ペンのデザインは、胴軸がこの時代に流行したスリムなのが特徴である。また、クリップの矢羽根はこれまでのものと大きく異なっている。矢羽根が長くなって、より抽象化されたデザインとなっている。このクリップのデザインは、その後発売された「Parker Rialto(Parker 188)」や「Vector」などに引き継がれてい
る。小生は
この時代には、万年筆の形状がスリムで、華奢なデザインのものが出回っていた。どっしりとした力強いパーカーペンらしさが感じられなかった。このことは、筆記用具の需要が、万年筆からボールペンへ移っていく兆しでもあったようである。当時の私は、「パーカー61」や「パーカー75」が素晴らしいペンであったと感じていたものである。
この後、導入された「SONNET」で、筆記用具としての万年筆が息を吹き返したと感じている。
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