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  〜ねてもさめても〜
  (Main:ゆうひ Genre:ほのぼの Written by:竹枕)




 「……ZZZ」


 「ゆうひ〜?」


 「ぅ、うん……」


  もう日も高くなりかけた、暖かな空気の中。ベッドで黄色いパジャマをはだけながら眠りこける
 ゆうひを、耕介は揺り起こそうと声をかけている。


 「ほーらゆうひもう起きろ」


 「ん〜……こうすけ、くん?」


  何度目かの呼びかけに、薄っすらと目を開き周りを見まわすと、認めた目の前の夫の姿に身を起
 こして寄りかかった。


 「ほえ〜? つーづーきー」


  どんな夢を見ていたのか、まるでエサをねだる小鳥のようにチュッチュと唇を尖らせる。


 「よーし、あと三つ数える内に帰ってこい」


 「ん〜ん〜」


  しかしゆうひはまだアゴを上げおねだりのポーズを取ったまま。


 「……みっつ。うらっ」


 「ッあだーっ?!」


 「おはようフェルプスくん。さて、今回の君の任務だが〜」


  容赦のない耕介のチョップが寝ぼけるゆうひの額に炸裂し、星を出しながらようやくその両目が
 しっかりと開かれる事となった。


 「あう〜KISSと見せかけて頭突きとは……腕上げたなぁ耕介くん」


 「……まだ帰ってきてないのか」


  頭を抱えながらの奇天烈なゆうひの物言いに、もう一度右手を振り上げる耕介。


 「お、おはようさん耕介くん」


  不穏な気配を感じ慌ててゆうひがそう挨拶すると、耕介はおはよ、と振り上げた手を縦から横へ
 と変えて振って見せた。


 「もう昼だぞゆうひ。そろそろ起きんね」


 「ん〜……んっ! はーっ、せやね〜」


  ベッド脇に腰掛ける耕介に、んーと腕を上げて一伸びしてから、大きく息を吐く。


 「それで俺、これから買い物行くんだけど。ついて来るか?」


 「……なんや、わざわざ起こしたって事は、ついてきて欲しいって事やろ」


 「ははは、まぁ、な」


 「それやったら素直に言う」


 「はい。すいません」


  チョップの恨みかゆうひのジト目を受けて、耕介はポリポリと後頭部を掻く。


 「ついてきてください。ゆうひさま」


 「どないしよっかな〜」


 「おいおい」


  両手をついて仰々しく下げた頭を、振り子の様にまたすぐさま上げ戻しつっこむ耕介の流れに、
 ゆうひはあははと楽しそうに声を上げた。


 「買い物て、どこで、何をお求めの予定?」


 「メインはデパートで靴」


  よっとベッドに浅く座り直すと、パンッと太ももを叩く耕介。


 「俺は最近ブラックジーンズを穿いているのだが、この黒さがまた絶妙でなかなか合う靴がない」


  そのまま自分のズボンのスネを掴んで上げて見せる。


 「だから、ね」


 「でもそれやったら、あんまりうちは力にはなれんかも」


 「いいんだよ。俺が一緒に行きたいんだから」


  そう言って耕介は少しだけ恥ずかしそうに視線をそらすが、すぐさまゆうひを振り向いてビッと
 顔の前に指を立てて。


 「それにジーンズ穿いた奥さんと買い物に行くってのも、男の夢のひとつだぞ」


 「そ、そうなん?」


 「そうだ!」


 「ん〜しゃあないなぁ。うちの魅力にメロメロの旦那さんに、可哀想やからついてったろか♪」


  仕方がないとしながらも、ゆうひはにやにやと嬉しそうに口元を緩ませながら大きく頷いていた。






                    〜◆〜






 「おまた〜」


 「を、ジーンズだね」


  特に着替える事無く玄関先で待っていたブラックジーンズ姿の耕介の前に、片手を上げてやって
 来たゆうひはブルージーンズにクリーム色のトレーナー姿だった。


