毎年この時期になると、無性に行きたくなる場所がある。 それは志賀高原道路、雪の回廊を走ることだ。
立山や乗鞍など、徒歩やバスでの見学可能なコースはあるが、バイクで走れる魅力的な場所だ。
そして、今年はグッドタイミングで週末の時間が取れた。 しかも連休、早速、宿の予約を完了させ、出発となった。
[1日目] 諏訪〜ビーナスライン〜美ヶ原〜王ヶ鼻〜蓼科 時々
伊勢湾岸〜東海環状〜中央道
小黒川PA〜諏訪SA〜諏訪I.C〜国道152号〜県道192号〜県道40号
そして一気に 蓼科・女の神展望台 今日は快晴、八ヶ岳や南アルプスもよく見える。
大門峠展望台より<蓼科山と白樺湖> 県道40号〜県道194号
霧ヶ峰 <富士見台> 今日は遠く富士山も確認出来る。
<八島湿原>
充分に綺麗だが、新緑が待ち遠しい。 〜県道460号〜県道178号
美ヶ原高原
ここからは初ルート。 さらに奥に回りこみ、<王ヶ鼻>に向かう。 県道464号〜県道62号
道は狭路の急勾配の連続。 ちょっと怖い場面もあるが、舗装は完璧、景色も素晴らしい。
白樺原生林 気持ち良い快走路
王ヶ鼻に向かう高原道路は景色も道も最高だった。
そして美ヶ原自然保護センター到着。 ここから王ヶ鼻までは、徒歩30分の山歩きが待っている。
テクテク・・。。やっと<王ヶ鼻>に着いた〜〜。 標高2008m 景色を見渡せば・・
素晴らしい絶景が取り巻いている。 松本方面は逆光だが、この先端の開放感は、日本指折の展望かもしれない。
汗をふきふき山を降りる。 ちょうど昼前から何度も出合って話をしていたライダーにバッタリ遭遇する。
ここで3回目だ。 ”あら?・・今から登るの? 頑張ってね!” なぜかお互いとっても懐かしく、意気投合した。
山を降りたら、だだっ広い駐車場に、彼のカワサキバイクが、私のゴールドウィングと並べて停めてあった。
とっても親しみを感じた。
高原の夕暮れは早い。 王ヶ鼻を一気に下りて、今日の宿に向かう。
県道62号〜国道152号〜県道40号〜県道152号
昨年もお世話になった、ロッジモーティブさん到着。 ここは標高1600m かなり冷え込んで来た。
[2日目] 蓼科〜中軽井沢〜鬼押出〜万座〜志賀高原
さすがに夜は冷え込んだが、宿の暖房もしっかりして、気持ちよい朝を迎えた。
オーナーに今日のコースを相談したら、予定していた、蓼科スカイラインはまだ冬の通行止。 さらに志賀高原も昨日は
雪崩のため通行止になっていたということだ。 おそるべし信州奥地。 それでも、早速交通状況を調べていただき
凍結さえなければ通行可能だという。 少しほっとする思いと、東に抜けるには、やはりメルヘン街道がベストのようだ。
今回もほんま、お世話になりました。 ”また来ます” と、手を振って笑顔で宿を出発する。 〜国道299号
高原の涼やかな景色が流れ行く。 きっとネイキッドバイクなら寒いのかもしれないが、ゴージャスバイクの
ゴールドウィングでは、それを微塵も感じさせない。 ジェット機のような洗練された排気音が心地良い。
国道299号〜国道141号〜国道18号〜国道146号 鬼押ハイウェイに突入する。
そして、いきなり朝の絶景が飛び込んできた。
残雪と<浅間山> なんという清々しさだろう。 こんな素晴らしい景色を一人では勿体ないと思えるほどだ。
休憩もほどほどに次へ向かう。 鬼押〜万座ハイウェイ 有料道路の連続。 たしかにお金は掛かるが、
この爽快感は格別だ。 そして次なる景色が飛び込んで来た。
嬬恋<愛妻の丘> 嬬恋パノラマラインにも同様のものがあるが、どっちも美景と絶景で素晴らしい。 恐るべし群馬!
今日はここで早昼食。 いつもの蕎麦も、また格別に美味しかった。 そして次は、今回の旅のメイン、志賀高原に進路を取る。
天気は完璧、あと気がかりは道路の凍結が心配だ。
途中、万座温泉辺りでも素敵な景色。 でも、雪の景色とは。また道路状況が気になりだした。
万座ハイウェイ〜県道466号〜国道292号・志賀高原道路に入った。
いきなり綺麗な景色が出迎えてくれる。 何処を見ても美しい。 でも、今はここじゃない。 そして・・・
ズゴゴゴーーーン 回廊登場
今年は8m。 凄い! もう感動の一言。
雪の回廊は長いものが3つほどあった。 いやー凍結もなく、まして真っ白、真っ青! すんばらしい。
これで思い残すことは何もない。 充実感と達成感をいっぱい胸に貯め帰路に着いた。
今回の蓼科〜志賀ツーリング。 両日快晴に恵まれ、沢山の絶景を見ることが出来た。 言うまでなく、志賀の雪の回廊は
最高だが、ビーナスライン裏の王ヶ鼻や浅間山の絶景も忘れることが出来ない。 最後に2日目のコースをご指南
下さったロッジモーティブ、オーナーさんと、そして無事の帰宅に感謝する。
国道292号〜信州中野I.C〜上信道〜長野道〜中央道〜東海環状〜伊勢湾岸〜帰宅
今回の走行距離
km 黄昏度 王ヶ鼻・雪の回廊
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