Parker Duofold Special Edition

 
 

" 対 龍 "

 

《Tairyu (pair dragon)》

 

 
 

パーカー蒔絵万年筆

2005年11月限定88本販売

「対 龍」

 

 
     
  「小型のGift Box」   「蒔絵が映える内装」   「頒布物内容」  


 Parker Penから誕生したMaki-e万年筆の新しいスタイルの「Duofold・沖縄堆錦リミテッド エディション」の「対龍」 が登場した。万年筆の大きさは、
Centennial Sizeである。
 今回の万年筆は、Parker Penを代表する傑作「Duofold」と、
沖縄のMaki-e とのセッションから誕生した。300年以上前から琉球文化の中で受け継がれてきた沖縄堆錦 による「Duofold“沖縄堆錦”リミテッド エディション」である。このデザインは古来より沖縄で守護獣として崇められている「対龍」である。デザインも力強く 表現され、万年筆は重厚感のある仕上がりとなっている。琉球漆器の素晴らしい仕上げにより一層個性的な筆記用具となっている。
 「対龍」に施された蒔絵の主な技法は、堆錦(ついきん)と呼ばれる沖縄独特のものである。漆と顔料を固く混ぜモチ状にする。そして、それをローラー等で伸ばし、それぞれの模様を小刀で切り抜 く。切り抜いたものを器物に貼り付け彫刻して着色する技法である。長年使用しても退色がないのが特徴である。また、磨くほどに、使い込むほどに艶が増してくる。堆錦の技法は、
1715年に中国で学んだ比嘉乗昌 の発明である。彼は堆朱の技法からヒントを得て、琉球独特の堆錦加飾法を考案したのがはじまりと言われている。
 そのほかに、螺鈿(らでん)などの技法がある。これは、夜光貝や玉虫貝、蝶貝などの殻を加工して、漆の表面に貼り付けて文様をあらわす手法である。
 

  「見事な蒔絵」   「美術工芸の粋」   立体的な浮彫表現  


 参考までに、琉球漆器の歴史を紹介する。
琉球の漆器は、
14世紀の頃から作られていたと言われている。15世紀頃は、中国の明から琉球の生漆を買うために使者がきたこともあった。琉球では、この頃すでに相当高い水準の漆器が作られていたものと推測されている。琉球の漆器は、もともと中国や日本の技術を習得しつつ、琉球文化の中で、更に独自の技法を生み出し ている。島国であったために、他の産地に見られない独特な漆器として普及したのである。これらは高い芸術性であると評価され、貢納品として、また交易品として貴重な品物の一つにあげられていた。なかでも立体的な浮彫表現の「堆錦技法」は、中国の堆朱の技法からヒントを得 たものである。そして、沖縄独特の加飾法とし進化したのである。他には類を見ない独創性に富んだ深い味わいのある出来映えとなっている。
 今回制作を担当したのは、Maki-e作家の後間 義雄氏で、那覇伝統工芸まつり 市長賞受賞、沖展 沖展賞受賞、首里城「御差床」沈金に携わるなど、
沖縄の伝統工芸を継承する漆芸作家である。
 



 
  「バーレルの龍」   「キャップの龍」   「Gift Boxと保証書」  

 蒔絵「対流」商品仕様は以下のとおりである。

 
         
  Nibの材質   18金ソリッドゴールドルテニウムプレート装飾仕上 げ  
  Nib幅   M(中字)のみ  
  材質 ボディ   アクリライト切削成型仕上げ 蒔絵加工  
     クリップ   ペリリウム合金ベース23金ゴールドプレート仕上げ  
     トリム   23金ゴールドプレート仕上げ  
  インクフィラー   カートリッジ・コンバーター両用式 (コンバーター付)  
  サイズ(長さ)   174mm(キャップをグリップエンドに装着時)   
     (太さ)   13.2mm (バーレルの軸径)  
     (重量)   31g  
  付属品   木製ギフトボックス、保証書  
         
  販売限定数   88本  
  販売開始   2005年11月  
  標準価格   204,750(本体価格198,000)