前期の「Duofold
Striped」と後期のものとの違いは、インクフィラーの改良による変化だけではない。キャップクリップが「短剣」から「矢羽根」へ、Nibのデザインも矢羽根に変わっている。又、初期タイプの縦ストライプは透明な部分はなく、バレルのインク残量は見られなかった。後期タイプでは縦ストライプに透明な部分がある。そのためにインク残量が確認できるようになっている。「Vacumatic
Pen」が全盛の時代であったことから「Vacumatic」で開発された技術や材質が導入された万年筆である。「Duofold」の名が付いているが、実質は「Vacumatic
Pen」なのである。ただ1つだけ言えることは、後期タイプの「Duofold
Striped」は、キャップを閉じた状態で全長が135oと大きく、このサイズは[「Vacumatic」の Extra Long
Majorの139oには及ばないが、結構大きい万年筆であると言える。