 「耕介くんが着てこいゆうたんやないの」


 「うんうん。可愛い可愛い」


 「へへへ」


  素直な誉め言葉に、満更でもなさそうに頭を掻くゆうひ。


 「ジーンズ、って事はバイク?」


 「うんにゃ。ほんとは自転車で二人乗りか、手を繋いでスキップで行きたいところだが」


 「ちゃ〜○〜ぐり〜んを使うと〜♪」


 「まあ、それだ。ちなみにうちはJ○Yですが」


 「それ、伏字になってへんで」


  すばやいゆうひの反応に苦笑しながらも、耕介は残念ながら車で、と指にかけた銀色に日差しを
 反射するキーをクルクルと回して見せる。


 「さ、それじゃあ出発しますか」


 「うん、じゃあまずは朝食食べに」


 「そりゃお前だけ。俺は昼飯だ」


  あいかわらず軽快なやり取りの中二人乗りこむと、車はゆっくりと街へ向って走り出した。


 「それにしても、よーく寝てたなぁ」


 「春眠暁を覚えず、って言うし」


  遠くまで青く澄んだ、道脇にある街路樹の遠近感が判らなくなるぐらい青い空の下。


 「春はおねむサンなんや〜」


  走る車の中、ちょっと呆れ風味が入った耕介の言葉に、ひるむ事無く指を両頬にあて笑顔で返す。


 「日向ぼっことかも気持ちええしな♪」


 「ん〜」


  そんなゆうひに耕介はボーっと前、フロントガラス越しに青い空を眺めながら。


 「実際に外で日向ぼっことか昼寝とか、暑かったり寒かったりして眠れない事がほとんどだけどな」


 「あっ、あかんて。そんな夢のないこと言ったら」


  世のお昼寝に憧れる人々の夢を壊したら、となだめるゆうひを振り返りもせず話し続ける。


 「情景としては平和だがな……漫画やドラマの中限定での事だべ」


 「で、でもでも、窓際に干してある布団にグダーって寝そべって、そのまま昼寝したりすんのって
 めっちゃ気持ちええ時あるで?」


 「それでも1時間寝てらんないだろう。ま、それこそ昼寝だから本格的に寝る必要は無いんだが。
 土手で昼寝してたらいつの間にか夜に〜なんてのはありえんだろう」


 「う、うう」


 「酒でも入ってりゃ別だが。って事は外で昼寝して夜まで、朝までってのは花見客の酔っ払いぐら
 いなもんか。ハハハ」


 「あう、耕介くんのいけず……」


  負けたゆうひはだんだんと小さくなって、ちょほ〜と人差し指を突き合わせる。


 「どーせうちの事もドジでノロマな亀、石の上で日に当たるイグアナの娘とでも言いたいんやろ」


 「おいおい、そこまでは言ってないだろ」


  チクチク突き刺さる非難の視線を左頬に受けながら、耕介は苦笑い。


 「せいぜい春のゆうひは日頃から酔っ払ってるようなもんだと言ってるだけだ」


 「十分酷いわっ!」


 「そうこうしている内に、山花屋さんに着きましたな」


  ここで初めてゆうひの顔を見てツッコミを受けとめると、耕介は目的の麺処の駐車場に車を乗り
 入れながらパチッとウィンクして見せた。


 「む〜……ま、ええわ」


 「さーて、なーに食うかなーっと……ん?」


  車から下り、耕介がやれやれと空に向って体を伸ばしていると、ふと腰に当てた手にやわらかな
 感触を感じる。


 「手ぇ、繋いで行くんやろ」


  まだしかめっ面をしながらも、ゆうひが軽くしっとりと汗ばんだ耕介の手の平を握っていた。


 「そう、だったな」


 「ん♪」


  きゅっと耕介がその手を握り返すと、ゆうひは急ににぱっと笑顔になり、またまた強く握り返す。


 「ちゃ〜み〜○り〜んを使うと〜♪」


 「手をつなぎたくな〜る〜……うちはJ○Yだがな」


 「だからそれ伏字になってへんて。大体二度も引っ張るネタかーっ?!」


 「ははっ、ははははは……」


