コンピュータ実習室の整備について
- コンピュータ配置
- 本校の従来のコンピュータ配置
5つの机が1つのグループとして、島型に配置されていた。
メリット
@生徒がグループ化され、グループ活動が行いやすい。
A生徒の背後から、指導がしやすい。
デメリット
@教師卓の位置から、8人の手元が完全に死角になる。
A縦方向の通路が3列で、机間巡視の効率がやや悪い。

- さまざまな配置例
(1)LL型
メリット
@一斉に説明する場合、生徒の表情の把握が可能。
デメリット
@生徒が勝手な作業を始めても、管理しづらい。
A机間巡視の空間がとりづらく、機器に悪戯されやすい。
B生徒の学習状況を把握しながら授業が行えない。

(2)島型
メリット
@机間巡視する空間が確保できる。
A生徒がグループ化され、共同学習がしやすい。
B教師卓の位置から、半数の生徒のモニターの様子がおおよそわかる。
デメリット
@一斉に説明した場合、後ろ向きにならないと教師の方を向けない生徒が多数存在する。
A縦に4列の通路を、机間巡視する必要があり、効率があまりよくない。

(3)外向き型
メリット
@島型よりもさらに、空間が中央に確保できる。
A中央で教師が説明することにより、生徒の視線がコンピュータの画面から離れる。
B全生徒のモニターが教師卓から確認できる。
C部屋の中央から、生徒の位置までの移動がしやすい。机間巡視の効率が最もよい。
デメリット
@生徒の表情の確認ができない。
A一斉授業で、教師の方を向かせて解説を聞かせる場合、生徒は180度振り向かねばならないので、煩雑である。
B教室背面のホワイトボードの使用がしにくい。

(4)外向き型(改良版)
説明用のプロジェクタとスクリーンを設置し、教師のコンピュータ画面を投影して、生徒の反応を見ながらの授業を可能にした。

(5)川型
生徒机を縦に4列配置し、各列に10台のコンピュータを設置する。1、4列が外側を向き、2、3列が向かい合う。
メリット
@縦に2列の通路を、机間巡視すればよく、効率がよい。
A生徒の背後から、指導がしやすい。
B教師卓からでも、少し横に移動するだけで、生徒の画面の様子がおおよそわかる。
デメリット
@机間巡視する際に、移動ルートが教室の前後しかなく、大回りをしなければならない。

- 本校の配置について
様々な、メリット、デメリットを比較検討し、1(5)の川型の配置を採用することとした。ただし、川型の中央の2列の、中ほどに通路を設け、教室の中央を横切ることができるようにし(下の写真の赤い矢印が通路)、迅速に生徒への対応ができるようにした。


(教室の前方より後方を写す。背後は、ホワイトボード)
- 盗難対策

廊下側の窓は、天窓のみです。
天窓には、木製のバーが取り付けてあります。

準備室からは、内側から鍵がかかるようにしてあります。
実習室での授業や作業中でも安心です。

コンピュータは、ワイヤロックで机に固定してあります。

マウス、電源、LANのコードは、南京錠で束ねてあり、
コンピュータからはずせないようにしてあります。

ボール式のマウスは、ボールが見えるように、裏返しにして、退席します。
光学式のマウスに、順次、更新しています。

生徒は、教室の後方のここでスリッパに履き替えます。
出入り口は、一箇所です。
- 参考Webページ
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