近況:1999.3.19
卒業式に出席して
ひさしぶりに卒業式に出てみた。というのも、去年までボクは卒業式は職員室で待機し、「ふいのお客に備え、留守を守って?いたのだ。しかし、今年は気が変わって出席した。二年前から、フロアー形式になり、卒業生のお尻に向かって、在校生が「別れの言葉」を言うこともなくなり、とても感じはいい。
しかし、相変わらず「日の丸&君が代」はあるので、嫌な感じだ。
むろん、これらがあったって、ちっとも厳粛でなく、だれも 「ああー、日の丸と君が代は卒業式をもり立てる!」とか「日の丸があるから、卒業生もうれしそうだ」というなら許す。しかし、あってもなくても同じで、旗で子どもの顔がみえないのだから、ちょっとどければ良いのだ。「君が代」の歌の品格の無さは格別だ。
しかし、保護者のフラッシュビームはもっと凄い。卒業の写真を撮るためにばっばっ!とフラッシュがたかれ、ジージージーとフィルムを巻く音に圧倒された。
厳粛な雰囲気なんてゼーンゼーン無い。
そろそろ卒業式も止める時期に来ているのかもしれない。
しかし、男の子がけっこう泣いていたのはジェンダーフリーの点からいうと『良いことだ』けど、泣くような事を君らは学校生活の中でやってきたのか!!!と言いたい。雰囲気だけに酔わされるなと、ボクは心の中で言ったんだ。以前、本当に言って子どもに叱られたから。
1999.3.19