  それから店までのほんの数メートルの間を、二人は楽しそうに手を握り合って、大きく前後に振
 り合いながら歩いていった。






                    〜◆〜






 「ゆーうひ」


 「うーん? どうぞー」


 「失礼〜。お茶入れるけど、今日買ってきたびわゼリーでも一緒にどうだ?」


  春の宵。自室でベッドでくつろぐゆうひの元に、ノックと共に耕介が顔を覗かせた。


 「を、今日買ってきた服か」


 「へへへ、ゆうひさん個人ファッションショーや」


  そう笑いながら耕介に、体に涼しげな薄手のブラウスをあてて見せる。


 「結局お前の方が買った物が多いってのがなぁ」


 「あはは、ええやないの」


  見るとベッドの上には、昼間耕介と共に購入した衣類がいくつも広げられていた。


 「そうして……じゃーん、コ・レ」


  その中から、耕介に買ってもらった初夏ものストールのちょっといいやつをあてながら、ゆうひ
 はニコニコ顔。


 「ありがとなー耕介くん」


 「うん。俺の稼ぎじゃ、そんなもんしかやれないけどな」


 「んな事ないよー。ほんま、嬉しい♪」


  本当に嬉しい、といった体でぎゅーっとストールを抱きしめるゆうひに、逆に耕介の方があてら
 れてポリポリと赤くした頬を掻く。


 「耕介くんは、代わりにうちになんかして欲しい事、ある?」


 「ん〜、特には」


 「なんや。ちょっとつまんないにゃ〜」


 「おひおひ」


  ストールを抱いたままゴロンと体を倒して、広げた服に当たらないよう小さく転がるゆうひ。


 「だってさ〜、む〜」


 「あのなー」


  そんなまだうにうにと体をゆすり続けるゆうひの隣に座って、ふうと一息つく。


 「だってさ……今はこうやってゆうひにふれたい時にふれられるし。逢いたい時に逢える話したい
 時に話せる、抱きたい時に、抱ける。これ以上の事はないよ」


 「耕介くん……うん」


  そう言って耕介がかぶさるように顔を近づけると、ゆうひは少しくすぐったそうに身をすくめ、
 額にキスを受けていた。


 「……と言うわけで。奥さん、俺とお茶しない?」


 「うん、よろこんで♪」


 「それじゃ、下でな」


  顔を近づけたままもう一度お茶に誘うと、服片付けて早く下りてこいよ、と耕介は腰を上げる。


 「こーすけくん」


 「ん〜?」


  耕介が立ちあがるに合わせて、ゆうひもあらよっと二本の足を振って体を起こす。


 「またジーンズ穿いて、買い物、行こなー♪」


  そうしてぽーっと赤く頬を染めたまま、にっこりと笑った。


 「う〜ん……」


 「? イヤなん?」


 「ちょっと、な」


  しかし呼びとめられ、中腰のまま止まっていた耕介は眉をひそめてトスッと再び腰を下ろす。


 「なんや昼間は男の夢やーとかゆーとったくせに」


  どーいうことや、とボスボスとクッションで殴りかかるゆうひ。


 「いて、イテテ、いやそうじゃなくて」


  耕介も手でガードするが、それでもその白いかたまりで殴るのをやめようとはしない。


 「あーそのー、なんだ。他の奴に見せたくないって言うか」


 「はえ?」


  クッションを振り上げたまま、耕介の真面目なトーンにゆうひはようやくその暴行をとめた。


 「ゆうひは、さ。ステージとかでは、綺麗な服着てるだろ」


 「う、うん」


 「だから逆にさ、普段着のゆうひを、外に出すのがもったいないっていうか。俺だけのモノにして
 おきたいって……ちょっとそんな風に思っちまった」


 「耕介くん……アホやなー」


 「あ、阿呆っ?! 阿呆とはなんですかアホウとは」


  作り出したシリアスな空気を軽く打ち砕かれ、唖然とする耕介を尻目に、ストンとクッションを
 下ろすとゆうひはよじよじと膝で移動して。


