この「Gold Plate」万年筆に関する記事が極端に少ない。欧米のホームページにも殆ど顔を見せない万年筆となっていることからも言えよう。
 
「ペンの宣伝をしたセスナ」 「過去のDuofold」 「Duofoldの広告」

 Parker Penは、1920年代に硬質プラスチックの開発のもとに「Duofold」ペンを作った。そして、Parker社はこの万年筆の丈夫さの宣伝をいろいろやってきた。セスナ機で上空から万年筆をナイヤガラの滝に落して実証した。この後、「Duofold」は大変好評となった。今日までたくさんの「Duofold万年筆」が作られ、世界中の人たちに愛用されてきた。筆記用具として実用性が重視されてきたが、ほどほどに機能美も追求されてきた。中でも、このゴールドプレートの発売以降、ペン軸の材質、色彩、デザインにも一段と工夫が施されるようになってきた。
 

「対のローラーボール」 「シルバー・プレート」 「Duofold・Silver・Plate」

 Parker Penのフラッグシップ・モデルであるDUOFOLDには2つのサイズがある。一番大きいのが「
Centennial Size」で、これより全体に少し小さいのが「International Size」である。
 小生も、時々Duofoldを使ってみるが、手の大きさに合うのは、後者の「
International Size」である。「Centennial Size」は、大きいと感鶴だけでなく、太さも3本の指の間にしっくりと収まらないようである。したがって、常用するのはもっぱら「International Size」の万年筆である。
 
「Silver Plate International Size」 「Gold & Silver Plate International Size」

上「Gold Plate Centennial Size」
中「Gold Plate International Size」
下「Silver Plate International Size」

 
 小生の所有するゴールド・プレートはセンティニアル・サイズで主な仕様は、以下の通りである。
 
  ペン先 :18金ソリッドゴールドプラチナプレート仕上げ(M)
  本 体 :ブラス23金ゴールドメッキ仕上げ
  リング 23金ゴールドプレート
  サイズ :太さ15mm 、長さ170mm
  インク :カートリッジ&コンバーターの両用式