三重&和歌山&奈良
ようこそ!紀伊半島ぐるり旅へ

18年5月


2018年のゴールデンウイークは2007年以来11年ぶりに
三重、和歌山、奈良県の紀伊半島をぐるりと一周廻る旅に出かけた。
五月三日から三日間の車中泊の旅だが昔と違って荷物は少なくなった。
又、十年前と違って第二東名高速や新名神高速道路が出来たおかげで
関西方面へ行くには便利になった反面ジャンクションも二か所増えた為に
渋滞する場所が増えて時間もかかるようになり足が遠のいていたが
どうしても「谷瀬のつり橋」を渡りたく一大決心をして旅行に出かけた。



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初日

宇治橋 宇治橋 五十鈴川

今回は長女と一緒なので朝の6時半に家を出発
東名阪高速道路の渋滞を覚悟していたが
予想に反して渋滞は10kmと少なく
関JCを通過したのは40分程遅れただけで
最初の目的地である伊勢には10時前に到着した。
ただ、駐車場は離れた所しか空いて無かったので
伊勢神宮までは30分程テクテクと歩いた。


五十鈴川

熊野速玉大社 世界遺産

昨日まで天気が悪く雨がかなり降ったので
五十鈴川の川の流れも速く水量も多かった。
また、40年以上前に来た時にはこの場所で
様々な色をした錦鯉が優雅に泳いでいたが
今日は全くいなくなっていた。


伊勢神宮「正宮」

伊勢神宮「正宮」 皇大神宮

20年に一度の式年遷宮から5年が経ち
前回来た時に更地だった場所に正宮が建っていた。
天照大御神の読み方は「あまてらす おおみかみ」と読みます。
父親は「イザナギ神(伊耶那岐命)」です。
母親は「イザナミ神(伊邪那美)」と一般的に言われているが
大御神をお産みになったのは
父親である「イザナギ神」とされております。
※ただし正宮は撮影禁止の為に写真は無い。


内宮

御神木 神楽殿 各国首脳

日本で一番だと思っている
パワースポットに立ち込める「神気」を
感じて御神木を撫でさせた頂いた。
年齢を重ねるにつれ
体調の衰えを感じる今日この頃
ぜひとも神のパワーが欲しい。

※左の写真はWEBからの引用で
先進国首脳会議の時に訪れた各国首脳


おかげ横丁

おかげ横丁 伊勢うどん おかげ横丁

帰りの駐車場までの道のりは
暇つぶしに「おかげ横丁」を見学しながら向かった。
土産屋で売っているのはどこも同じような物で
数件も見て回れば飽きてしまうと思うが
混雑度は相変わらず凄いと感じた。
腰の全くない甘辛たれの伊勢うどんも名物だが
自分はコシのある讃岐うどんの方が好きだ。


二見ヶ浦

二見ヶ浦 二見ヶ浦

さすがにゴールデンウイークだ
空いていると思っていた二見ヶ浦も観光客が多くいた。
駐車場も少し歩かなければならないが
無料で置ける場所は混んでいたけど運良く停めれた。
夫婦岩までの二見興玉神社には
カエルの置物が多かった。
無事カエルのごろ合わせかな?


夫婦岩

夫婦岩 夫婦岩 夫婦岩

夫婦岩は日の出を遙拝する鳥居とみなされていて
男岩は高さ9m、女岩は高さ4mで
夫婦岩を結ぶ大注連縄(おおしめなわ)は
長さ35mあり男岩に16m、女岩に10m張られていて
その間は9mあります。

5月から7月には夫婦岩の間から日の出を見ることが出来る。
特に夏至の前後の天気のいい日には
富士山の背から昇る日の出を見ることができるそうだ。


横山展望台

G7集合写真 横山展望台 横山展望台

展望台までは登り坂がきつくフーフー言いながら
到着したが心臓がバクバク言っていた
ただ、現在工事中だが駐車場を造っているので
この先は歩かなくても良くなるかも
また2016年に行われた伊勢志摩サミットで
各国首脳が集まって記念写真を撮ったのが
横山展望台である。


道の駅「紀伊長島マンボウ」

道の駅「紀伊長島マンボウ」 マンボウの木彫り 売店

今回の旅で初めて道の駅に寄った。
ここまで昼ご飯を除いてノンストップで来たので
休憩していた時にウトウトして思わず寝てしまった。
又、売店ではマンボウの串焼きを売っていたが
美味そうに思わなかったので
腹は減っていたが買わなかった。


