とても難しいことなのですが、とても易しいことなのです。
まず宇宙というものを考えてみましょう。
巨大で複雑だと思われる宇宙といえど、シンプルに考えなければなりません。
吸引旋回という現象は日常生活でもよく見られます。
お風呂のお湯の栓を抜いた時、最後の方は穴を中心として渦をまき、
水は穴の中に吸い込まれていきます。
この時の旋回する水が発生するエネルギーは、想像以上のものがあります。
動かなかった水が旋回する時、水は「力」を得たことになります。
これを「水力」と言います。
水という物質が旋回したからです。
「水」を「気」に置き換えてみましょう。
宇宙には気が満ち満ちているといいます。
しかし私にもあなたにも、残念ながらそれを感じ取れるセンサーがありません。
凡人とはこんなものでしょう。
しかし「気」が物質を旋回させたとしたら、どうでしょう。
物質ならば水のような液体であれ、雲に代表される台風であれ、
太陽のまわりを廻る地球であれ、
大きく渦をまくような形のアンドロメダ星雲のように私達の目でも確認できます。
こうすれば私にでも「気力」が見えます。
気力は文字どうり、力(ちから)でありパワーでありエネルギーなのです。
しかし「気」を受けて「気力」に変えるのは、
物質が旋回運動を始めなければなりません。
では物質が旋回する初めのエネルギーは、どこからくるのでしょう?
それは中心に消えていく穴、
風呂の栓であり欠けた歯とでもいうべき、
何かが消えていくという作用であるとしか理解しようがありません。
吸引旋回という何か、根元的な原理があるはずです。
統一的に考えれば、私達が存在するビッグバン宇宙は、
始めが小さな火の玉だったとしても、
その火の玉が回転運動をしていなければその後の宇宙の事象を説明できません。
最初が回転していた。
それゆえビッグバン以降の宇宙のすべてのものは、
スピン(回転)していると考えるのが自然です。
もし外宇宙からビッグバン宇宙を見ることが出来るとすると、
必ずこの宇宙は旋回していなければなりません。
そうでなければ宇宙の中の総てのものが回転をしているわけがないのです。
なぜ?簡単です。
根元的な何かが、吸引旋回をしたゆえの宇宙創成だからなのです。
こう考える事をシンプルといいます。
気が付いてみると、意外と簡単なのです。
この大原理に則っての力、パワー、エネルギーが細胞の中で、
細胞液の吸引旋回ということにより発生していから、
あなたは生きていられるのです。
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