竹 林

Maki-e ”Chikurin”
(clump of bamboo)

Parker Duofold Special Edition


  2001-11  150 sale only in Japan

  「白木のGift Box」   「縦開きの清楚なBox」   「頒布品の一式」  

 
2000年に始まった Parker Duofold Special Edition 「蒔絵」の第3弾として、2001年11月に、「デュオフォールド・Centennial ・蒔絵「竹林」を限定 発売した。これは、日本限定でわずか150本の販売であった。
 「竹林」の主たる蒔絵技法は、「針切り研出高蒔絵」である。この技法は、伝統ある加賀の蒔絵工芸の中でも最高の技法である。「Duofold Black」のボディに彩られたMaki-eには、 優雅さがあふれている。この技法で命を得た「竹林」は、その内に秘めた力強い重厚な美しさが感じられる。そもそも竹林は、日本全国に分布している。それはまた、人々の心と風土に合ったものである。竹林は瑞々しく清らかさを醸し出して、その清楚さは人々の心に安らぎすら与えてくれる。そのことから、竹は霊性な植物として、また、生活用具の資材として有用な植物である。人々は良質の竹の育成のために入念に竹藪の手入れをして大切に扱っている。
 
  「竹の蒔絵」   「インクフィラーも装備」   「キャップリングに
     シリアルナンバー」
 

 日本では「竹」を祭り事に欠かせない神聖な存在として今でも扱っている。また、「松」と「梅」と組み合わせて、吉祥時には欠くことができないものとなっている。何時も青々とした活力と節々の力強さを示す竹は、古くから日本の風土のイメージである。「竹林」を表現した 「
Duofold Special Edition Maki-e」は、筆記具の中にあって、心に安らぎと活力を与えてくれる逸品であるといえる。
 蒔絵の製作は、先に発売された蒔絵「桜」、「枝垂れ桜」の作者の東藤達也(とうどうたつや)氏で、1本1本、丹念に仕上げられた、いわば芸術品であるといえる。

 
  「キャップの蒔絵」   針切り研出高蒔絵   「天冠はDuofoldのマーク」  
 「竹林」の主な仕様は以下のとおりである。
 
     
Nibの材質   18金ソリッドゴールドルテニウムプレート装飾仕上げ
Nib幅   M(中字)のみ
ボディ   アクリライト切削成型仕上げ 蒔絵加工
クリップ   ペリリウム合金ベース23金ゴールドプレート仕上げ
トリム   23金ゴールドプレート仕上げ
インクフィラー   カートリッジ・コンバーター両用式 (コンバーター付)
サイズ(長さ)   174mm(キャップをグリップエンドに装着時) 
   (太さ)    14mm(バーレル部分)
   (重量)   31g
付属品   木製ギフトボックス、ボトルインク、保証書
     
限定数   150本
販売開始   2001年11月
標準価格   195,000円     
  「セクション(首軸)
       部分の蒔絵」
  「バーレル(胴軸)
    部分の蒔絵」
  「作者のサイン」