2002.夏コン名古屋 8/20・2部

〜 感想・覚書き 〜



台風が、酷暑を持ち去ってくれたかのような、秋のように涼しい一日。 少し雲が多いが、晴天。

同行してくれたのは、音楽好きな妹。
Vファンではないが、コンサート慣れしている彼女が傍らにいてくれることが、頼もしい。
初めて訪れたレインボーホール。
たくさんの人が会場前に並んでいる。 主婦らしき人、3割ぐらいか。
男女の割合は果てしなく、0:100に近い。

ペンライトと、うちわと、ポスターと、パンフレットは買うぞ、と心に決めていた私は、ついでにビニールバッグまで購入することになった。

アリーナ34列17・18番という席運が、良いのか悪いのか、当日確認するまでは、喜ぶのをおあずけにしていたが、それは正解だった。
 ステージに向かって左寄り、かなり後方。 なるほどオペラグラスは必需品だ。

 開演30分前、長野くんがウルトラセブンと対峙する、例のエイベックスのCMが。
その思わぬ大音響に、まもなく始まるであろう黄色い歓声交じりの大音響やさぞかし、と覚悟を固める。

よく開演が遅れると聞いていたので、それも覚悟していたが、ほぼ時間どおり、客電が落ちる。
と同時にガタガタと席を立つ周囲につられて、期待にはちきれんばかりになって、起立する。
 一瞬の静寂の後、聞き覚えのある前奏。
 そしてスポットライトに浮かんだのは、開脚ジャンプする岡田くんらしき姿。
耳をつんざく、黄色い歓声。 懸命につまさき立ちして、人々の頭の隙間から、正面ステージを垣間見る。

「BLOW UP THE DARK」 曲も良いが、ステージも美しい。
が、なんだか6人いるけど、本当にV6かと、半信半疑。
すると 2曲目。
2人が、縦の花道を中央ステージを抜け、さらにこちらに進んでくる。
イノッチと長野くんだ。 すぐ数メートルのところまで来て、本物のV6だ、と確信した。
イノッチがじゃんけんに勝って、リフターで真上を通過していく。 目が合ったから、思いっきりペンライトを振った。
少し遅れて、岡田くんが来た。 まぶしい、まぶし過ぎる。ブラウン管などのフィルターを通さず、直接見てしまった岡田くんの全身は、他の人にない不思議なオーラに包まれていた。
3曲目。意外にも「Change The World」
これは知ってる。これは歌える。大好きな曲だもの!
4曲目も「Believe Your Smile」  うわ〜い、いいぞ、いいぞ。
これこそ、私の知ってるV6だ。 耳に馴染んだ、明るいアイドルソング。
健ちゃんが、左のお立ち台に立った。
なで肩で、少しはにかんだ感じで、とっても可愛い。
各地に現れるVくんたちの姿に、客席が大いに沸く。
4曲目が終わった時点で、いつのまにかカミセンの姿が消え、正面ステージにトニセン3人だけがいる。

あいさつだ。 坂本くんのは少し呼び掛けがあったが、なんとなく終わった。
長野くんのは、はっきりしてわかりやすい。
「皆さん、こんにちは。長野 博です」 ひろしィ。 「名古屋最後だぞ」 最後だー。 「思いっきり楽しむぞ」 オー。 「思いっきりはっちゃけるぞ」 オー。 全部、呼び掛けに応えられたものね。
イノッチのあいさつは、呼び掛けはなし。

トニセンのあいさつが終った瞬間、バックステージにカミセンが現れる。
岡田くんの「イエイ」を楽しみにしていたけれど、少しだけだった。

そのままカミセンの 「HAVE A SUPER GOOD TIME」
若さが眩しい!
3人が前方へ歩いていく途中、センターステージで、マジックのように剛くんとイノッチが入れ替わる。
「こんなんど〜でしょ?」が、始まった。
なかなか格好いい。
おぉ〜、正面ステージの仕掛けに興奮。 あんな急なスロープに3人が、縦一列に。
そこへ年長ペアの、・・・曲名知らず。

そして、「MAGMA」
アルバム「seVen」で、一押しのこの曲。
やっぱり、カッコイイ。 間奏で、花道に6人一列に並んで、ペアのアクロバット。
おっと、目の前で、イノ剛ペアがアクロ失敗!
あちらで、岡田・坂本(長野?)ペアが高々と見事なバク宙。
曲の間中、剛くんが、照れる照れる。 仕方ないよね、100%成功ってわけに、いかないもの。

数曲後、「Feel your breeze」
見慣れた曲だが、なんとなく済んでしまった。 いいのか、あれで?
なぜ、コンサート名が「seVen」ではなく、「Feel your breeze」なのか、不明なままだぞ?

「はい、皆さんMCです。席についてください」
 MCは、やっぱりさっきの、イノ剛失敗の話題から。

イノ 「180センチぐらいしか、上がらなかったねえ」
長野 「普通にジャンプした方が、高く跳べたじゃん」
剛  「うひゃひゃひょひょ(笑)」

 昨夜放送の「ランチの女王」で、剛くんの悪役ぶりが話題に。
イノ 「おれ、思わず警察に電話しようかと、思ったぜ。『今、隣の部屋にいるんですけど』」
坂本 「お前、メンバーを売るのか?」

 会話が盛り上がっている最中に、「ごうく〜ん」の声援が。
健  「うるさいよ」
坂本 「お前、うるさいって・・・」
健  「だって、話してる最中だからさ」
坂本 「こう言うんだ。『やかましい!』」
イノ 「もっとひどいじゃないか。こう言うんだ。『間が悪いんだよっ!』

