Jade Green Fountain pen & Rollerball

 
     
 

 

Duofold  Jade  Green

  2004年ヨーロッパで発売

  
(日本国内未発売品)

 
     
       
  「ギフトボックス」   「万年筆とローラーボール」   「Jade=深緑」  

 1929年10月29日に、ニューヨーク株式市場の株価暴落に端を発して、30年代の大恐慌時代に突入した。折しも、この1カ月後の1929年11月、Parker社は新たな設計で「Duofold」万年筆の販売を発表した。そして、このモデルの生産は1932
年夏まで続いたのである。それが、新しい色であるジェイド(翡翠)・グリーンという色なのである。
 それから75年後の2004年に、新たに「Parker Duofold  Jade  Green」が作られ、ヨーロッパで発売されたのである。ヨーロッパでは非常に人気が高かったが、何故か日本国内では未発売のままであった。
 
  上「2004のJade Green」
下「1929のJade Green」
  「Jade Greenのセット」   「Jade GreenのNib」  
 
 1929年の「Jade Green」と今回のを比較して見ると、外見のデザインは良く似ている。しかし、ペン芯、インクフィラーなどの機構に大きな違いがあるだけでなく、胴軸の材質の違いがある。また、切削と研磨技術の進歩により、製品の 仕上がりが一段と向上した。この硬質アクリルライトは発色も良く、この導入により、高品質で、高耐久性が図られた。
 
 
  「コンバータを着装」   「深緑に引き立つクリップ」   「ペントップのDuoロゴ」  
             

 今回紹介するのは、小生の手元にある「ジェイド・グリーン」の
Centennial sizeの万年筆とローラーボールペン(水性ボール)である。
 日本で発売されてないために、販売価格などは、海外のオークション相場から推察するしか方法がない。それによると概ね、パーカーの「モザイク・ブラック」辺りの相場であると思われる。万年筆で7万円、ローラーボールで5万円くらいと思われる。
 


万年筆の仕様は、以下の通りである。

  材質  ボディ/キャップ アクリライト切削成型仕上げ  
      クリップ/リング ゴールドプレート仕上げ  
          トリム ゴールドプレート仕上げ  
  ペン先 18金ソリッドゴールド、プラチナプレート仕上げ  
          文字幅 「F」  
  サイズ
 (センティニアル)
長さ:170mm 軸径:13mm    重さ:29g
(キャップをボディエンドに取り付けた状態)
 
  インクフィラー カートリッジ&コンバーター両用式  
  付属品 ギフトボックス、コンバータ、カートリッジ、説明書(保証書)  

 

 

 
   ローラーボールの仕様は、以下の通りである  
 
  材質  ボディ/キャップ アクリライト切削成型仕上げ  
      クリップ/リング ゴールドプレート仕上げ  
          トリム ゴールドプレート仕上げ  
  サイズ 長さ:163mm 軸径:12mm    重さ:24g
(キャップをボディエンドに取り付けた状態)
 
  付属品 ギフトボックス、カートリッジインク、説明書(保証書)