フリーソフトによる実習室のコンピュータ環境の構築
10.生徒機をWindows XPに更新
(4)固定ユーザープロファイルの作成
実習の都合などを考慮し、デスクトップ環境がいつでも同じになるように、固定プロファイルを利用する。
A.デスクトップ環境の整理
生徒用機に生徒用のユーザー名(適当なもの)でログインし、デスクトップ環境をカスタマイズする。
- コントロールパネルから、設定を行う。
- 【サウンドとオーディオデバイス】を選択し、”サウンド”のタブの”サウンド設定”を”サウンドなし”に設定
- 【フォルダオプション】を選択し、
- ”全般”のタブの”作業”を”従来のWindowsフォルダを使う”に設定
- ”表示”のタブの”詳細設定”の”登録されている拡張子は表示しない”のチェックをはずす
- デスクトップ、スタートメニュのプログラム、お気に入りの整理を行う。
- ”タスクバーと[スタート]メニュー”のプロパティの変更などのカスタマイズをおこなう。
B.固定ユーザープロファイルの保存
方法については、Windows XP で固定ユーザー プロファイルを割り当てる方法を参考にした。
- Linuxにrootでログインし、netlogonフォルダをすべてのユーザーから書き込み可能な状態にアクセス権を変更する。(プロファイルを書き出した後に、アクセス権を元に戻すこと)
- 生徒用機にAdministratorでログインする。
- [スタート]、[コントロールパネル]、[システム]と開く
- ”詳細設定”タブの”ユーザープロファイル”の”設定”ボタンをクリック
- コピーする生徒用のユーザー名をクリックし、”コピー先"ボタンをクリック
- ”プロファイルのコピー先”のテキストボックス内に、サーバーのnetlogonフォルダのパスを入力(\\サーバー名\netlogon\profile)
- ”使用を許可するユーザー/グループ”には、”検索”ボタンを押し、リストの中から、Everyoneを選択
- ”OK”ボタンを押し、サーバーにプロファイルをコピーする。
- Linuxにrootでログインし、netlogonフォルダの中にできたprofileフォルダを開き、netuser.datという名前のファイルの拡張子を、netuser.manに変更する(固定プロファイになる)。