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「人類の変化が生んだ血液型」


ルナのひとみです。今日は私の出番はありません。
しんやおじさんの小論文です。
でもこれは私がとても言いたいことで、私の言葉とおじさんの知識が重複しています。
どうかゆっくりお読み下さいね。

<最初の人類の血液型はO型だけでした>

もちろん血液型はABOABの4種類だけではありませんが、
ここではこの血液型を採用します。
人類が獲得していったこれらの血液型が、健康と密接に関係しているからです。

このことを理解するためには、人類が歩んだ血液型の変化の旅を知る必要があります。
さあ、紀元前4万年前の地球に行ってみましょう。

<人類はアフリカから始まった>

最近の研究によれば、人間と呼べる哺乳類はアフリカで生まれたと考えられています。
猿と人間の違いは脳の大きさにあります。
どうして人間が大きな脳を獲得出来たかについては、いろいろな要素が考えたれています。
その理由の中のひとつが、猿の肉食化です。

木の上に住み、果実だけで何不自由なく生活していた猿でしたが、
地球環境の変化により食物がなくなってしまう事件が起きました。
生き残るため、ある猿は木から降りていっぱいいる小動物に目を付けたのです。
当然地上に降りれば強い動物に襲われますから、それに対抗するために火を使い
武器を作る必要に迫られました。
生き抜き、子孫を残すためには、考えなければならないことが
脳を大きくさせていったのです。

この動物を食べなければ生き残れない食べ物の変化は、
動物を消化吸収するための変化を体に起こさせていたのです。
ベジタリアンだった猿が、肉食動物に変化した瞬間です。

O型>

紀元前4万年頃、アフリカで狩猟生活をしていた狩猟民族が、
最初に
O型の血液型を獲得したと考えられています。

よく間違えるのですが、O型は野生動物に近い原始的な人間だ、
などと失礼なことを言う人がいますが、
O型は決して野性的ではありません。
人間の中で一番古いものを捨て、新しいものに挑戦する勇気を持っている血液型です。

肉、魚などの動物性たんぱく質を消化し、体内に吸収しなくては生きていけなかった時
、それまでの消化器官がある変化をしました。
動物性たんぱく質を消化してくれる微生物と共生を始めました。

この微生物こそ、O型の人の「腸内善玉菌」です。
以来、何万年にわたってO型の人とこの善玉菌は、一緒に助け合って生きてきたのです。

A型>

アフリカを出たO型人間が中東やアジアまで移動したとき、
安定した食物獲得、すなわち不安定な狩猟生活から安定した農耕生活を始めます。
紀元前2万5千年頃、人間は植物を育てるという農業を開発しました。
この産業革命は、人間の数を一挙に増大させました。
これらの人々が血液型
A型を獲得したのです。

ベジタリアンである猿が肉食動物になり、
再びベジタリアンとしての人間に変化した瞬間です。
しかしその時、人間は腸内善玉菌と共生しなければならない、
野生性を失った消化器官しか持っていませんでした。
そこで腸内の動物醗酵菌を捨て、新しい植物醗酵菌と共生を始めます。
この善玉菌こそ、納豆菌に代表される植物醗酵菌でした。

B型>

農業という食物生産手段を獲得した人間は増え続け、
あふれ出した弱い人間は農業に適さない土地に追いやられていきます。
紀元前1万5千年頃、ヒマラヤの山岳地帯に出現した遊牧民族です。

そこはわずかな草しか生えない土地ですから、羊やヤギなどしか飼えません。
そんな人間が手に入るものは、家畜の出してくれる「お乳」しかありませんでした。
このお乳というものは人間にとってやっかいなもので、
赤ちゃんの時には消化吸収できるのですが、大人になると腸を素通りしてしまい、
下痢となり栄養になりません。
しかし生命の生きようとする力は偉大です。
このピンチの時に、
A型人間は植物醗酵菌を捨て、乳性醗酵菌と共生を始めました。
血液型
B型の出現の瞬間でした。
B型腸内善玉菌は、牛乳、ヨーグルト、チーズを完全消化吸収してくれます。

