第14章 脳神経造影法およびその他の造影法



  1. 脳神経造影法

     1.脳室造影法

     脳室造影には陰性造影剤が用いられる。
     気脳造影法は腰椎穿刺法で脳脊髄液と気体とを交換し、脳室を造影する方法で、気脳造影法とも呼ばれる。しかし、X線CTやMRIの普及により歴史的な検査法となった。

     2.脊髄腔造影法

     脊髄腔造影法(myelography)では前後屈の機能的要素を加えた動態脊髄腔造影も行われる。
     脊髄腔造影はクモ膜下腔を穿刺して造影する方法である。
     脊髄腔造影には非イオン性造影剤が用いられる。
     硬膜外造影には水溶性ヨード製剤が用いられる。

  2. その他の造影法

     1.唾液腺造影法

     撮影対象となる部位は耳下腺と顎下腺であり、油性ヨード製剤や水溶性ヨード製剤が用いられる。

     2.関節造影法

     関節造影法(arthography)は造影剤を関節腔内に注入し造影する方法で、二重造影法が併用される。
     習慣性肩関節脱臼の肩関節造影では前方関節唇の描出が要求される。
     膝関節二重造影法では半月板の描出が要求される。

     3.二重造影法

     4.経時撮影法

     造影検査において、24時間後にも撮影されるのは、子宮卵管造影(油性造影剤使用)リンパ造影である。
     経時的に撮影する検査法は、リンパ造影、経静脈性尿路造影、子宮卵管造影、胆嚢胆管造影法である。

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2007年4月作成