Parker
105

Royal Wedding

       Limited Edition



(1981.7に世界限定1,000 本販売)


 

       
「上 105用 Box」
「下 Royal用Box」
「105のSet」 「RoyalのBox」
 

 1981、英国王室は、チャールズ皇子とダイアナ姫の結婚式が挙行された。Parker社は、この結婚式を祝うために、特別な万年筆を作りました。この万年筆は、世界限定販売で1,000本が用意された。ボールペンも用意されたと言う人 もいる。しかし、私は一度も目にしたことがない。
 発売から40年たって、やっとこの万年筆を手にすることができた。

 
「Boxの銘板」 「工夫されたカートリッジ入れ」 「Limited 証明書」
 


 そもそも、この「
Parker 105 Royal Wedding Limited Edition」は、19799 に「Parker 105」として発売されていた。この万年筆の開発思想は「より高い価値のペン」ということで市場に出したものであった。このことは、「Parker 105」の斬新なスタイルから、誰でもが想像することができる。これまでにない、新しいスタイルの矢形のクリップをつけてい る。それは、写真にあるように、他のParker Penのクリップとはことなっている。バレルの樹皮模様にマッチしたデザインである。
 

 
「証明書と本体」 「14KのNib」 「斬新なクリップデザイン」
 


 「Parker
105」は、23の魅力的な金属で仕上 げられている。初期に製造されたものは 、真鍮の本体にGold樹皮パターンをかぶせた仕上げであった。バレルには持ち主の名前が彫り込める様に樹皮パターンに余白部分が設けられている。これは、「
Parker 105 Royal Wedding Limited Edition」も同じである。19805月に、「スターリングシルバーの樹皮パターン」、「ステンレスのFlighter」モデルが発売された。それぞれに、ボールペンも提供されたようである。ボールペンも万年筆と同じようにキャップ方式である。
 

 
「キャップ止め」 「右 Royalの天冠」
「左 105 の天冠」
「Royalのシンボルマーク」

 「Parker
105」の売れ行きは決してよいものではなかった。(おそらく外観上は角張っ た不器用なデザインであること。やや、重すぎたのではないだろうかと思われる。)そして、すでに1982年に、 製造は終了し、はるかにより良い
Premier series (1983 - 1991) と取り替えられた。
 この様に「Parker
105」は数奇な運命の万年筆であった。このため販売数も少なく、筆記用具のコレクターが注目する逸品となっている。更に「
Parker 105 Royal Wedding Limited Edition」は、人気の高かったダイアネ姫に絡んで コレクターに大切にされている。そのため、市中に出回ることはほとんどないのが現状である。
 
「バレルエンド」 「結婚の日付」 「優雅な万年筆」