Winter / 2002
The Hans Staymer Band / same
既に御紹介済みの1stアルバムは比較的見掛ける事が多いんですが、この2ndアルバムはず〜っと探していたんですよ。しかし結局、適価でGetする機会に恵まれませんでした。ライナーによると2ndはカナダのみのリリースだった様ですね!タマが少ないハズです。ジャケの写真からはちょっとオタクっぽい(失礼!)シャイな歌を聴かせてくれそうなSSW系ルックスのHans Staymer氏ですが、1stアルバムにも増して気合いの入った濃いヴォーカルを聞かせてくれます。5曲目の「Follow Me Down」ではボルテージもUp!あのエアロのSteven Tyler氏(声がよく似てるな〜)を彷彿させる迫力ヴォーカルです。バンジョーやサックスが入ってるからスワンプ臭も香りますが、1つ間違えばサザンロックの世界に突入(笑)。全体的にハードなR&B調の曲で占められていますが、唯一のバラード曲「Too Long At The Fair」(あのJoel Zoss氏のカヴァー曲です)では枯れた味わいも。今後のエアー・メイル・レコーディングスのCDリリースには目が離せませんね!
Gerry McGee / My Guitar Memories
European Jazz Trioや仲宗根かほる、Dr. K ProjectからThe Ventures等のアルバムをリリースしている日本のレーベル「M & I Company」。このレーベルから2002年5月にリリースされたGerry McGee氏の3rdソロアルバムです。既に御紹介済みの2ndアルバム「Born In Louisiana」はレスポールの野太い音でブルーズをたっぷりと聞かせてくれましたが、このアルバムではテレキャスをメインに幅広いジャンルの曲を色々とプレイしています。ブルーズやカントリーは勿論、Elvis Medleyや「China Nights」(支那の夜)、ビートルズの「In My Life」も演ってます。ワシにとってのGerry McGee氏はThe Venturesのメンバーでは無く、70年代の南部スワンプ系アルバムに参加していたセッションギタリストとしてのイメージが強いんです。「何でも有り的」選曲のこのアルバムはまさに彼のギタリスト人生を振り返って聞かせる好盤です。ギター弾きにはとっても美味しいリックが転がっています!
Jimmy Nalls / Ain't No Stranger
Sea Levelのギタリスト、そしてGregg AllmanやBonnie Bramlett、Bobby Whitlock等南部系大物ミュージシャンのアルバムを始め、ワシの大好きなAlex Taylor氏のスワンプリィーな「西瓜アルバム」やEddie Mattau氏の名盤「No Turning Around」等で味の有るPlayを聞かせてくれたJimmy Nalls氏のソロアルバムです。「The Voodoo in You」や「Mellow Down Easy」等のカヴァーを挟みながら自作曲や共作曲を下手上手ヴォーカルで聞かせてくれます。同じく名セッションマンのGerry McGee氏の新作「My Guitar Memories」と雰囲気が何となく似ていますが、Jimmy Nalls氏の方がブルージーですね!さて、Nalls氏のギタープレイですが、「弾きまくらない美学」とでも言うんでしょうか?派手なソロは無く、控えめでいてツボはしっかりと押さえると言ったセッションミュージシャンならではのプレイが素敵ですな。ワシの一番のお気に入りは7曲目の「Hey Brother」エンジニアのPhil Dillon氏とBill Edwards氏が作ったバラードですが、これは名曲!久しぶりに聞いた泣けるR&Bバラードです。
http://www.mrluckyband.com/cds/jimmynalls-ans.html
Jerry Lynn Williams / The Original Forever Man
先週、届いたばかりのJerry Williams氏の2001年にリリースされていたソロ4作目のアルバムです(このCDの入手には、Williams氏のメル友でもある某K嬢に大変御世話になりました)アルバムタイトルからも判る通り、クラプトンのヒット曲「Forever Man」や「Running On Faith」、そしてD.マクリントン等で有名な「Givin' It Up For Your Love」のセルフカヴァーを含む力作です。Jerry Williams氏本人は、このアルバムを「ユーロピアンアルバム」と呼んでいるそうですが、シンセや打ち込みを多様したバッキングでクラブ・ミュージックとしても通用する程のグルーヴを感じます。無機質になりがちなプログラミングをバックにしてもやはりJerry Williams氏のヴォーカルは、見事にソウルフル&スワンプリー!前作「The Peacemaker」を上回る気合いの入った歌声を聞かせてくれます。去年亡くなった息子さん(このアルバムにもギターで1曲参加しているそうです)に捧げられたこのアルバム、ラストの泣かせるバラード「Endlessly」で静かに幕を閉じます。http://urgemusic-records.com/index.htm