 「うちはみ〜んなに見せたいで。うちの旦那は、こ〜んなえー男なんやって」


 「ん……」


  スルッと、耕介の後ろから首に腕を回して抱きついた。


 「心配せんでも、うちはもう耕介くん一人だけのもんやから♪」


 「……いや、それは心配してないけどな」


 「なんやしてへんのかいっ?!」


  そのまま広い背中に身をゆだねると、ぶら下がる様にぎゅーっと腕で首をしめるフリをする。


 「ははは。でも、俺もそう思うとするか」


 「せや。そうしとき」


 「ああ。ありがと、ゆうひ」


  耕介が肩越しにわしわしとその頭を撫でると、ゆうひは猫の様にノドを鳴らしていた。


 「それに……耕介くんにしか見せへん、とっておき、あるやろ?」


 「をっ?」


  引き倒す様に耕介の体を横にすると、今度はゆうひが覆い被さるように、部屋着のカーディガン
 の肩をわざとらしくずり下ろす。


 「これだけは、愛しい旦那さまにしか見せへんよー」


 「……他に見せてたら泣く」


 「あはは♪ う、ん……」


  ちう、とまず軽く唇を合わせ。それからゆっくりと、唇と共に二人は体を重ね合わせていった。






                    〜◆〜






 「……耕介、くん」


 「ゆうひ……あ、ダメだ」


 「っとワタぁ〜っ?!」


  甘い空気の中、再び二人の影が重なろうとした瞬間、突如耕介は体を起こしかわされたゆうひは
 顔面からベッドにダイブした。


 「あたた、なんやのん一体……」


 「だって下でお茶入れる用意、したまんまだよ」


  さすがにやかんを火にかけたりはしてないが、と服の乱れを正しながら立ち上がろうとする。


 「それに明日の朝食とお弁当の下準備とかもまだだし」


 「そんなん後でええやん」


 「だって今お前とスルと、たぶんここで朝まで寝ちまうし」


  そんな耕介の裾を掴んでブンブンと体ごと振って引き止めるゆうひ。


 「……1回ですむとも限らんしな」


 「いやんあなたったら、は・り・き・り・サン♪」


  すりつけてくる頭を、お互いさまだろと耕介は軽くデコピンで押し返す。


 「だいたい元々すぐ戻るつもりだったんだよ」


 「あう〜うちは今がいい〜」


 「後でまたゆっくりあえるよ。な」


 「うう、耕介くんはうちの事、愛してないんやね……」


 「どうしてそうなるよ」


  押し返されるままゆうひは急にパッと体を離すと、そう言ってよよよと崩れる様にしなを作って、
 隙間からシクシクと声を漏らす。


 「耕介くんのことばっか考えてて。旦那さまのことなら、うちは好きな色から反復横跳びの数まで
 知ってるっていうのに」


 「ウソをつけウソを」


 「じゃあ伏臥上体そらし」


 「種類の問題かよっ?!」


  肩にパンッと突っ込まれるが、ゆうひは顔を手で覆ったまま。


 「うちはこんっっなに、寝ても覚めても愛してるっていうのに……耕介くんは、違うん?」


 「え? あ、ああ」


  振り返りうるうるとウソの涙で目を潤ませながら、手を胸の前で組んで下からすがるように耕介
 の顔を覗き込んだ。


 「う〜んと……俺は違う、かなぁ」


 「……そう、なん」


  初めは耕介を引き止める為の冗談だった。しかし返ってきたその言葉に、ゆうひは沈みガクンと
 首を落とす。


 「いやさ、四六時中、って訳じゃないけど」


  黙りこくってしまい、いつしか本気で凹み気味のゆうひに、慌ててその頭に手を伸ばす耕介。


 「なんていうかな、俺はちょっとした時。たとえば……」


  そのまま半泣き状態の妻の頭を抱え込んでゆっくりと撫で続けながら、耕介は思い出す様に宙を
 見上げて静かに口を開いた。


