「初期の金属製セクション」
「0マークのセクションリング」
材質は、胴軸(バレル)やキャップは純銀(
「パーカー 75」のキャップやバーレルの外観も、僅かずつであるがデザインを変えてきている。 初期のキャップトップとバーレルエンドには金色の平たい蓋(通称
追 加 (2008-8-24)
1964年に最初の「Parker 75」が製造されたことは、よくご承知のことと思う。ヤフー、eBayなどのオークションでは、金属製のセクション(首軸)でなくて、セクションリングに「0」マークとtassies(天冠)が平らな物であれば、初期型として高値で取引されている。 下の左の写真は、「Parker 75」のCiselの各種のキャップをはずした状態の物である。最左の万年筆のセクションを観てみると、バレル(胴軸)との境目に金属部分が出ていて、この状態でもセクションが金属製で初期型の物であることが分かる。バレルを外せば(中央と右の写真参照)はっきりとセクションとバレルのジョイント部分が金属製であることが分かる。
1964年から30年間販売された「Parker 75」の超ロングセラー商品であり、この間に様々な改良と新たな改良や工夫がなされてきている。このCiselには元々、FP(万年筆)、BP(ボールペン)、SP(シャープペンシル)が1970年には販売されていた。 下の左の写真にあるようにRB/BP(ローラーボールとボールペン)両用タイプが用意されている。RBとBPのrefillの長さが異なるために、調節用の部品も揃えてある。(中央の上の写真参照) また、「Parker 75」のBPとほぼ同じ形をしたSPのrefillが用意されたのである。(下の写真右参照)これは大変便利で、BPのrefillの変わりに挿入すれば、0.9ミリ芯のSP となる優れものである。ちなみに使用してみると結構便利であるが、SP専用機種のような消しゴムはない。