Parker Snake Sterling - 1997
5,000 made
Parker Snake
Limited Edition
1997 limited release
「Logo of Snake」
「Gift Case」
「Silver clasp」
Parker社は
1997年に、エメラルドの目をもった、18金 製と、スターリングシルバー製の「Snake」を限定発売をした。この万年筆の歴史的背景は、1907年に初めて導入されていた。その万年筆は今日コレクターの間では伝説となっているほど、最も希少性の高いものとなっている。その万年筆に基づき、今回の「Parker Snake 」が作られた。
万年筆のギフトケースの包装は、1900年代初期のビクトリア朝のスタイルである。そして黒と銀色でまとめ上げてある。黒い革のギフトボックスのふたは、ヘビが浮彫りされ ている。その中はスエード張りとなっており万年筆が収められている。ふたにはヘビの押し模様のついた銀製の留め金が使われていて、格調高いケースとなっている。
「The First Snake Pen」
「Serial No」
「Emerald eye」
黒い軸(バレルとキャップ)に銀製のヘビが巻き付いているデザインである。その蛇の途中(上の中央の写真参照)にシリアルナンバーが彫り込まれている。 この万年筆のキャップと胴軸(バレル)に一匹ずつのヘビが巻き付いている。その蛇の目にはエメラルドがはめ込まれている。
18Kのペン先(Nib)には、ヘビのモティーフが彫り込まれている。Nibの文字幅は「M」である。この万年筆のキャップにはクリップが付 いていない。先に紹介した初期の「Snake Pen」には(上の左の写真参照)バネ式のクリップが取り付けられている。今回の万年筆は、ペンケースに入れて使ったり、ペンボックスに入れて使う万年筆である。見事な この「Snake Pen」に32グラムの銀が使われている 。
「ヘビのデザイン」
「胴軸とキャップ」
「キャップ」
Parker社のすべてのLimited Edition(限定販売の万年筆)と同様に、1997の「Parker Snake」は一本一本に製造番号(シリアルNo)が付けられている。これは胴軸、一番上のキャップバンド の下部に付けられたラグビーボール型の名盤に彫り込まれている。確実に証明書に表示されている。製造された 本数は、18Kで作られた250本と、スターリング・シルバー製の5,000本が世界中に販売された。私が入手できたのはスターリング・シルバー製だけで、発売当時の 販売価格は30万円(税抜き)であった。
「スネークのロゴ」
「シルバーのヘビ」
「プラチナコート」
インクフィラーはカートリッジ&コンバーターの両用である。「Parker Snake」のセット内容は万年筆、インクカートリッジ2本、皮のソフトケース、説明書の冊子、シリアル番号の入った保証書、万年筆の入った小さいケース、ケースと保証書などが入った大きなケースとなっている。 包装は殆ど黒一色でコーディネイトとされており、シルバーの万年筆がよく映えるように配慮されている。
実際に筆記してみると結構な重量があり、滑るような滑らかな書き味である。書字はアルファベットなどにむいており、日本語の筆記にはあまり芳しくないと感じた。