 「八百屋の奥さんがさ『うちの猫生後7ヶ月だっていうのに4キロもあるの』なんてぼやいてたん
 だよ」


 「う、ん」


 「デカイよな。まだ俺も実物見た事ないんだけど、ゆうひなら抱き上げたいとか言うかなぁとか」


  まだ拗ねて言葉少ななゆうひにむかって、耕介は構わず話し続ける。


 「その八百屋でよく買ってたブロッコリーはもう終わりなんだよね。だからその前にブロッコリー
 シチューを1度作ろうかと思って」


  シチューの季節的にもギリだし、とあいかわらずまるく頭を撫でながら。


 「それともゆうひ、芽キャベツのシチューの方がよかった?」


 「……両方」


 「はは。じゃあ両方入れて」


  今度な、と笑いながら今度は耕介は自分の左手、親指をゆうひの顔の前に差し出す。


 「ほり、これ」


 「? なんなん?」


 「実はこれ、こないだサランラップのノコ刃であけちゃったんだよね」


  ゆうひが見詰めるその指先には、ポコッと一つ小さな穴があいていた。


 「あんなもんで、情けないよなぁ」


 「……そう言えば、ラップの最後の部分て、なんであれくっつきが悪いんやろ」


 「そうそう、そんな風に返してくれるんじゃないかなぁとか」


  そうして話すにつれ戻り始めたゆうひの普段の調子に、嬉しそうに耕介は言葉を弾ませる。


 「そんなこんなな時に、ああゆうひがいたら、ゆうひと一緒に見れたら、とか。ゆうひならなんて
 言ってくれるだろうとか」


 「ん……」


 「そうやってちょっとした時に、ゆうひの事を思い出す。考えるんだよね」


  もちろん逢ってる時は言わずもがなだけど、とそう言った耕介はふと気がついたように、スッと
 アゴを上げ天井を仰ぎ見た。


 「だから……あはは。これってやっぱり、俺もゆうひを四六時中想ってるって事と同じかな?」


 「…………」


 「ゆうひ?」


  耕介は少し恥ずかしそうに頭を掻く。が、ゆうひは再びうつむき、押し黙ったまま。


 「ゆうひ〜?」


 「耕、すけくん……っ!」


 「うをっ?!」


  怪訝に思い顔を覗き込もうとする耕介。と、突然ガバっと体制を入れ替えたゆうひは、その体を
 組み伏せた。


 「だからダメだってゆう――」


 「……うちも、せやった」


 「?」


  広げられた服が下敷になりシワが寄るのも気にせず、さらにグッと触れるその手に力を込める。


 「そんな風に、自然に耕介くんの事、想ってしまうんや」


  今度は本物の涙を目じりに浮べながら、ゆうひはフッと力を抜くと耕介の胸を優しくさすりだす。


 「同じ……うれし」


 「ゆうひ……」


  もう耕介もそれを押し返そうとはせず、押し倒されたまま。


 「ごめんな、ありがと耕介くん。大好き……」


 「……うん」


  心の中で耕介は明日の早起きと寮生の冷やかしを覚悟しながら、ゆうひはグッとガッツポーズを
 取りながら。もう一度、二人の影は重なっていった。


 「ずっと、ずーっと……あなたの事が、好き」


 「ああ、俺もだ」






  寝ても覚めてもまだ きみを愛している。






                                       了









  後書き:びわゼリーは当時私が個人的にはまっていたものです。茂木びわゼリー。
      でも見たら内容量50gで、一個200円! するんですよね。高〜。




  03/04/22――初投稿。
  04/10/20――加筆修正。

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takemakuran@hotmail.com
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