AMAZON レビューから
バブル崩壊後の閉塞状況を、経済や外的な現象からのみ見ていては、大切なものを見落とす。人間の行動を見極めていけば、必ず人間の本質が見えてくる。世界と歴史の点景をプロットして、浮かび上がってくるのは、案外プリミティブな、それだけ人間を大きく包み込んでいる構造である、ということか。読後、そんなことを考えました。ベストセラーは確かに時代を反映している。しかし、こんな本に出会うのも面白い。人知れず(多分)、時代と人間のことを真摯に考えている人がいる、と。

大学教授(心理学) Tさん

この時代を、真摯に生き、考え、行動したことがよく分かります。

主婦・ボランティア Mさん

 ほんとうに、日本は、そして、わたしたち日本人は、アメリカに倣っていればよいように思い、ここまできましたが、もうその考えはやめたほうがいいと判断できる時期になりましたね。

設計事務所     
Kさん
 時代の激しい変化のなか、銀行と建設という戦後日本を象徴するような分野の経験をなされた著者の熱い思いが込めらていると感じました。

建設会社部長    
Hさん
 政治・経済・社会・文化とあらゆるジャンルにわたって、鋭い切り口で読者に迫り、現代社会が抱えている問題に、警告を発し、また、その解決の糸口になるヒントを提示しています。著者の熱い思いがひしひしと伝わってきて、大変な力作だと思いました。できましたら、ぜひ続編を書いていただければと思って、筆をとりました。

元会社役員     Oさん
 著者の主義主張、思想、内容等には、賛同することが多かった。特に、人間の弱肉強食の闘争、日本の官僚機構の肥大化、徳川幕府250年の時間の経過の中で日本人に染みついた依存体質、人の物質的欲望は個人を離れて自己増殖する等の特色は、今の日本人に露見しています。

A
新聞社      Mさん

 すごい内容、すごい国家論だと思いながら読んだ。著者の経歴を考えると、実に思い切った、しかも踏み込んだ分析・提言もあって興味深く読んだ。日常業務に追われながら読んだが、時間をかけて精読してみたいとも思う。

自由業       Nさん
 「巡り合せたこの時代」を、深く、真剣に受け止めたことが伝わってきます。多様な読まれ方をすることと思います。瞋りはどんな文飾にもまさると誰かが言っていました。

大阪        Hさん 
 友人に読めと薦められた。著者は、日本経済の高度成長期からバブルの発生と崩壊、その後の過程を、渦中にいて、現場で深く体感してきた人のように思う。日本はどれほどの傷をうけたのか、立ち上がることはできないのか。出来事の本質を、人間観から説き起こしていて、哲学的な様相も帯びている。

会社役員      Fさん
 現代日本を一筆書きのように描いた、硬派のエッセイだ。こういう本には書店ではなかなか出会わない。奪われた十年の意味が分かったような気がする。

元銀行員      Tさん
 この1月末で退職、失業保険の期間も過ぎて、8月より年金生活に入っております。過去の銀行員生活42年間の国内外の動きを分かりやすく知ることができ、また、今までもやもやとしていた胸のうちがなぜかすっきりしました。

会社員       Kさん
 経済・金融の専門書として、この本を読む方もあるかもわかりませんが、憂国の書とまでは言いませんが、著者の心の懊悩を感じます。どうしても書きとどめておきたかった、そういう衝動も強かったのではないでしょうか。 

元会社役員     Kさん
 最初の5・6章までは、正直、苦労しましたが、後半は一気に読みました。常々思っていたり、友人たちと議論していることが明快に書かれていて、胸のつかえが下りる思いです共感しました。そして、感謝しています。
読者の声
(随時掲載)
心価論