★ママの手紙

明日で(3月11日)パパと結婚して16回目の結婚記念日だよね
今朝 ドキっとした言葉が 長男の口から 出た。

『お母さん 明日は お父さんとお母さんの結婚記念日だね 
   お父さんとお母さんにプレゼントの手紙書くね』

思わず 親のアニバーサリーを記憶してくれている事に驚きと喜びが走った
パパと結婚した時は 通帳が258円だった。
色々な事情が あってパパは高校時代からか・・・
独自で頑張って生きてきた。その後は 得意の卓球で道を導いてもらい
今日に至っている。

17年前・・・パパはママと知り合い 故郷を離れてた為 パパはママの
故郷の関西弁が妙に 落ち着いたらしい・・・
私もパパといると幼少から娘時代へと 色々な事があったので
妙にパパといると価値観が同じで落ち着いたのだったよね・・・
ふたりで そう 二人の力で頑張って行こう!って互いに 言葉を交わし
お互い頑張ってきたよね。
お金を貯めなくては・・・・いつも それが お互いの頭にあってね
いつも二人の頭の中で思い出すのは 水炊きのお鍋。 白菜と細切れの
豚肉を少々だったよね。
ママのバイト料金を生活費にして パパのお給料を そのまま ドンドン
貯金にまわしてきて・・・。二人で一生懸命頑張ってきたよね
やがて待望のベビーが授かり・・・・・・。
なのに パパは名古屋から東京へ 単身赴任になっちゃって・・・・。
生まれてきた子供は 未熟児だった為か 体が弱くって
ひどい喘息で 単身赴任中でパパのいない新米ママの私は 夜中 
一睡もできない毎日だったよね・・・。
いつも服を着て寝ていたのを覚えています。いつ 息子がどう異変起こすか
わからなかったのでね・・。近くに住んでた独身寮のおばちゃんが
(結婚するまでパパはその独身寮で住んでいました)

『まきちゃん・・・服で寝てるんだね・・寝てないね・・・』

とても温かい寮のおじさんと おばさんだった。今は四国在住です。
親元も離れていた為 新米ママは 超必死で 新米ママをしてました。
パパも週末には東京から名古屋へと 夜行バスで毎週駆けつけてくれて
いましたよね。そんな日が何ヶ月も続いて・・・息子とママは パパのいる
埼玉県へと引っ越していきましたよね。


引っ越した所は 埼玉県は川口市といって 目の前がキューポラで
毎日 その煙突から鉄の煙が ゴーゴーと出て・・・。
大都会なので 交通量がすごくって排気ガスもハンパの量ではなくって。
息子の喘息は ひどくなるばかりで。
引っ越したばかりの 全く右も左もわからない街で 病弱だった長男を
抱えて 頑張ってきたよね。
いつもパパは 言ってたよね。この地には
   
『お前と俺しか おらへんから
        二人で子供を守って 頑張ろうな』って口癖だったよね。

本当に20代の新米パパとママは 頑張ってきました。
息子は 発作で入院ばかりで・・・体中管だらけで・・・。
口から食べ物を入れる元気も無いくらい衰弱して・・・。
病院の冷たい廊下で ママは声をころして毎晩泣いてたよね。
右も左もわからない引っ越したばかりの街で 管が外れるのを恐れて
お風呂も入らず 息子に付き添った新米ママだったよね。
医師に あと一週間もつか・・・とまで言われて・・・・・。
私は 泣きじゃくるどころか 新米ママなのに 医師に面と向かって

「管を 全部 はずしてください! 私が 息子を回復してみせます!
  連れて帰るので 管をすぐ はずしてください!」

と 息子の体に いくつもついた管を はずしてもらい パパと一緒に
息子を連れて帰ったね。
スプーンいっぱいから 根気よく 息子の口にへと 流動食を 運んだよね
実家の母も 頻繁に カロリーメイトという飲み物を 宅配してくれた。
親だよね。痛いほど 親のありがたさを かみしめながら 息子の口に
カロリーメイトを スプーン一杯から 二杯 そして 今日は三杯と・・・
根気よく 根気よく 親の愛情と執念で 息子の痩せこけた体を 太らして
いったよね。奇跡がおきて 医師にできなかったことを パパとママは
親の愛で 治して見せたよね。1才前で5キロだった息子・・・・
でも 夜中の無呼吸症候群で 一睡も出来ない日は依然と続いて
パパもママも頑張ったよね。呼吸が止まるのが不安で熟睡できなかったよね
息子が5歳になるのを待って要約 手術にふみきれ・・・・・。
手術後 みるみる息子は元気になっていった。
本当に長男が生まれてからの五年間は 親と子の戦いだったよね

やがて 二男を授かり 家族が4人に なって。
一気に このHPであげているような 冒険の旅を 開始したね。
そんな長男ももうすぐ中学生! 今では柔道に打ち込む少年に成長している
そして お兄ちゃんに続いて二男も・・・・。
人間と言うものは 年齢で人間としての幅が 広がっていくものだとは
思いません。人間と言うものは 痛みを幾度も幾度も浴びて そして
人の気持ちの くめる人間へと 成長していくものだと思います。

いつもこのHPに記しているが 息子とは いつも真の心で向き合っている
そろそろ 思春期で難しい時期に入ってるかもしれないが・・・
お互いが わかりあえるまで 向き合うし・・・
何よりも 今に始まる事ではなく、 息子が生まれてから 常に息子との
会話で 人生論や 経験談や 色々な話を 日常会話のように くみ入れて来た。
それは 意識して 息子に言葉を発していた。
人とは・・・生きるとは・・・お金というものは・・・・
又 自分達が歩んできた貴重な 道のりや・・・・・
いろんな会話を 息子が小さい頃から交わしてきた
私の中では 思春期もヘチマも無い! 親子は 親子なんだ!
最近は そんな言葉も 発しているかな!?