AB型>

人間の移動手段が自分の足しかなかった時代は、
狩猟民族、農耕民族、遊牧民族と明確に分けることができました。
しかし船という移動手段を得た人間は、高速で移動を始めます。
血液型を決定する時間が短いので、
共生する腸内善玉菌も1種類に固定される時間がありません。

アメリカのダダモ博士は、
AB型は、A型の白人種とB型の蒙古人種が交わって発生した
新人類と規定しています。
ところが腸内善玉菌の分類で言うと、
動物醗酵菌と植物醗酵菌がごちゃごちゃに混合しているわけではありません。
日本の腸内細菌を研究しているお医者様の調査によれば、
AB型は
納豆タイプとヨーグルトタイプがきっちり50%、50%に分かれていて、
先生もこの結果には驚いたそうです。
人間と腸内共生菌の関係には、まだ解明されていない何かかがありそうです。

<私の個人的考察>

「葉緑素」という細胞生命が他の大きな細胞に食べられてしまいました。
ところが不思議な力が働いて大きな細胞は葉緑素という小細胞を消化しませんでした。
信じられないことが起こったのです。

この二つの細胞は「共生」を始めたのです。
こうして「光合成」をする「植物」が地球上に誕生しました。

「クレブスのサイクル」というエネルギー循環システムを持つ細胞が、
他の大きな細胞に食べられてしまいました。

ところが不思議な力が働いて大きな細胞は
クレブスのサイクルという小細胞を消化しませんでした。
ここでも信じられないことが起こったのです。

この二つの細胞は「共生」を始めたのです。
こうして少ない食べ物エネルギーで生きていける細胞が出来
「巨大な細胞の集まり」の生命が地球上に誕生しました。

私には「神様のはたらき」としか思えない奇跡が、古い古い地球上で起きました。
生命が進化を遂げていく時に、神様が使用した重要なテクニックが「共生」です。

弱肉強食が掟の自然界に見えますが、よく観察すると、
そこには和合融合して共に助け合って生きていく、重要なキーワードが見られます。

人間と腸内細菌は、完全なる共生関係にあります。
宿主である人間が食べたものが、腸内細菌の食べ物でもある。
何ということでしょう。

この腸内細菌は、食べ物を消化してくれるだけではなく、
宿主である人間が必要とする「ビタミン」などを生産し、
宿主が健康で生きていく助けすらしているのです。

私としては、こうした事実にもっと目を向け、
地球上のありとあらゆるものが「共生している」という認識を人類全体が出来たとき、
初めて人間はステップアップ出来るのではないのかと思っています。

地球を救うメシアを待ち望むより、もっと感単に、でも確実に
人間が進化できる方法があるはずだとも思っています。

女性である貴女が、「私は腸内細菌と共生している」という思いを持ち続けることが、
地球を救う第一歩ではないかとさえ感じています。
「女性が思うこと」これは宇宙の意識とつながっているような気がしてなりません。

<逆転の発想>

多くの謎が解けだした私に、とんでもないアイデアがやってきました。
血液型が腸内善玉菌を決めているのではない。

動物を食べなければ生きられない人の腸内共生菌が、
O型という血液型を決定しているのだ。

植物を食べなければ生きられない人の腸内共生菌が、A型という血液型を決定しているのだ。
乳製品を食べなければ生きられない人の腸内共生菌が、B型という血液型を決定しているのだ。

人間の血液型を決定しているのは、共生腸内善玉菌です。

もし肉食タイプのO型の人が、ベジタリアンを続けたら何十年後には
A型に変化している可能性があります。
こんな私の予測とは違い、生まれたときの血液型が成長とともに変化することがあることは、
お医者さんも認めています。
昔測定した血液型が、何十年後かに測定しなおしてみると
変わっていたという話も良く聞きます。

人間の血液型を決定しているのは、共生腸内善玉菌です

これはあくまで私の個人的考察に過ぎないのですが、
血液型とは何だ?ということを、科学を専門職とする人達が考え直してみてくれることを、
望んでやみません。


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