政権交代について

○議長(稲垣民夫君) 柴山議員。 


○5番(柴山一生君) ありがとうございました。 
 最後、政権交代について伺いたいと思います。 
 9月1日の中日新聞で、これでございますけれども、「目先より将来見据えて」という題目で、
地方は国政と違い政党が政治を行うわけではないので、政権がかわったからといってすぐに
影響を受けることはないとおっしゃっております。これは恐らく市長が市民の持つ不安を払拭さ
れようとしておっしゃったご意見だとは思うんですけれども、今回の政権交代というのは、変化
を求めた国民が1票を投じてなったことであろうと思っております。今回の政権をとった民主党
は、衆議院議員選挙で国民生活重視の立場で予算配分を全面的に組み替えると訴えてきた
わけでございます。ですから、今回の新政権ほど市民生活に直接的にさまざまな影響が出る
可能性ある政権はないと私は思っております。 
 例えば市財政に対する影響として、昨日の答弁でもございましたが、暫定税率廃止と自動車
取得税廃止だけでも市の歳入は4億円減るということがわかったわけでございます。そのほか
にはプラスの面だと思うんですけれども、子育て世代の負担軽減を目指して、中学卒業まで子
ども1人当たりの月2万6,000円。平成22年度は半額ですが、子ども手当を創設するとか、高校
の授業料を無償化とか、いいことはたくさん並んでおるわけですけれども、それぞれについて
本当に市民の生活に直結した施策を出してきてるわけでございます。 
 ですから何の根拠もなく、まあ犬山市は大丈夫、いいことばかり聞いてますから、大丈夫だと
思うんですけれども、よく今民主党が出しているいろいろな政策を精査されて、さらに市民生活
を守り、さらに発展させていくためにどのように新政権と市長あるいは市政がかかわっていくの
かという思いをもう一度お聞かせいただきたいんでございます。 


○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。 
 田中市長。 
  〔市長 田中君登壇〕 


○市長(田中志典君) 質問に答えたいと思いますが、新政権には国民から、チェンジを、そう
いう気持ちを込めて投票されたわけでありますから、これは素直にいろんな意味で、政治をか
えてほしいという国民の投票行動は素直に選挙の結果に出たと、こういう認識をいたしており
ます。当然、今度は政権という立場になると、私は今、市長をさせていただいておりますと、つく
づく思うんですが、今の予算の仕組み、要するに税収、税の取り方ですね、それから配分の仕
方、これすべて変えれば、それは完璧に地方も影響を受けます。細かいことを言うと時間がな
いと思いますので申し上げませんが、仮に一つの事例でいきますと、中学生以下の子どもさん
を持つ家庭に、1人2万6,000円を支給すると、そのときに配偶者控除はなくすと、こういうことで
よね。それ一つとってもここだけのことを見れば、いいことだなと、だけど、そこに配偶者控除
がなくなってしまうと、不利益をこうむる人もいる。その辺を全部、一つの例ですけど、全部国
民が是として民主党やれと、民主党もそれを政権の公約としてやってくだされば、これは本当
に政権交代をした意味がここに出てくるだろうと。しかし、なかなかこれがそうは言っても、中に
はそれはちょっとやり過ぎじゃないかと、それから反対される方もある。私は市長をやっててつ
くづく思うのはやはり反対される方をどう説得し、どうそれに対して説明していくかというのは、
やっぱり時間がかかると思うんです、時間が。そしてもう一つ言うならば、前政権から私もそう
ですけど、前政権から引き継ぐというか、受け継ぐというか、そういうところで先送りされてる事
項もたくさんあるわけですね。それをまず解決していかないと、何ともならないケースもあるわ
けです。だから、机上でやれると何ら心配なく民主党のマニフェストどおりにやれたら、これは
いいなという気はしておりますが、実際その市長というこの7万五、六千人の市民の影響力や
いろんなことを考えると、なかなかすぐ、私はこうしたいと思っても、やっぱり行政は連続性、継
続性がありますからそれに対してどう説得して、こういうふうになる、こういうふうにしていきたい
と、そういうことを考えると、二、三年はどうしても、きょう政権がかわったからといって、すぐそ
れが実施できるかどうかは、これは民主党さんがやられることですから、それに対して何ら問
題なく、一生懸命やってほしいと思いますが、ただ、市長という経験則から、考えると、そういう
こともすぐできるかどうかは大変ここが難しいところだなと、こんなことも思います。 
 質問に答えたいと思いますが、民主党が政権ですから、民主党の考え方に我々は何ら反対
をしていくものではなくて、いい政治を民主党がやっていただければ、国民の皆さんはそれで
拍手を送ると思いますから、そういった意味で逆に言うと頑張ってほしい。そして地方のことも
同じく、今言ったようなことも全部加味して地方に影響のないようにしっかり政権与党として頑
張ってほしいなと、こう思っております。 
 以上です。 