 昔のVTRがふんだんに流れ、ちょんまげ姿の坂本くんが話題に。
「三太郎グッズ売り出せば?」とか、「三太郎の芸名で演歌デビューすれば?」とか言われて、
坂本 「お前ら、マジ、ぶっとばすぞ」
 退場時に「三太郎〜!」と声を揃えた客席に向かって、
坂本 「ぶっとばす!」
イノ 「こんだけの大人数、ぶっとばすの大変だ」

MCに続いて、イノ&准のGOGO僕達。
これは大変だろうな。 他のメンバーが休憩してる時間に。
イノは声がかすれて、疲労が見てとれる。
それをカバーしようとする、懸命な岡田くんの姿が、TVで観るとおりで、いじらしい。
イノのギター、岡田くんのキーボード、麗しい姿にうっとり。

坂・長・森による、「B・G・B」 で、後半が開幕、再び起立。
これも、かっこいい。 せり上がっていく3人の舞台装置が、それぞれ趣向が違う。

「GOOD ENOUGH」
坂本くんのダンスが、一際光る、光る。 もう、ビシッバシッと、鋭く、優雅に。
うっとり見とれている間に、中央ステージがせり上がっていく〜。
ライブDVDで観たのと、同じだ〜。  キャ〜、素敵〜。
       ♪そんな風に僕らは そっと近付いて〜♪
の箇所で、パッ と6人が寄り添うように輪を縮めるダンスが、印象的。

間髪ほとんどなく、聴き慣れたイントロ。 「出せない手紙」 だ。
うーん、名曲。  V6の違った面を押し出した、異色の代表曲だよね。
静 の彼らに、私は惹きつけられて、ファンになったのだから。
途中から2人姿を消して、ラストは正面ステージに4人の立ち姿。
オペラグラス、オペラグラス。 岡・坂・長・井、か。

おーう、いきなり左のお立ち台から、剛くんが跳び出した!
次は、剛健ペアか。 曲名知らず。
これも、2人のコンビネーションダンスが、ピタッと決まって、見応えあり。
スクリーンにアップになった、健ちゃんの 「やった!(成功した)」 という表情が、とってもキュート。

この後、数曲メドレー。
で、「SHINY DAY」
うーん、来た来た来た。 ジーンと来た。
6人の表情が、とっても豊か、良い表情。  良い曲だものね。
いよいよエンディングか。

と、思ったら、まだまだ続く。
なんてすごい人たち。
うっわー! とどめに、縦の花道全部使った、壮観なアクロバット。
ここまでやるか。 ここまで出すか。 ここまで誠意を尽くすか。
なんてすごいんだ。
 そして、まちがいなく、トップクラスのステージアートだと思う。

この後、歌いながらせり上がっていく6人を見て、
     あぁ、この人たちは、やっぱり天使なんだなぁ。
     こうやって、天に帰っていくんだなぁ。
・・・と、胸がキューンとなった。

中央ステージにて、「愛のメロディ」
客席、一斉に揃った手振り。
すごい。 私にゃ真似できない。 隣で初めてのはずの、妹までやってる。
なんで、私はできないんだ?
その代わりと言っちゃあ何だが、歌詞は完璧だぞ。
と、躍りながら、大声で歌う。(・・・どんな図だったろう・・・?)
私の真ん前で歌う、長野くんが優しい笑顔をくれたのが、うれしかったなぁ。

バックステージにて、「本気がいっぱい」
これも、歌うぞ。 ノリノリで歌うぞ。

いよいよ エンディング 「one」
この日のために、毎日通勤の車内で、練習を積んだ成果は如何。
後ろの2階席・Bブロックからだろうか、大変澄んで、美しい合唱が聞こえる。
負けるな、アリーナ左後方。
Vくんたちがマイクを客席に向けてくれるので、女声の大合唱が美しく場内に響く。

手を振りながら、
「さようなら」 と退場していくVくんたち。
健ちゃんの表情が、目が潤んで、感激に満ちていて、胸を打つ。

アンコール、叫ばなくっちゃ。
「アンコール! アンコール!」
ところが、アリーナの静かなこと。  ここでも2階席・Bブロックに負けてる。
このままではアンコールなしになっちゃう・・・と心配しかけた時、
「翼になれ」のイントロが。
サインボールを持ったVくんたちが登場。
およおよおよ、と思っている間に長野くんの投げたボールが、ふんわり私のすぐ前に飛んで来た。
目の前に繰り広げられる、熾烈な争奪戦。  こぇ〜。
次に健ちゃんのが、すぐ斜め後ろに。 十数人によるピラニアのごとき争奪戦。
あ、岡田くんが来た。
「岡田くん、岡田くん、岡田く〜ん」 と自分でもびっくりするような声が・・・。(以下、自粛)

「A・SA・YA・KE」
「WAになっておどろう」 
で、まぁくんが、三太郎みたいにこぶしを回して、
岡田くんが 「しょうがねえなあ」 という表情をしたのがスクリーンに映ったらしい。

ラスト、6人手をつないで、深々とおじぎ。

もう一回、「アンコール!」
今度は色紙を持って、登場。
「TAKE ME HIGEER」 だ。
剛くんの色紙が、はるか2階席へ、勢いよく飛んでいく。

初めてまぁくんが、リフターに乗った。
見下ろして行くと、私の真上になるから、自然に目が合うんだ。
岡田くんも、初めて左お立ち台に立って、丁寧なおじぎ。
健ちゃんの心の込もった投げキッスにて、全てが終了。

ありがとう、V6。
あまりにも、サービスが良過ぎて、感覚が麻痺しちゃったよ。
でも、なんだか、やみくもに楽しかった。
あなた方がくれた誠心誠意のエネルギーで、心が、ホッカホカに温まった感じ。

幸せを抱きしめて、また、日常に戻っていこう。

See You Again!

(2002.8.27up)


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