古里温泉

古里温泉 古里温泉 古里温泉

初日の温泉は紀伊長島の古里温泉に入った。
平成30年版の道の駅に載っていて
お勧めの温泉と書いてあったので決めたが
国道からの行き方が解り難くて夜には迷うかもしれない
ただ、温泉は最高で浴槽に浸かった瞬間に
「すべすべ感」と「ぬるぬる感」を同時に味わい
最高の温泉気分を楽しんだ。


鬼ヶ城

鬼ヶ城 鬼ヶ城 鬼ヶ城

鬼ヶ城に着いたのは午後5時過ぎになった
駐車場も空いていて見物人も少なかったので
写真を撮るのも楽だった
太平洋の荒波にもまれて奇怪な岩になったが
想像力が欠落している娘には
教えられるまで解らなかったそうだ
情けない ( ノД`)シクシク…


荒波の鬼ヶ城

ここまで波が ここまで波が

鬼の顔に見える岩の下まで入ると
嵐の時にはここまで波が押し寄せたそうで
軽く見ても10メートル以上は舞い上がり
恐ろしいほどの太平洋の荒波の凄さを感じた
人間等は軽く呑み込まれてしまうと思う。


宿泊場所

道の駅「パーク七里御浜」 道の駅「パーク七里御浜」

車中泊の初日は 道の駅「パーク七里御浜」に決めた
駐車場も広くて100台以上停めれると書いてあった
到着した時には数台の車しかいなかったが
日が暮れてきた時には半分以上が車で埋まっていた。
ただ、人のことをとやかく言える資格は無いが
キャンピングトレーラーを大型の駐車帯に
停めっぱなしにして出かけていた輩はアウトだと思う。


那智の滝

那智の滝 那智の滝 那智の滝

目が覚めた時には快晴の青空が広がっていた
一般の人に迷惑を掛けるといけないので
朝の6時には出発し那智の滝には8時前に着いた
那智の滝に近い売店駐車場は閉まっている所を除き
早くも満車で結局青岸渡寺の駐車場に停めた。


青岸渡寺

青岸渡寺 青岸渡寺 青岸渡寺

青岸渡寺の駐車場から那智の滝までは
急な階段を下り結構歩かなくてはならないが
那智の滝と一緒の構図で写真を撮るには最高
ただ「行きはよいよい帰りは怖い」の諺で
帰りは途中休憩しながら駐車場に着いた時には
太ももがリンリンでしばらく動けなかった。


青岸渡寺の駐車場

那智の滝アップ 地蔵車 那智大社本殿

急な坂道を車で登ってくるだけで大変で
値段は700円と少し高いが
ここから見える景色は最高に良い
300ミリ以上の望遠レンズを持っていれば
那智の滝のアップも撮れる。


橋杭岩

橋杭岩 橋杭岩 橋杭岩

10年前に来た時には何も感じなかったが
今日は何か不思議な感じがして
橋杭岩をしばらくボーと眺めていた
何せ弘法大師の弘の一文字を頂いている
我が身としては尊敬する歴史知識人なのだ。


立岩伝説

橋杭岩の成り立ち 橋杭の立岩伝説

ここは弘法大師と天の邪鬼が
熊野地方を旅した時に
世界一の知恵比べした場所で
海中の離れ島と陸地に橋を一晩で架ける
「橋杭の立岩伝説」がある。


潮岬

串本観光マップ 潮岬タワー キャンプ場

昼過ぎには早くも潮岬に到着した。
今日はここのキャンプ場で泊まる予定だったが
観光地を多少ワープしたおかげで
予定が大幅に変更になった。
ゴールデンウイーク時は陽が沈むのが遅いし
まだまだ見学するところが多いので
キャンプするのは又の機会にした。


本州最南端

ヘルメット潜水具 ヘルメット潜水具 本州最南端 潮岬

本州最南端とか最北端と言う場所に行って
記念写真を撮るのが大好きだ。
今までに日本列島の
東西南北が記してある記念の場所には
すべて行ったことがあり
日本最北端の宗谷岬は5回以上ある。