○議長(稲垣民夫君) 柴山議員。 


○5番(柴山一生君) 最後の点について質問します。 
 私は今回の選挙で最も期待したことは、地方主権の実現でございます。学力テスト、犬山駅
構内のエレベーター設置工事における市の負担、宮田用水の改修工事、こういった国の施策
を見るにつけまして、国は本当に地方が必要としている仕事をしているのかなという疑問を持
たざるを得なかったわけでございます。どうしても国がみずからの利権を享受するために地方
で予算を消化しているとしか私には映らなかったわけでございます。 
 例えば、学力テストにつきましては、私は二つ問題点があった。一つは日本の子どもたちの
学力を知りたいのであれば、悉皆でなく抽出で十分であるのに、その理由も示されないまま、
毎年70億円前後もかけて執行している。第2に、もし授業改善に使うのであれば、なぜ4月に
テストをして、結果が9月に出るのか、現場としてはそれではほとんど役に立たない。それを犬
山市教育委員会は即座に採点をし、現場に生かそうとした努力は本当に賢明であったと私は
思っております。 
 また、エレベーターについては官僚の天下り先の財団のために3基4,500万円のエレベーター
が増床工事や身障者トイレをつけるにしても6億円近くになってしまう現実。宮田用水のふたに
ついても、なぜふたをかけたかといえば、ごみの投棄、人身事故の防止というお題目のもとに
多額の費用をかけ、ふたをかけたわけでございます。しかし、そこには地元の人々の声が一
切入っていない。それで、ふたの上にはバラスが敷かれ、犬山で最も暑いと言われる犬山中
学校の南校舎がますます暑くなってしまう。私は国が、国にしかできないことを担当して、それ
以外は地方に財源と権限を移譲し、地方主権、地域主権を実現させてほしいと私は常に願っ
ておるわけでございますけれども、次のこの新政権に対して犬山市としても、地方主権の実現
を強く求めていくべきであると思いますが、市長はどうお考えになりますか。 


○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。 
 田中市長。 
  〔市長 田中君登壇〕 


○市長(田中志典君) 質問に答えたいと思いますが、ここは非常に難しいと思いますが、国が
やるべき仕事と地方がやるべき仕事。そして地方から声を上げることは当然今まででもやって
おりますので、そこでどうすみ分けをするかという、財源がそこに加わってまいります。それか
ら権限といろんな意味でのルールだと思うんです。ここが政権がかわれば、いろんなシステム
が変わってくるわけですので、地方分権、地方主権という言葉のとおり、実行されればこれは
大変ありがたいことだと思っておりますので、何らそのことについて、文句を言うつもりはありま
せん。 
 今まででも、きょうどなたかの質問、ちょっと失礼しました、きのう、小林議員から子どもの医
療費の話がありました。こういう話は本来地方の都市間競争じゃなくて、国がどこへ行っても、
同じ医療を受けられる。あるいは中学生まで無料化するなら、どこの町へ行っても無料化すべ
きだと、こういう話だと思うんです。 
 個々の例えば、宮田用水の話がどうとか、そういう話はちょっとこちらに置いておきますけど
も、全体的に国がどういう施策については、どこまで面倒見るんだと。このことについては地方
が考えていくんだということが、どちらかというと、今までも地方分権、地方分権、地方主権、地
方主権と言うんだけども、今まで、どなたもここの辺のところの議論をされた方は私はあんまり
記憶にないぐらいでして、むしろこれが政権交代が起きたことをいいきっかけにして、そのあた
りの議論が深まれば、私は大変いいことだなと。 
 むしろ市長がどうのこうのじゃなくて、議会の皆さんもこれはやっぱりこれは地方に任せれる
じゃないか、これはやっぱり国がしっかりやるべきじゃないか、それがやっぱり地方主権だと、
主張はもちろん、物は言わなければいけない、今までも言ってきたつもりですが、そういうこと
ではなかろうかと、こう思っております。 
 以上です。 


○議長(稲垣民夫君) 柴山議員。 


○5番(柴山一生君) ありがとうございました。終わります。 


○議長(稲垣民夫君) 5番 柴山一生議員の質問は終わりました。 

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