ようこそ! ひとみの部屋へ


「左目の世界」「右目の世界」


こんばんは、ルナのひとみです。
「絶対実の世界」「絶対虚の世界」や「心」を読んでくだっさた女性の方から
「心に感動を覚えましたが、数学的表現がいまいち良くわかりません。
 もっと科学や数学が大の苦手の私にもわかるように説明してください。」
というメールが届きました。
そういえば私のファンの方は、ほとんどが女性でした。
男の人と「論争」をするわけではありませんから、
理詰めで話す必要は無かったわね。

それでは、質問してくださった貴女のために、話し方を変えます。
頭脳で聞かずに、魂で聞いてくださいね。
今回ひとみは、ばあ婆に変身しますからね。


「ひとみが語る右目で見た神話」
(2007年3月8日 世界女性の日に完成)

むかしむかし、まだこの世に何もない時のお話です。
ぽつんとひとつの神が現れました。
そのお姿は、まるで黄豆、大豆のようでした。
黄色くて、ちっちゃくて、丸いお体は、薄皮に包まれていました。

一人ぼっちの神様は、寂しくて仕方がありません。
よし、私の子供である人間を作ろう。
それも一人ではなく、男と女を作って子供を産んでもらおう。
最後には、出来るだけ大勢の孫を見ていたいものだ、と思いました。

そう思った一人ぼっちで寂しかった神様は、こう考えました。
最初は一組の夫婦でいいのだから、一部屋でいいかな。
いやいや、どうせならもっと大きな家、地球を作ろう。
それにはまず地球を作る空間を作らなくては。
さてどうやって何も無いところを「空間」に切り替えようか?

神様は自分が二つに割れる身と皮と目で出来ていることに気が付きました。
うん、この身と皮と目を使えば、何とかなるかもしれない。
そう思った神様は、自分の体を四つに分けました。
この時、皮と目は横に置いておいたそうです。

身が二つに割れた時
左の身は、「歓喜」であり「完全無欠」であり「全知全能」になりました。
右の身は、「悲哀」であり「完全欠陥」であり「無知無能」になりました。
この最初の寂しい神様は、寂しさを感じる心をお持ちでした。
心を持っていたからこそ、人間を作ろうという欲もでなさったのでしょうね。
貴女も普段持て余している心なんですが、神様も苦労なさったらしいですよ。

心というのはままらぬもの、
揺れ動き一時も定まらぬ心は、不完全であるからこそ悩むんです。
それが心というものです。
「完全」である左の身には、心は必要の無いものだったんですねえ。
この心は「不完全」な「右の身」にゆだねられました。

こうして四つに割った身を使って、神様はウルトラCを演じました。
「完全無欠」の身を「絶対左の世界」
「完全欠陥」の身を「絶対右の世界」
と呼ぶようになりました。
だから人間には左手と右手があるそうですが、それはもっと後の話。

ウルトラC、どんな技かって?
まあまあ、お話は慌てずに聞くもんです。
なんとまあ神様は、二つに分かれた左の身の中に、右の身を入れてしまわれた。

くっつけ直したんじゃあないんですよ。
入れちゃったんだから、身は「ひとつ」になってしまったのです。
しかもです、まぜこぜじゃあありません。
ちょうどリンゴの芯のように、真ん中に収めてしまったんです。
凄いでしょう?こんなこと誰も考えつないですよ。
心はこの合体した「ひとつ身」の「芯」にはあります。わかりますよね。

最大のウルトラCは
左と右が合体して、「芯」のある「ひとつの身」になった世界を
なんと「始めの神様」の「目」に入れてしまったのです。
こうして始めの神様は「目ひとつ」になってしまわれたのです。
この後に続くお話は、この「目ひとつ」の中で起こったことになります。

「右の世界」をお腹に入れた「左の世界」は、まるで鶏の卵です。
硬い卵の殻は、神様が四つに分かれたときの皮を使ったそうな。
白身は「左の世界」で黄身は「右の世界」だということは、わかりますよねえ。

次にこの卵は上から歪んで、殻ではなく内側の皮が下に下り始めました。
こうして、とうとう卵は二つに分かれてしまいました。
この時縦の皮から「男の神」生まれたとさ。
次に左から右へ横に皮が進んでいって、四つに分かれてしまいました。
この横の皮から「女の神」が生まれたとさ。

卵が次々と分割をしていく時に
天と地が出来上がり、風も日も空も山も大地も海も出来ていきました。
こうして人間が住めるような舞台「地球」を用意した後
神様は自分の分身である「地球の一部」をちぎって「月」を作りました。

こうしてすべてが出来上がると
初めて「目ひとつ」の神様は男の神様から男を作り、次に女の神様から女を作ったのだそうです。

何も無いところに突然姿を現した「始めの神様」は、
再び何もないように見える暗闇の空間にお姿を現しました。
多くの子供たちである人間が、いつでもその姿が見られるようにと。
そしてご自分も、毎日子供たちを見られ続けることが出来るようにと。

寂しかった神様は 
月になりました。

ここまで2000億年という、気の遠くなるような時間が流れたとさ。
これで昔話は、おしまい。


ひとみです。とうとう最後まで数学用語を使わなくて語れました。(笑)
今日お話した物語は「右目から見た世界」です。
ここにはキャラクターを持った登場人物は「初めの神様」以外出てきません。
つまり右目は、「構造物」「舞台装置」の製作過程を見ているのです。

左目で見る世界は、俳優の姿です。
名前を持ち、生き生きとドラマを演じます。
その代わり奇麗事では済まされない、どろどろに乱れた筋書きも演じきらなくてはなりません。
この神々の壮絶なるドラマを解明して行っているのが、「かむなから」です。
だから「かむなから」のリーダーは、立場上「左目の世界」しか見られません。
心が無い「左の世界」ですから、時には心が無いような行動をしますが、
それがお役ですから、人間的批判は絶対にしないでください。

今ひとみは全力で「右目の見る世界」を明かしています。
なぜなら、この「右目の世界」を説いた「解説書」は
今まで何処にも無かったからです。
この世界を確立しておかなければ、
様々な預言書、警告書で、貴女は何がなんだかわからなくなってしまいます。

そんな苦労を貴女にはさせたくない一心でお話しています。
女には女にしかわからない直感力があります。
頭でしか考えられない男に任せていては、地球が危ないのです。
貴女の意思が、多くの女性の総意が地球を救います。
子供たちに今の地球を渡さなくてはなりません。
どうかみなさん、ひとみと一緒に頑張りましょうね。
ひとみは負けないから!



<戻る>