親父を亡くしてから いろんな角度で 息子と会話した。
12歳の子には 早すぎるかなと思うような事も会話した
なぜなら いつも私は真の心で ストレートに息子と向き合っているからだ

よく おこづかいどうしてる?  なんて言葉を聞く・・・・。
我が家では お金は お守り だと教えてきた。
息子達には いつも「このお金はパパが 一生懸命働いてくれたお金だから
その有り難味をかみしめるんだよ 粗末にしては だめだよ」

「お金は 汗・水流して 一生懸命頑張って得られるもの・・・。」

いろんな 会話を息子達と日常会話で してきた。
思春期は 今から息子と向き合うのではなく 普段の会話からだと
自分の生きてきた経験上 思う・・・。
どんなことが 起きても 私は驚かない・・・

どんなことにも ストレートに息子の目をみて 向き合っていくつもりだ
ふと そんな力が 抜けたように・・・、
朝の息子の 何気ない ひとこと

『明日は お父さんと お母さんの結婚記念日だね お手紙書くね』

そういって 弟の直と お手紙書こうなって 話している姿をみて
信念を持って この子たちを育ててきて 良かった
パパ、、良かったねって 思った。

そして 結婚16回目  私達 パパもママも 息子達によって
親として 成長させてもらったよね ありがとう 息子達よ。
これを 記したのは 物でも何でもなく 私の心の中をパパや息子達に
この家族で盛り上がっている我が家のHPに残しておきたくって記しました
これが 結婚記念日16回目のプレゼントです。
私達の 16回目の結婚記念日に バンザイ!
これからも パパ 一緒に 頑張っていこうね

毎晩 深夜までのお仕事に そして 早朝 早くからの出勤に ご苦労様。
ちゃんと そんな親父の姿を 子供に 教えてるからね。
まずは 精密検査に 行ってね。私達 家族の為にだよ。
私の仕事は 家族の健康と家族の喜びを思っての 愛情一杯のお料理だよ。
おかずも お菓子もデザートも 全てママの手作り。
母の味を しっかりと子供達に伝えたい、ちょっとしたママのこだわりかな
私も家族を 守っていくからね。

----------------------------------------------------------------------
 
 ★大起・直起からの手紙


         お父さん お母さんへ
         
16年目の結婚記念日おめでとう!!そして、僕と直起をここまで育ててくれてありがとう。
そして、家をいつもきれいにしといてくれて、ありがとう。
これからも、美味しいお料理をたくさん作ってね。
                    大起より



お父さん お母さん いつもお世話してくれて、ありがとう。
お母さんが、作ってくれたご飯や、プリンが美味しいよ。
これからも、美味しいお料理を、作ってね。栄養いっぱいとるよ。
                    直起より

----------------------------------------------------------------------


 ★パパの手紙

        大君・直君そしてママpyへ。

結婚記念日が3月11日とは覚えているが、16年目とは何とも早いものか。
それだけ年齢を重ねているということなんだね。
ママpyの日記を読み返すと、本当にいろいろあったんだと思いが込みあげてくる。
いつの間にか大きくなっていく子供たち。パパは会社へ行っては帰ってくるだけ。

ママpyは「このお金はパパが一生懸命働いてくれた・・・」と言ってくれているけど、

君たちの服の洗濯や、うちのそうじやおいしいごはんはママさんが作ってくれて
育ててくれているし、あたたかい部屋が待っているから安心して学校や、
会社に行けるのだよ。
最近というか、ママpyの父親が他界して以来、自分自身に問いかけている自分がいる。
自分の場合、本当にその時に親父のように「これまで育ててくれてありがとう」と
言ってもらえるのだろうか。他界した時には、ママが子供に戻り、過去のことが
走馬灯のように流れたという。そんな時、生きている時にはなかなか口にしなかった

「感謝」という言葉が、立て続けに出ていた。

大君・直君が結婚記念日にそう言ってくれている。ありがたいが、今の自分には
まだまだ足りていないことが多く、父親としての背中をしっかり見せてあげることが
まだまだ残されている。
パパも君たちと一緒に成長してきたし、まだまだ進化中なんだ。

大君・直君。「結婚記念日おめでとう」の言葉うれしかったよ。

でもママの料理のお礼の方が中心のようだけど・・・
パパの願いはいつもみんなが健康でいられること。
そのためには、家族で助け合って、やっていこうね。
そしてママのおうちの用事を助けてあげようね。大きくなったね。


                                パパより



寺田ファミリ〜 2003.北海道の旅より 黒岳山頂にて
Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥で つながってる
果てしない時を越えて 輝く星が
出会えた奇跡 教えてくれる

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
この宇宙の御胸に 抱かれて

私のこの両手で 何ができるの?
痛みに触れさせて そっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じてあげられないこと

愛を学ぶために 孤独があるなら
意味のないことなど 起こりはしない

心の静寂に 耳を澄まして

私を呼んだなら どこへでも行くわ
あなたのその涙 私のものに

今は自分を 抱きしめて
命のぬくもり 感じて

私たちは誰も ひとりじゃない
ありのままでずっと 愛されてる
望むように生きて 輝く未来を
いつまでも歌うわ あなたのために

【JUPITER by 平原綾香 作詞:吉本由美  作曲:G. Holst
H16.3/11の日記より
◆このページのBGMは・・・・・・