オールのはなし
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スウィープオールとスカルオール●三宅コーチが右手に持っている長いオールがスウィープオールで、左手に持っている短いオールがスカルオールです。スウィープオールの長さは4m以上あります。●スウィープオールを使う艇の代表格はエイト(記号では8+)です。他にフォア、ペア、それぞれに舵付き、舵なしがあります。ナックルフォー(記号ではKF)でもスウィープオールを使います。 ●スウィープオールは漕手1人が1本のオールを使い、漕手はバウサイド(右舷)とストロークサイド(左舷)に別れて船を漕ぎます。 ●スカルオールは漕手1人が両手に1本ずつ計2本のオールを使います。左手にバウサイド用、右手にストロークサイド用のオールを持ちます。 ●写真で三宅コーチが持っているのは2本ともストロークサイド用のオールです。 | ボートクラブの生徒はスカルオールを使います●Aのオールは新入クラブ員が使用する"マコン"タイプのオールです。 B・Cのオールは"チョッパー"タイプのオールです。 Cのオールは東郷ボートクラブが保有する一番新しいタイプのオールで、東郷ボートクラブを代表するエースクルー用に割り当てられています。
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1年生が最初に使うチョッパーオールはアルミ柄右の写真は、1年生が最初に使うチョッパーオールです。グリップがアルミ製なのが特徴です。長さの違いによってカラーテープの目印が付けてあります。ちなみに、2年生以上が使うオールは285p〜295pまで長さが変えられるような構造になっています。 |
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オールのインボードを確認しよう
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●オールの点検ではインボードの長さを確認しましょう。インボードを長くすると水を掻く力は強くなりますが、ストロークを長く引かなければなりません。漕手の体格と力を考慮して調整し、漕手は自分に最適な長さを知っておくべきです。 ●東郷ボートハウスのオールは、通常の長さとしてインボードを88cmに統一しています。艇に装着した時に左右のオールのグリップを重ねて握れる位置です。 ●インボードの長さを決定する樹脂製の部品はピボットといいます。またオールを艇に装着する部分はスリーブといって、樹脂製の部品でオールを保護しています。スリーブの1面には更に保護用の硬い部品が取り付けられています。この部品が、クラッチに直接押し付けられるのです。(クラッチとは艇の側でオールを保持する部品です。リガー先端の可動部分です。) ●ピボットもスリーブも樹脂製で、割れやすいものです。オールをクラッチから抜き差しする時、ピボットを激しく当てたり、スリーブの端を引っ掛けるとすぐに欠けてしまいます。オールは大事に扱ってください。 |
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もっと新しいタイプのオールはこんな形に
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このオールは東郷ボートハウスにある最新型のオールの一つです。 ブレードの形はどんどん無駄な部分を削り、またオールの先端にはオールのブレを防止するうろこ状の水切りが付けられています。 スリーブが長くなり、ピボットの形も改良されています。 グリップが一層細く、且つ握りになじむ形に整えられています。 その他、シャフトの弾力性や重さなどにも、メーカーの研究成果が詰め込まれています。 |