潮岬灯台

潮岬灯台 展望室から 潮岬灯台

駐車場料金300円也を払い砂利だらけの
舗装していない潮岬灯台駐車場に到着
灯台などは外から眺める物だと思っていたが
入場料200円を払い展望室(?)まで登った。
すれ違い困難で急すぎる階段は怖くて
手すりを掴まないと登れないが
景色は何の変哲も無く入場料が高く感じた。


サラシ首層

サラシ首層 サラシ首層 サラシ首層

海岸線の曲がりくねった国道42号線を
走りながら景色を堪能していたところ
潰れたドライブインの前に
気に入った島が二つ見えたので写真を撮った
「サラシ首層」という名前が付いていたが
名前の通り一つの岩ではなく
地面とつながって見えることから名前が付いた。


三段壁

三段壁 三段壁 三段壁

二時間程かかって南紀白浜に到着
お勧めの三段壁に行くのに
県道34号の白浜温泉線の南紀白浜空港から出てくる
交差点の信号が短くて通過するのに時間がかかり
一信号で数台しか進めず渋滞してイライラした。
到着した三段壁は能登半島の東尋坊と似ていたが
他にはあまり見る場所も無いので早々に立ち去った。


三段壁洞窟

三段壁洞窟 三段壁洞窟 三段壁洞窟

東尋坊と違っていたのは
観光船で海から三段壁を見ることはできないが
エレベーターで地底36mまで降りて
船隠しに使っていた洞窟を探求できるが
値段は1300円と高い
後で知った事だが割引があるらしい。


道の駅「熊野古道中辺路」

熊野古道入り口 道の駅「熊野古道中辺路 さくら梅

二日目の旅も順調に進んだが
ここからは道路事情が悪い国道311号で
谷瀬のつり橋まで行くのが長い。
途中の道の駅「熊野古道中辺路」で休憩
出店で売っていた南高梅を試食したところ
塩分が少なく、とても美味かったので
お勧めの「さくら梅」をお土産に買った。
ただ、美味すぎて一週間で無くなった。


熊野本宮大社

大鳥居 大鳥居 熊野本宮大社

今までなら素通りしていたが
ユーチューブを見た時に巨大な鳥居をみて
自分の目で一度は見たかったので寄った。
残念なことは信仰心が全く無いので
熊野本宮大社にはお参りせずに
大鳥居の写真だけ撮ってサヨナラした。


国道(酷道)168号

国道168号 酷道168号 十二滝

和歌山から奈良に向かう国道168号を走る
すれ違い困難な道路が多く酷道と言う言葉が似合うが
10年前と比べて新しいトンネルや橋が架かり
少しは走りやすくなった。
ただ、先頭は絶対走りたくなかったので
十二滝を見学して写真を撮った後は
前の車両に追いつくのに苦労した。(^^;)


谷瀬の吊り橋

谷瀬の吊橋 谷瀬の吊橋 谷瀬の吊橋

今回の旅で一番行きたかった谷瀬の吊り橋に到着した。
前に来た時はブーム前だったのか人は少なかったが
今回は駐車場も満車で観光客も多くいた。
さっそく記念写真を撮り橋を渡る準備をしたが
吊り橋の端に行く心構えが出来なかった。


長さ299.7m 高さ54m

谷瀬の吊り橋 谷瀬の吊り橋 谷瀬の吊り橋

意を決して吊り橋を渡り始めた。
5メートルも行くと子供は平気だというが
自分は足がすくんで前に進めなくなり
ワイヤーロープにしがみつきながら
Uターンして戻ってきた。(悔しい)



Uターン

谷瀬の吊り橋 谷瀬の吊り橋

ジェットコースターが怖い娘は平気なのに
スキー場のコブ斜面やスピード等が全く平気な俺は
腰が抜けたように歩けず怖かった。(何故だ)
二度も挑戦したが今回も吊り橋を渡れなかった。
情けなくて悔しい思いをしている自分がいた。( ノД`)シクシク…


道の駅「吉野路大塔」

道の駅「吉野路大塔」 道の駅「吉野路大塔」 道の駅「吉野路大塔」

二日目の宿は前回と同じ道の駅「吉野路大塔」だ。
ここは、山の中にあり星空見学にもってこいだが
夜中に起きて見渡したがそれほどでもなかった。
ただ、到着して気が付いたのがビールだけは買ってあったが
途中にコンビニが無く晩御飯を買うのを忘れた為に
もう少し先まで行こうか悩んだが
結局は売店で食べ物を買って急場をしのいだ。


