第22章 画像解剖



 1.頭 部
 写真は頭部X線写真を示す。
 写真の矢印で示しているのは上顎洞である。
 2.胸 部
 写真は胸部正面単純X線像である。
 写真の矢印で示した線状構造は奇静脈食道線である。
 写真は胸部正面単純X線像である。
 左上肺野にある異常陰影とシルエットサインが陽性であるのは、大動脈弓と心左縁である。
 写真は胸部正面単純X線像である。
 胸部X写真で考えられる疾患は、右肺の肺紋理が全くないことより、気胸である。
 
 3.上肢骨
 写真は右指骨正面X線像である。
 矢印で示すのはPIP関節である。
 写真は右手正面PA像である。
 Aは大菱形骨、Bは小菱形骨、Cは有頭骨、
 Dは舟状骨、Eは月状骨である。
 写真は背掌方向で撮影した左手根骨後前位像である。
 尺屈位撮影像で、舟状骨が観察できる。
 
 4.下肢骨
 写真は膝関節正面単純X線像である。
 左膝関節の写真である。
 成人の骨X線像である。
 膝蓋骨が大腿骨遠位端の中央に描出されている。
 脛骨骨折、関節液貯留は認められない。
 写真は膝関節側面単純X線像である。
 Aは膝蓋骨
 Bは内側顆
 Cは顆間隆起
 Dは脛骨粗面を示す。
 写真は左足趾骨X線写真正面像である。
 矢印で示すのは舟状骨である。
 
 5.消化管・腹部造影
 写真は経静脈性尿路造影である。
 写真から、尿路結石は確認されない。
 造影剤注入開始後5〜10分の画像である。
 腎盂、尿管、膀胱のすべてが造影されている。
 写真はERCP(内視鏡的逆行性胆膵管造影法)像である。
 胆嚢・胆管が描出されている。
 膵管が描出されている。
 造影剤は陽性造影剤であるヨード製造影剤を用いている。
 X線透視撮影装置を使用している。
 写真は上部消化管造影像である。
 撮影体位は半立位第2斜位である。
 写真は上部消化管X線造影写真を示す。
 観察できる部位は穹窿部と噴門部である。
 写真は下部消化管二重造影像(直腸・S状結腸)である。
 撮影体位は腹臥位正面像である。
 背臥位でしぼみがちになる直腸のRb部分が描出されている。
 
 6.脊髄腔造影
 写真は水溶性造影剤を用いたミエログラフィである。
 脊椎の骨折所見、椎体配列の乱れ、脊髄の圧排がみられる。
 
 7.血管造影
 脳血管造影のAP像は、左総頸動脈造影像(DSA)で、内頸動脈、外頸動脈、中大脳動脈と前大脳動脈が描出されている。
 矢印の血管は内頸動脈である。
 画像は腹腔動脈造影像(DSA)である。
 矢印の血管は総肝動脈である。
 画像は門脈のDSA像である。
 カテーテルの先端は上腸間膜動脈の起始部にある。
 
 8.IVR
 写真は肝がんの動脈栓塞術施行前と施行後の血管造影像である。
 
 9.CT
 画像は顔面の多断面再構成画像である。
 表示は冠状断軟部組織条件である。
 68歳の女性の基底核レベルの頭部単純CT画像にて、石灰化があるのは淡蒼球である。
 X線CT画像で考えられる疾患は、硬膜下血腫である。
 頭部CT像を示す。
 血腫を生じている部位は硬膜下である。
 画像は頭部CT軸位画像で、図内の矢印は内耳道を示している。
 表示は骨条件である。
 内耳道を評価するのに適したX線撮影法は頭蓋骨正面撮影、ステンバース法である。
 画像は頭部CT軸位画像で、図内の矢印は篩骨洞を示している。
 表示は骨条件である。
 画像は頭部三次元CTアンギオグラフィである。
 矢印で示すのは中大脳動脈である。
 画像は下顎骨レベルの造影CT像で、図内の矢印は舌骨を示している。
 頭頸部3D-CT angiographyにて、矢印で示す血管は左総頸動脈である。
 描出されている血管は、腕頭動脈、大動脈弓、右総頸動脈、左椎骨動脈、右椎骨動脈、左鎖骨下動脈、右鎖骨下動脈である。
 画像は冠動脈CTのMIP像である。  矢印で示すのは視点の方向を示すキューブより、回旋枝である。
 画像は胸腹部造影CT像である。この画像から考えられる疾患は大動脈解離である。
 上腹部三次元CTアンギオグラフィにて、矢印で示す血管は左肝動脈である。
 描出されている血管は、腹腔動脈、脾動脈、固有肝動脈、胃十二指腸動脈、上腸間膜動脈、腎動脈である。
 下図は腹部から骨盤にかけての三次元CT画像(VR)である。
 図の矢印は上腸間膜動脈であり、この血管の分枝は空腸、回腸、盲腸、上行結腸、横行結腸に分布する。
 上腹部造影CT像にて、腫瘍が存在するのは腎臓である。
 上腹部造影CT像を示す。
 胃、脾 臓、下大静脈、中肝静脈は描出されている。
 肝鎌状間膜は描出されていない。
 腹部CT像を示す。
 門脈が最も強く造影されているのはエである。
 黄疸を主訴とする腹部造影CT画像にて、矢印で示すのは胆管である。
 図は第1腰椎レベルの造影CT画像である。
 腎皮質が強く造影されている。
 下行大動脈が強く造影されている。
 造影剤注入法はボーラス注入法が用いられている。
 造影剤注入後約30秒の画像である。
 図は第1腰椎レベルの造影CT画像である。
 上腹部造影CT像にて、アは胆嚢、イは十二指腸、ウは左腎静脈、エは総胆管、オは上腸間膜動脈を示す。
 腹部CT画像は、急速静注法で造影されている。
 時相は動脈相である。
 胃壁、腎皮質、腹腔動脈、上腸間膜動脈が造影されている。
 画像は骨盤内炎症性疾患(34才女性)の骨盤部の造影CT像である。
 Aは腫大した子宮、Bは直腸子宮窩である。
 画像は右肩関節部のCT三次元画像で、図内の矢印は烏口突起を示している。
 
