東北
ようこそ東北の旅へ

03年9月


名古屋から太平洋フェリーで北海道に渡って2週間観光した後
東北を観光するため青函フェリーで四時間程かけて青森港に到着した。
季節外れのため船内の二等客室はガラガラで売店は閉まっており
カップラーメンの自動販売機が設置してあるだけだった。
青森県から愛知県の自宅まで一週間ほどかけて観光しながら
帰ってくる日程で組んだが久しぶりの東北の旅であり
見学するところすべてが新しく想像以上に楽しかった。







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十四日目

ねぶたの里 ねぶたの山車

青森港に午後二時ごろ着いたが市街地見学はあまり興味が無いので
ナビを今晩宿泊する予定の奥入瀬渓流ホテルに設定して向かった。
国道103号を走っていたら「ねぶたの里」の看板があったので寄ったが
駐車場に着くと何となく怪しい雰囲気が漂っていた。
入場券売り場がまた古臭くてこれは失敗したかと思ったが
建屋に入ると一度は見たかった山車が所狭しと展示されていたので
しばらく見入ってしまった。


岩木山展望所

津軽富士 岩木山展望所 岩木山展望所

冬には雪壁5メートル以上になる十和田ゴールドラインの
雲谷峠の岩木山展望所に八甲田除雪隊の石碑がある
碑の前に行くとセンサーが反応して自動で歌が流れたので驚いた。
天気がよければ岩木山が綺麗に見えるはずだが
残念ながら今日はうっすらと見えただけだった。


八甲田山

国道103号沿いの牧場 雪中行事訓練の場所 遭難者銅像

明治35年の冬に青森歩兵第5連隊の雪中行軍で
199名の将兵が遭難凍死した恐るべき魔の山の舞台でもある。
思うに、この旅行中に3回も映画の撮影現場を見学したが
高倉健さんは冬山が似合うような気がする
今日の予定では他に見学するところが無い
さぁ!後はホテルに行って温泉に入るぞ〜。


十五日目

国道102号 奥入瀬渓流ホテル ホテル入口

奥入瀬峡谷に向かう予定でホテルを出発したが
どうしたことか道を間違えて十和田市に行ってしまった。
決して寝ぼけていたわけではないが・・・
一時間程ロスしたが無駄も旅なりかな?。


奥入瀬渓谷

奥入瀬川 銚子大滝 雲井の滝

国道102号沿いは所々に車を停めるスペースがあり
川沿いに車を停めて景色を楽しんだ。
遊歩道も整備されているので小さな子供連れでも安心だ
渓流沿いには十和田湖への魚の遡上を阻止してきた
銚子大滝や雲井の滝等の多くの景勝地があり
車道のほかにも遊歩道も整備されていた。


十和田湖

初荷峠 初荷峠

奥入瀬方面から十和田湖に出た所は寂れた感じが漂っていて
ホテルが数軒あったが景色も良くなく時間を取る価値がないと感じた。
車で20分程行った国道103号沿いにある初荷峠は
駐車場が狭く車を停めるには苦労した。
ここは天気が良ければ絶景を楽しめるポイントであるが
今日は薄曇りの為すばらしい景色を見る事が出来なかった。


男鹿半島

なまはげ館 真山伝承館 伝承館料金表

大晦日になると必ず全国ニュースで放送される
秋田のなまはげを見たかったので「なまはげ館」に行った。
なまはげ館と真山伝承館とは別料金だったが
共通入館料の切符を買って全部見学する事にした。


なまはげショー

うめぇ酒だぁ 童はどこじゃ〜 なまはげが来たぞ〜

なまはげの実演ショーは平日だったので一番前で見学できた。
ショーが始まるまでは何も知らなかった子供たちは
平気な顔をしていたがこの後恐怖の体験をした
引き戸をガシャーンと開けて(音も大きいのでドキッとした)
入って来た「なまはげ」を見た瞬間に
思いっきり泣きじゃくっていた。


なまはげ館

展示室 なまはげ変身体験 泣き虫

なまはげの実演ショーが終わった後でも
わんわん泣いていた子供達に
丈夫な子供になるように額に縄を巻いてもらったが
家に帰って来てからも
未だに「なまはげ」が出ている番組を見ようとしない。(笑)


