釣具店にて思うこと

私は釣行前などの小物や消耗品を入手する場合は釣具の量販店をよく利用します。
しかし竿やリールといった釣具に関してはフライ専門のショップを利用することになってしまいます。
フライ専門店とはいえどこにでもあるわけではなく必然的に限られたお店になってしまいます。
よくよく考えてみると購入するものによって仕入れるお店がある程度決まっているなと気がつきました。
私がフライを始めた頃は小物一つ手に入れるにも苦労したものであり、今は便利な時代になったもんだと思います。
しかし、一般的な量販店での、ことフライに関しては管理釣り場で使用するものでの品揃えが中心となっています。
一時の釣りブームでこの手の量販店がいたるところに出来てきた。
その品揃えを見る限りでは、そろそろ淘汰の時期になってきたかなと思う。
釣具を扱う量販店を経営していくという観点から見れば分からない訳ではないです。
が、品揃えをもう少し何とかならないものかなと勝手なことを思っています。

今ではフライフィッシングに関して一般的に認知されてきてはいます。
一頃前より"なんちゃってフライフィッシャー"が減っていることでも理解できます。
それは、川や管理釣り場への釣行でも感じることです。
現在のトレンドである二極化がフライの世界にも浸透してきたのかな。
それが"多様化"へ向かうのであれば良いですけれど。
しかし、"画一化"へと向かっているとなれば日本のフライフィッシングは進化しないのではないか、ってね。
川へ行っても管理釣り場へ行っても、多くの釣り人が同じスタイルをしているのを見ると、制服を見るようで何か異常です。
道具の進化と同様に釣り人も進化を辿り、日本の釣り文化となったとき始めて本物となるんでしょうね。

世の中、色々なタイプのフライフィッシャーが増えたほうが面白いと思いますが・・・。

作成日:2002/12/25

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