子猫たちがいた夏
2005.7.6〜2005.9.3

   生まれても、幸せになれないのでは?
   貰い手は、ちゃんと見付かるだろうか?
   ・・・・・・・・

不安が一杯で、必ずしも明るい気持ちで迎えたわけではなかった、6つの生命。
そのうち1つは、生後4日目でこときれてしまったが、
その分の命を分け与えられたかのように、残る5匹は、元気に可愛らしく成長した。
生後4週間で食べ物に興味を示し、離乳もトイレも、飼い主の手を煩わせることがほとんどなく、トントン拍子に育った5匹。
やがて、貰われるべき時期が来ると、
それぞれ最も自分を望んでくれた貰い手の元に、
巣立っていくことができた。

 あなたたちがいてくれた2ヶ月。
 まるで、家の中に天使がいたようだった。

ありがとう。
 生まれてきてくれた子猫たち。
そして何よりも、
 その子たちの幸せな行く末を、確信させて下さった貰い手の皆さん。
感謝が尽きません。


モモ(♂)

一番強くて、一番利発。
子猫たちのリーダー的存在。
人懐こい上に度胸があり、
面白い子だったので、
貰われた後の喪失感が、
一際大きかったです。
キク(♂)

哺乳時の要領の良さは抜群。
顔の模様がライオンみたいで、
きっと強くなるだろうと、
期待を集めていましたが、
離乳が進むと共に大人しくなり、
気がつくと、一番
ほっそりとした温和な猫になっていました。
サナ(♂)

キクと逆で、哺乳時は小さかったのですが、離乳と共に、メキメキ大きく活発になっていきました。
美形で強いのに、
神経質で怖がり。
足4本とも、ソックスをはいたように先が白いのが特徴。
〜命名の由縁〜

 当時、長男と私がはまっていた、かの人気コミックス「テニスの王子様」のキャラクターから。
 出生時に、毛色の濃い順番に、手塚・真田・菊丸・不二・越前・桃城、と命名。
 1匹死んでショックが大きかったため、その後カタカナ2文字に改名。
フジ(♀)

母猫の上品な毛色を受け継いだ
美形で大人しい猫。
孤独を好み、いつも1匹だけ
別行動をしていることが
多かったです。
一番初めに貰われていきました。
テヅ(♀)

可愛らしくて元気一杯。
全員を手放すに忍びず、この子だけ我が家に残しました。
1匹だけになったのに、
気落ちすることもなく、
ますます元気にイタズラの腕を上げています。


 
小さい時は、皆、瞳がブルーでした。
成長と共に、それぞれ色が変わっていきました。
写真左はサナ、右はフジとモモ。
いずれも生後4週。
巣箱から出てヨタヨタ歩き始めた頃。


写真上は、生後5週のサナとキク。
プレステのコードにジャレついています。


生後6週。
離乳は順調に進んでいましたが、こうして母親に甘える
安らぎのひとときは、ずっとありました。
5匹全員、ちゃんと並んでいますね。
左からテヅ・モモ・フジ・キク・サナ。

 
同じく生後6週、キクとモモ。



↑左から順にテヅ・フジ・サナ・モモ
↓左から順にテヅ・モモ・サナ・フジ・キク

↓上から順にキク・サナ・フジ・テヅ・モモ

上3枚とも、生後7週。
人間で言えば、小学校低学年ぐらいの可愛い盛り。




     
この3枚は、生後8週。階段も昇り降りできるようになる。
人間で言えば、小学校5・6年の元気盛り。
メキメキ大きくなって、貰われる時期を逃してしまうのではないかと、やきもきしていた頃。
写真上、モモとキクに挟まれているのは、テヅ。
階段の上から、目を光らせているのはフジ。
お風呂場で熟睡しているのは、テヅとモモ。

(2005.9.6)


2005.12.7撮影   仲の良い親子(テヅ5ヶ月)
メインクーンの面影が、どこにもないテヅ(泣)
テヅのシッポは、ゴジラみたいに根元が太い。