寒風山

日本一低い山 寒風山山頂 寒風山山頂

わんわん泣いた後に全山芝生に覆われている
標高355メートルの寒風山をドライブした
山はあまり高くないが
360度のパノラマで男鹿半島の風景が一望できる。
また、ここはパラグライダーのメッカだそうだ。


田沢湖

辰子像 田沢湖 日本一深い湖

今日は盛岡のホテルで宿泊する予定ので
途中にある田沢湖を見学した。
有名?な辰子像の場所に真っ先に行くと
観光客は我が家しかいなくて淋しかった。
また、日本で一番深い湖(水深423.4メートル)だと初めて知った。
ここで初めて秋田名物「きりたんぽ」を食べたが
鍋ではなく焼いたものだったので
我が地元の五平餅のほうが美味いと思った。


十六日目

小岩井農場 小岩井農場

急ぐ旅ではないので何処を観光しようか迷っていたが
子供たちがアイスクリームとチーズケーキが食べたいというので
小岩井農場に行くことにした。
後ろには岩手山がどんとそびえており景色は良かったが
羊の匂いには参った。
後は東北自動車道で宮城県まで一気に向かった。


青葉城

伊達正宗像 伊達正宗像 青葉城跡CG

杜の都のイメージはとても良かったが
青葉城に着いた瞬間変わってしまった。
城が無いのを知らなかったのは自業自得だが
傍らに建つ資料館でCGによって
往時の青葉城を再現していたので、あっけにとられた。
天守台にある伊達政宗の騎馬像をバックに写真を撮ったが
何か釈然としなかった。


宮城県

こけし館 ずんどうこけし こけし館駐車場

蔵王のお釜を見学するため
宮城県側から蔵王エコーラインに入った
霧が深くて走りにくいので
時間をずらす為に宮城こけし館を見学した。
こけしには興味が無かったが旅の思い出として入館した
が・・・やっぱり?だった。


不動滝

宮城蔵王 不動滝

昼過ぎになっても霧が晴れてこないので
意を決して蔵王に向かうと霧が晴れて視界が良好になった。
九十九折れを過ぎたところに滝見台があり不動滝を見ることができたが
写真を撮った場所は古く錆びていて真下が崖だったので
怖くて二枚撮っただけで見学をやめた。


蔵王

蔵王お釜 蔵王お釜

一度は自分の目で見たかった蔵王お釜に到着した。
緑色の湖面が天気や日差しによって
エメラルドグリーンだったり茶色やコバルト色と変わるので
お釜は別名「五色沼」とも呼ばれている。(知らなかったが・・・)
お釜の湖水は強酸性のため生物は生息できず
水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり
それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層で世界でも例がない湖だそうだ。
写真を撮っていて思い出したが今日9月13日は結婚記念日である。


十七日目

ゲレンデ 天元台高原 あの鐘を鳴らすのは

今日の宿泊場所の猪苗代湖に行くのに国道121号か県道2号か迷ったが
スキー野郎には天元台高原の響きがとても良く聞こえたので県道に決めた。
ドライブするには丁度いいカーブが続いていて気持ちよく運転出来た。
天元台高原に着くとロープウェイ乗り場にはたくさんの車が駐車していたので
人気があるなと思って上に昇ると観光客はほとんどいなかった。
ゲレンデは綺麗に整備されておりさっそく見つけた幸福の鐘を鳴らす
♪♪あの鐘を鳴らすのはわた〜し♪♪と和田さぁんを思い出した。


福島県

飯森山 飯森山案内図 白虎隊記念館

会津が全国に知られているのは
ここが幕末の戊辰戦争の舞台になったからだ
その際に10代の若者達が切腹して果てた
「白虎隊」の悲劇があるからである。
後に誤解だったことが分かるのだが鶴ヶ城から上がる煙をみて
落城と思った若者達が「もはやこれまで」と死に急いだ悲劇は
いかに封建社会の出来事とはいえ
その若さゆえに現代でも涙を誘う。