三日目 (険道)20号

県道(険道)20号 県道(険道)20号

今日の目的地である東大寺に向けて朝早く出発した。
カーナビで奈良公園を設定して向かったが
前回と違ってパナソニックの馬鹿ナビが
県道(険道)20号線をルートとして選んでしまった。
10年前来た時は走行した記憶が無いので変だなと思ったが
地図を持って無かったのでナビを信用して走った。
子供には不安そうな様子も見せず鼻歌まじりだったが
内心はビクビクしていた。


東大寺正門

東大寺 東大寺

二時間近くかかって奈良公園に到着した
駐車場はどこも満車だったが氷室神社の駐車できた。
ただ二時間で千円は高いと思う
今回の紀伊半島の旅ではお土産を除き
駐車料金と入場料だけで二万円近く出費した。
自然美を見に行っただけなのに高くついた。


東大寺

東大寺 東大寺 東大寺

入場料金600円也を払い東大寺を参った。
しかし中国人の多さに閉口する
遠慮や恥らいと言う文化が無いのか
廻りに迷惑なくらいの大きな声でしゃべる
静かにお寺をお参りしようとする日本人には
全く理解できない。
思わず「うるさいわ」と言ってやった。


大仏

東大寺大仏 如意輪観音 廣目天 多聞天

東大寺内に祀られている大仏を拝む
神聖なるパワーを頂きたいが
参道者の多くが同じことを願っている
今年は余り良いことが無いが
後半は良いことが続くように祈った。


二月堂

三昧堂(四月堂) 法華堂(三月堂) 二月堂

通常であれば東大寺とは、ここでサヨナラだが
今日の予定では時間がたっぷりある
境内は広いので歩くのはしんどいが
早春にお水取りをする二月堂や
三月堂(法華堂)そして四月堂(三昧堂)と
すべてを見学することになった。


法隆寺

手水舎 法隆寺 法隆寺入り口

今まで一度も行ったことの無い法隆寺も行った
東大寺からは30分程かかったが
大型バスのツー客もいて結構賑わっていたが
残念ながら改装工事中だった。
ただ、入場料1500円は絶対高い。
また、「鐘が鳴るなる法隆寺」の詩を
「ケツが鳴るなるプー隆寺」と例え
洒落として覚えるには最高だと思う。(笑う)


五重の塔

三段 三段 三段

五重の塔の写真を撮るには
法隆寺の奥に行くと高台になっており
樹木が多少お邪魔虫だが見晴らしは良い
なお、ここには無料で行けるので
工事中の法隆寺はスルーでもいいかな


伊賀上野城

伊賀上野城 伊賀上野城

三日間の旅の最終目的の伊賀上野城に到着。
忍者祭りが開催されていたので駐車場はどこも満車だ
結局遠く離れた学校の校庭に停めることが出来たが
ここも嬉しそうに集金人が近づいてきて
金500両を徴収された。
ただ、城の廻りは見学者が少なくて
車を置いて行った人達は何処へ行ってしまったのか


高石垣

高石垣 高石垣 高石垣

誰もが名城と指摘するのは
高さ30メートルもの高石垣で
建造が始まった1611年(慶長16年)当時は日本一だ。
その後15年の大坂の陣で豊臣家を滅ぼした
徳川家が大坂城を大改修した際に
この記録は抜かれるが
地方の一大名が造った石垣としては群を抜いている。


忍者博物館

忍者博物館 忍者博物館 忍者博物館

小さい頃の記憶では伊賀忍者は正義で
甲賀忍者が悪者みたいにテレビで放送していた。
実際は甲賀が主君に忠義を尽くし
伊賀はお金で雇われる方式を重視したみたい
服装も伊賀は黒で甲賀は白のイメージがあるが
実際はどうなのだろう?


忍者ショー

忍者ショー 忍者ショー 忍者ショー待ち

忍者ショーを見学するには別料金が必要
真剣白刃取りや畳に手裏剣を刺す試し投げ等
前回と変わらなかったが見応えはある
外国人の姿も見られ人気が高いのが解った。
今回の旅も午後二時過ぎに終了し家路に着いた
時間が早いので交通渋滞は無いだろうと思ったが
帰りの東名阪は甘くなかった。 ( ノД`)シクシク…


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