2004年 Vコン(6V・7V)感想のみ
夏夢
於:代々木体育館

Vプログラム  8/21(土)14:00〜 ・ 18:30〜
VVプログラム 8/22(日)13:00〜 ・ 17:30〜


日記でも書きましたが、Vは2部とも2階北Kブロック、VVは2部ともアリーナ後方南側1ブロックでした。
地獄(V)でひたすら耐えた翌日、天国(VV)で幸せに浮かれてきた気分。
以下、それに関する主観だらけの覚書き、兼感想です。

   Vプログラム  

始まりは「サンダーバード」。
舞台が見えないので、声だけの寂しさ。
歌の後半、舞台前方に出て踊ってくれて、それは6人の後姿が見えた。
ゴロンゴロンゴロンと1回多く回ったのは、岡田くんかな。
「ちぎれた翼」を、また声だけ聞かされた日には。(泣)
カミコン・トニコンが終わって、6人出てきてくれた時は、ホッとした。
いかんせん3人ずつの時間が長過ぎて、ひたすら募るじれったさ。
V6としての曲目は、結構好きなのが並んでいる。
特に、「出せない手紙」は出色の出来栄え。伸び・透明感・表現力共に坂本くんの歌声が絶品で、今まで聴いた中で、最高の「出せない手紙」だった。

でも、総じてこの不完全燃焼感は、・・・もの足りなさ過ぎなの!
お手振りしながら、あちこち歌い歩き回るのばっかり多くて。
もっと観せて、聴かせて、息を呑むほど魅了する力強さが、V6の本領のはず。

Kブロックは舞台の真横。奥の装置は何一つ見えない。
頼みのスクリーンは角度が悪く、目が悪くなりそうなゆがんだ画面を我慢して見るか、遠方のスクリーンを小さく拝むことしかできない。
生で見えるのは、Vくんたちの後姿ばかり。
2階花道には、6人とも2回ずつ来てくれた。
でも、Kブロックは素通りして、必ず隣のブロックで止まる。
こんな席でも、同じ境遇であろう向かい側の南Kブロックのペンライトが、けなげに揺れているのが見えると、自分も励まされて、一生懸命ペンライトを振った。
夜の部。私たちの席の丁度前列3人組が、コンサートの楽しみ方のお手本を見せてくれた。
飾り気のない、20代後半ぐらいの女性たちだが、揃いのTシャツに、シンプルな電飾を両手に、自分たちで考案したのだろう完璧な振り付けで、マナーを守って楽しそうに、元気良く歌って踊っていた。
私の心理としては、つられるのはシャクだが、振りは参考にさせていただきました(^^)
それくらい、感じ良い振りだったから。
遠くのVくんたちも、ときどきこちらを見てくれてたような気がする。おかげで、夜の部は少し楽しかった。

   Vプログラム

6基のサンダーバード?豪華なセット。
だが始まりの歌は、フィーリンアローン。
VVプログラムは、全般的に選曲があまり・・・ごにょ。 いや、メジャーなのが少ないかな、と。
しかし、なにぶん天国だったので、全てがもう楽しくてたまらない、と。
特に、メイドインジャパンからキャンドゥからフィールユアブリーズまでの3曲は、楽しかった。
あと、「キミヘノコトバ」以降のフィナーレも。
魅せるショー的要素も強く、それが目の前のセンターステージやバックステージで繰り広げられるという、まさしくもう夢の世界。
「光り射す場所へ」やインザウィンドが、印象的だった。
あと、客席に潜む目の前の黒い箱から、坂本くんが登場し、通路側の席だったので、すぐ横をドライアイス噴射しながら、歌っていったのには感激した。
V友さんから「去年のタローザサードみたいな感じ」と聞かされていたが、まさしくそんな感じの年長ペア。
長野くんは、極○みたいで、怖かったなぁ。 
坂本ソロは、馴染みのない曲だった。ターザンかシェルターが良かった。(←言うだけ言ってみる)
・・・「良いとこ持ってっちゃいましたね、リーダー」と声をかけたくなるような、豪華セットの独占ぶり。
だが、そのまま6人の「サンダーバード」へとつながっていった演出が、興奮した。
この「サンダーバード」が、ゴージャスでとっても良かったと思う。
・・・MC、あんなに長い時間要る?
あと、やっぱり特筆すべきは、アンコールラストの「over」ですね。
やはり心に沁みる名曲だ。
6人がサンダーバードに乗って、力強く歌い上げ、スッパリと姿を消す。
その後を噴水と照明の芸術が、見事に締める。
「やっぱ私、V6大好きだぁ〜っ!」
という余韻が、ふつふつと湧いてくる。
あのラストは、私が今まで観たコンサートの中で、最高に好き。
去年は、お別れが寂しかったからなぁ。
それに比べると、今年は湿っぽさが全くなく、「行くぞ!」という前向きな気持ちで別れられる。
あの演出を考えた人、ナイスですよ〜!

もう天国でしたからね。楽しくて幸せで。
ペンライト振れば、Vくんたちから、バンバン反応が返ってきますから。
でも、後から考えると、無意識に何かを支えようと、必死だった自分に気づく。
いつもにまして、必死に応援していた。
自分が楽しんでいるというメッセージを伝えることによって、必死に何かを支えようとしていた。
これは、過去のVコンではなかったことだな。
  Vくんたち自体が、いっぱいいっぱいだったからなぁ。
  やっぱ、1つで充分なんですよ。プログラムは。
  1つをじっくり作り込まなければ、もったいないです、V6の実力が。


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夜の部では、私の席から、車イス席がよく見えた。
Vくんたちは、通る度にさりげなく、優しいお手振りを、彼らに送っていた。
それから私は、帰りの便の関係で、夜の部フィナーレ直前に、途中退場しなければならなかった。
運良く通路側の席だったので、他の観客にはあまり迷惑をかけずに出られたのだが、警備スタッフは黙って暗い足元を懐中電灯で照らし、後ろ髪引かれる思いのこちらの胸中をおもんばかって、「ありがとうございました。お気をつけて」と送り出してくれた。
おかげで、体育館を出て原宿駅までの夜道、私の心の中にも、さわやかな心地よい風が吹き続けていた。

そして、個人的に最後に一言。
長時間かけて上京し、1セット半しか観られない私のために、
つねに良い席を譲ってくれたぽんちゃん、
ありがとーっ!

(2004.8.27UP)

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