鶴ヶ城

鶴ヶ城 鶴ヶ城

白虎隊記念館で資料を読んでいるうちに
鶴ヶ城にも行ってみたくなった。
車で数分で行けることを確認して向かった。
一般には鶴ヶ城と呼ばれているが会図若松城とも言うそうだ。
しかし何時見ても城は貫禄があるなぁ〜


会津磐梯山

磐梯山牧場 磐梯山

会津磐梯山は宝の山だ♪♪という歌は知っているが
宝がどこにあるのかは知らない
天気が良く景色が綺麗なので長いこと眺めていたが
やはり宝の場所は見つからなかった。(笑)


今晩の宿

猪苗代湖 猪苗代湖 ホテル

インターネットの「旅の窓」で予約した猪苗代湖の宿は最低だった。
指定された部屋に入ると薄暗くて湿気臭く幽霊が出そうなくらいで
これで一人一万円かと驚いた。
豪華な「中国料理」をうたい文句にしていたが
出てきた晩御飯のおかずが少なく二品しかなかった。
他のテーブルを見ると三品あったので係りの人に確認すると
特別追加料理(それでもしょぼい)との返事を頂き
大変いい記念になった。(怒&怒)
今はどうなっているかわからないが二度と泊まる事は無い宿だ。


十八日目

日光いろは坂 日光いろは坂

起きて食堂に行くと朝ごはんがまた質素でますます頭に来た。
早々に宿を出て国道121号を国家公務員のお世話にならないように
慎重に走行しながら群馬県に向かった。
今回はまだ早かったが紅葉で有名な日光いろは坂でしばらく景色を楽しんだ。
いろは坂の名称は第一と第二の二つの坂にある48のカーブを
いろは48音に例えたのが由来である。


日光猿軍団

売店 劇場入口 日光猿軍団

テレビで何度も見て面白かったので日光猿軍団へ行った。
日光猿軍団は1990年に
愛知県犬山市の日本モンキーセンターから13匹の猿をもらい受けて
翌1991年に埼玉県越谷市で「お猿の学校」の旗揚げ公演を開始
1992年1月に常設劇場の猿劇場を栃木県にオープンした。
ショーは想像どおり面白かったが
観客席の段々が低くて舞台が見難いのが残念だった。


群馬県

スキーゲレンデ 丸沼公園

国道120号を景色を見ながらドライブしていたら
丸沼公園スキー場の看板を見つけたので寄ってみた。
冬と違って閑散としており
記念写真を撮っただけで後にしたが
群馬のスキー場は遠いので冬に来ることは無いだろう。


赤城山

赤城山 赤城山

国定忠治で有名?な赤城山を見学に行った。
時期はずれの為に紅葉するには早く
見る所は少なかったので
この旅最後の宿泊地である伊香保温泉に向かった。


伊香保温泉

岩魚? 温泉街 伊香保温泉

温泉街に到着したが駐車場が無い。
電話すると駐車場を教えてくれたが宿からは遠かった
伊香保温泉といえば草津温泉と並んで
群馬県を代表する名湯だと思う
温泉は酸度が弱いので刺激は少なかった。
食事は川魚等を囲炉裏で焼いて食べたので美味しかったが
家に帰るとすぐに温泉偽装問題が発覚してがっかりした。


最終日

マスコット はいポーズ 鬼押出し公園

長い旅も今日が最終日なので宿をゆっくり出た。
途中にある鬼押出し公園で休憩して時間をつぶした
ここに来たのは三度目のため見学するところが無くて
時間を調整することが出来なかった。
ここは仮面ライダーの撮影を良くするそうだが
残念ながら撮影はしてなかった。


清里

高かったぞ〜 清里駅 清里高原

中央道に乗る前に清里を観光したが
町を散策していると自分に合わない雰囲気が漂っていた。
しかも駅前で食べたソフトクリームはメチャ高かったのだ。
少し早いと思ったがこのまま帰ることにした
全行程19日間で走行距離5,500キロを走破した
北海道と東北の長い旅を終了した。
ただ帰って来てから津軽半島や下北半島も
観光すれば良かったと思ったので
次回のお楽しみとした。


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