<宇宙は何を人間に望むのか>

概論の最後の章になりますが、
哲学的なことや宗教的なことを述べるつもりはありません。
科学的に宇宙を考えてみますと、ビッグバンから始まって、
今現在の人間に至るまでの時間の間に、
果たして偶然の連続でここまでやってこられる確率はあるのだろうかと
思ってしまいます。

宇宙の始まりには「力」しかなく、
それが素粒子となり、次に光となって宇宙を広げていく。
空間は水素とヘリウムという元素を創り、
最後には星そのものが超新星爆発という、
自らを消滅させるという行為により92の自然元素を創生しました。

宇宙が作り上げたこれらの元素を集め集めて、
水の惑星地球という星を完成させ、
その上で一つの細胞から人間という生命体にまで仕上げてしまいました。
これらの事は偶然の連続であると、あなたは言い切れますか?

考え方を変えて、生物学的な見地から人間を見てみましょう。
単純な細胞分裂という手法による遺伝から、
性染色体という雄雌の掛け合わせ方式の遺伝、
平たく言うと、男女の愛の結晶方式に変化させた
という真の目的は何だったのでしょうか。
生命の連続があればいいというのであれば、
細胞分裂方式でも一向に構わないはずなのです

遺伝を考える時、
宇宙というべきか自然というべきか私にはわかりませんが、
何かが人間にあるコンセプトを与えた
としか考えられないような遺伝手法を用いています。
簡単に言うと、男女の愛の結晶方式では、
まったく同じ人間が生まれてくる可能性が0(ゼロ)だと言ってしまっていい位の、
巧妙な方法を採用しています。

ビッグバンから地球創生に至る確率、
その地球上で人間が創生される確率、
それに加えて人間と人間の愛の結晶が同じ人間を産む確率、
これらの確率の低さを考えたとき、
なにか人間に対してあるコンセプトが存在しなければならないことに
気が付きませんか?

実は人間創生を目指したと言う神様から打ち明けられた言葉があります

二つとして同じ物を創らぬ。究極の個、それが人間」

不敬な表現を許されるならば、たとえこの御言葉が無かったとしても、
私には科学的にみて宇宙が二つとして同じものではない存在として、
人間創生を目指したとしか思えないのです。
それほど人間としての個は、
確率的に全宇宙に二つとして同じものはないものだと感じてしまいます。

神様の明かしてくれた、「宇宙が望んだものの究極が個としての人間」であるとすると、自ずとわかってくることがあります。

まず、あなたと他の人とは違っていなければなりません。
同じになろうとすることは無意味だとわかります。
違っているから、あなたなのです。
個を確定しているものは、精神的なこともありますし、
遺伝的なこともありますし、民族的なこともあるでしょう。
しかし、まったく気づいていなかったことが、
食べ物相性による個性のことです。

食べ物相性の存在も、あなたをあなたにしている項目のひとつです。
しかもそれを担っているのは、貴方の生まれた日の星なのです。
ここまでくると、あなたは自分が宇宙の一員であることをしみじみ感じませんか?
もちろん正確に言えば、
人間が56億7千万人いるのなら、56億7千万の食べ物相性があるはず
なのですが、1番おおざっぱに個を決めているのが、
生まれた日の星が決める 24通りなのだということです。

おおざっぱ過ぎて「当たっている」とも「当たっていない」とも言われてしまうでしょう。しかし、この「占い」で1番気が付いて欲しいことは、たったひとつです。

「宇宙は、二つとして同じものを創らぬとして、
その究極の個として人間を創生した」


人間の人間たる貴重性に気がついたあなたにお願があります。

違っているからこそ巡り合うのです。
しかし、違っている事は不調和です。
不調和ゆえに巡り合うのです。

その個と個が巡り合った時、
お互いの不調和を認め合い、
お互いが個と個であることを認め合い
不調和を乗り越えて目指すもの

それは、大調和
不調和が目指す大調和


それが宇宙が人間に望むもののひとつです。


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