Vacumatic Shadow Wave

 
 

 

 
       
 

 

Classic Pens

 CP5 Vintage and the CP5 Modern

Limited  Edition

1998  世界限定 1,888本 販売

 

 
「Gift Box」 「内容の明細」 「ModernのBox」


 今回紹介する万年筆は、Parker社本来の製造計画に基づくものではなく、万年筆収集家の
アンドレアス・ランブロー氏の依頼によりParker社が制作したものです。そして、1999年にクラシックペンズより販売されました。万年筆は「CP5 ヴィンテージ」と「モダン」です。万年筆の原型は、筆記具の先駆的なParker社の業績を鑑みて、DuofoldのCentennial sizeで制作されました。本体の材質はスターリング シルバーです。2つのモデルは本体の切削デザインの違いと、天冠のデザイン、Nibのデザインも異なっています。
 

「センティニアルサイズ 」 「Mpdernの18金のNib] 「VintageのBox」

 


 2本の万年筆のデザインは、「DUOFOLD」の歴史を踏襲するように設計され手います。「Vintage」は、1920年代に販売された「Big Red」の初期の直線的な形状であり、「Modern」は、やや角の取れた丸みを帯びたデザインとなっています。
 2005年にParker社から販売されたスターリングシルバー製の「Parker Isupalto」(本体重量52g)と比較すると、本体の重量は「72g」 と20グラムも重い仕上がりとなっています。 実用の筆記具として設計されたものとは,到底考えられません。筆記具のステータスとして、陳列棚に飾っておくようなものと思われます。
 

「センティニアルサイズ」 「VintageのNib」 「左 Vintage の天冠」
「右 Modern の天冠」

 これら2本の万年筆の本体パターンは、フランスの「
Murelli R.S.A.R.L.会社」による切削作業で完成しています。「Vintage」のパターンは円形を描く線堀で 、「Modern」 は直線を描く線堀で制作されています。Nibは18K の児幅「M」が取り付けられています。Nibのデザインは、「Modern」 は矢印に「DUOFOLD」の文字の入ったものです。「Vintege」のデザインは、Duofold復刻初期の矢印だけのものとなっています。
 キャップの天冠は、
「Modern」 は、1920年代のDuofoldの本体に彫られていたリボンに「DUOFOLD」の文字をあしらったもので、「Vintege」の天冠のデザインは、「DUOFOLD」が復刻された当初は平らで何も付いてい真線でした。その後(1990年の100年祭の頃)天冠が初めて取り付けられた円形のデザインに「PARKER  DUOFOLD」の文字の入ったものです。
 
 
       
「本体の切削機器」 「Modernのデザイン」 「Vintageのデザイン」
       
「Vintageの証明書」 「VintageのシリアルNo」 「Modernの証明書」

 
限定1888本発売価格はUS$1200(SETでUS$2400)でしたが、既に完売しています。Parker社自体の企画製造の製品ではなかったので、私は購入をしない予定でいました。そんな中、友人より入手を勧められたので仕方なく入手に踏み切りました。
 CP5(Classic Pens 5)と言うことで、Parker社の万年筆が5番目に製造販売されたわけです。ちなみに、CP1は、Targa(Sheffer) CP2は、Pushkin(Sheffer) CP3は、IliadとOdyssey(Aurora88)  CP4は、WashingtonとRichmond(Sheffer) CP5は、VintageとModern(Parker) CP6は、MargueriteとCharlotte(Pelikan) Cp7は、PacificとAtlantic(Sailor) CP8は、FlammeとVannerie(Montegrappa)です。
 

       
「ModernのシリアルNo」 「CP1〜CP3」 「CP4〜CP5」

 Classic Pens社は、CPシリーズ以外にも多くの万年筆のコレクションの制作をしており、興味のある型は以下のURLでお調べください。(http://www.classicpensinc.com/)