 10.MRI
 図は頭部MR画像で、T1強調画像である。
 Aは外側溝(シリビウス裂)
 Bは大脳脚
 Cは側頭葉
 Dは小脳を示す。
 図は頭部MR像のT1強調横断(軸位断)画像である。
基底核レベルの断層面なので、半卵円中心は描出されていない。
脳脊髄液の信号強度が低い。
白質よりも灰白質の信号強度が低い。

半卵円中心:脳梁の上方で帯状回を通る水平断面で最大に現れ、やや卵半円形をなすので半卵円中心と称する。
 図は頭部MR画像で、T1強調矢状断像である。
 下垂体、松果体、橋、頸髄、小脳、延髄、蝶形骨洞などが描出されている。
 図は頭部MR画像で、T1強調矢状断像である。
 アは
 イは
 ウは
 エは橋
 オは下垂体を示す。
 図は頭部MR画像で、T2強調画像である。
 アは側頭葉
 イは脳底動脈
 ウは内耳道
 エは橋
 オは第4脳室を示す。
 図は脳血管(ウィリス動脈輪)のMRA画像で、矢印は左右の椎骨動脈が合流する脳底動脈を示している。
 図は腹部の軸位断MR画像を示す。
 造影後に撮像した画像である。
 膵尾部に低信号域が観察される。
 胆嚢や腎動脈は描出されていない。
 MRA像を示す。
 動脈瘤が存在する血管は腹部大動脈と総腸骨動脈である。
 図は脊椎矢状断画像で、T2強調画像である。
 アは椎間板
 イは脳脊髄液
 ウは前縦靭帯
 エは後縦靭帯
 オは硬膜外脂肪組織を示す。
 図は子宮筋腫(※印)を持つ患者の骨盤部MR画像
(T2強調矢状断像)である。
 アは子宮内膜である。
 図は男性の骨盤部MR画像のT2強調横断像を示す。
 矢印で示すのは膀胱である。
 膝関節MRIのプロトン密度強調像を示す。
 アは、イは、ウは前十字靱帯、エは、オは後十字靭帯である。
 
 11.US
 図は肝臓のUS画像である。
 心窩部縦走査(正中縦断走査)の画像である。
 肝臓の左葉が描出されている。
 膵尾部、腎臓、脾臓は描出されていない。
 図は上腹部超音波検査の縦走査である。
 ア:大動脈
 イ:上腸間膜動脈
 ウ:食道
 エ:
 オ:
 図は右肋骨弓下走査の正常超音波画像である。
 肝静脈、下大静脈が描出されている。
 胆嚢、肝動脈、門脈本幹、肝内胆管は描出されていない。
 図は胆嚢の超音波画像である。
 矢印で示すのは胆嚢ポリープである。
 肋間走査による胆嚢の超音波画像である。
 胆嚢内に胆嚢結石が描出されている。
 図は腎臓のカラードプラー画像である。
 Bモード画像を併用している。
 早い血流と遅い血流とを同時に表示できる。
 探触子に向かう血流を赤色で、離れる血流を青色で表示されている。
 カラーゲインを調節して血流を評価する。
 矢印で示すのは胆嚢ポリープである。
 図は上腹部横走査の超音波画像である。
 ア:肝臓の左葉
 イ:膵管
 ウ:膵体部
 エ:脾静脈
 オ:腹部大動脈
 図Aは右側腹部走査で肝右葉の超音波像、図Bは単純CT像である。
 超音波像ではび慢性に高輝度で、肝腎コントラストが大きくなっている。CT像では単純CTにも関わらず肝実質より血管が高吸収域である。よって、脂肪肝の画像である。
 
 12.眼底カメラ
 写真は左目である。
 Aは視神経乳頭である。
 Bは黄斑部である。
 太く暗赤色に描出されているのが静脈である。

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2011年06月作成