近況:1999.8.11
生きている課題たち
暑さにめげず街を歩いている。あついコンクリートジャングルの中を歩くと生きてる実感がする。今年の夏は(も?)特に家族旅行というものをしない。子どもたちはそれぞれ「受験」や遊びで、連れ合いは若干の改築計画に専念し、ボクはたくさんの課題を抱えて、それぞれが生きている。
愛知・夏の交流集会
7月24日は夏の交流集会。愛知の古い新しい仲間とあって、勤務条件などの話をするが、あいかわらずどこもひどい。名古屋の労働条件がだんだん悪くなってきたようだ。
日教組養護部会研究会
7月28日は浜名湖で闘う養護教諭の皆さんに、学習指導要領の問題を話題提供してくる。夕食を一緒にしたけど、いつもながらおもしろい人達である。深夜帰る。
おもしろ学校ごっこ
7月29日には岐阜県可児市で180人くらいの小学校四年生の子どもたちを相手に、仲間3人と 「おもしろ学校ごっこ」をやってきた。「サソリの標本」を全員で体育館をつかって作り、そのあと、理科・社会・国語と分けて一時間授業をした。ボクは国語担当で怖い話からはじまって言葉遊びをやる。みんな、この暑いなつ迷惑顔もせず、ボクにつき合ってくれた。ありがとう!
全国教育労働者集会
7月30〜31日は広島の呉で「全国教育労働者集会」に参加。ことしは春日井の井上さんと一緒になった。広島教組の人と解放同盟の人の話を30日に聴く。ボクが「年次休暇をどれくらい取っていますか?」と聞いたのがきっかけで、日の君問題に立ち向かうのも大切だが、やはり働き方に問題があるのではないか?と意見を言った。ボクとしては日の君の法制化も問題だが、今まで強かった組合はそれだけ、分会(現場)が弱体化しているような気がしてしかたがない。これからは、全国が愛知的になっていくかもしれない。でも、参加した広教組の人には好感をもった。それは、まじめだからだ。へんな真面目さがなく、ふつうにまじめだからだ。このあたりは、参加しないとわからないかな?
影山健先生のこと
8月4日に中国から一時帰国した影山健先生に会う。自由すぽーつ研の三人で会う。中国も思想統制がある話や、その中で批判的な動きをする人もいることなど、どこも一緒だなと思う。とにかく健康な顔が見られてうれしかった。
奈良香芝市組合学校
8月5日は朝早くから、奈良香芝教組の主催する組合学校で、午前中講演と、午後は「子どもを黙らせる道具づくり」というワークショップをする。奈良は何度も来ているから、だんだんと知っている人が増える。食事をしながら話ができた。原則的な組合が抱えている問題についてはどこもいっしょだなと思う。しかし、小学校の体育館でやったので、暑くて暑くて大変だった。まあ、エコ的だったけど。
名古屋市教委交渉事前打ち合わせ
8月6日は組合の仲間で今度の予備交渉の打ち合わせ。話をしながらつくづく、教育委員会の行政担当能力の低さにため息が出る。もうちょっと、勉強して欲しいというのがホンネである。まあ、ボクらは鬼か蛇のように思われているかもしれないがさてん………。
開発教育全国研究大会
8月7〜8日は、早稲田大学で開発教育の研究大会。久々に国学院の楠原彰さんに会えてよかった。HP掲示板にも少し書いたが、古本街を歩き回ったのが楽しかった。
冒険算数シリーズ
8月10日は冒険算数シリーズという汐文社の子ども向けの新しい本を創るので、その打ち合わせ。四巻もので、初めボクに書かないか?という話だったが、とても四巻もいっぺんには書けないので、おもしろ学校職員室の仲間に協力してもらって創ることにした。なかなか楽しい本になるはず。ボクは『なぞの手紙:タヌタヌを助けろ!』という1巻で、算数:数学の面白さの追求をする。「子どもでも読める」といいつつ読めない本が多いので、そのヘンは気をつけてみたい。
観劇と政策会議
8月11日は教え子からその子の出演するミュージカルのチケットをもらい観に行く。ヒロイン役の彼女はさすがにウマイ。そのあと、クロワッサンの店へ久しぶりに行った。
そして、夜は新市長のあたらしい後援会と政策グループに関する意見交換会。結局20時から24時近くまで16人くらいでやる。ボクは、仲良しクラブになると腐敗すると思っていると提言。議論が闘わせられないとダメになる。だから、新市長がどう思おうと、真摯に意見を言っていきたいと思っている。いずれにせよ、妥協の産物としてしか、行政は機能しないのだからヘンに気を使うつもりはない。
あと夏休みも半分だ。
1999.8.11