私のゴミ袋有料化反対理由


ゴミ袋有料化に対して反対します。
その理由は、以下の6点です。

第一に、犬山のゴミは本当に増えているとはいえない点である。平成20年3月に「今後のごみ
減量対策への対応についての意見書」が犬山市ごみ減量対策推進協議会によって提出され
たが、その意見書の最大のポイントは、「ゴミが年々増加傾向にある」という一文である。それ
は本当だろうか。犬山市は人口も微増しており、家庭系可燃ごみが微増しても当然と思われ
る。一人当たりのゴミの排出量で計算すると、平成14年から19年は一日450グラムから480グ
ラムを上下し、増加しているとはいいがたい。また、平成16年は家庭系可燃ごみ総量で、40ト
ン減少し、さらには、この意見書が出された年度は皮肉にも、総量で517.29t減少している。よ
って、犬山のゴミが増えているとは言いがたい。

第二に、ゴミ袋有料化は、市の主たる目的とする、ゴミ減量化にはつながらるとは限らない。ゴ
ミ有料化とごみ減量の関係については、今は容易に入手することができる。横浜市の使用した
資料では、都城市、関市、御殿場市、鳥栖市、野田市、伊達市等の有料化後のゴミ量の推移
を見ると、有料化初年度は減量効果が見られるが、その後は横ばいか微増となっている。ま
た、ゴミ袋の有料化がゴミ減量につながる例として、犬山市が説明会で採用していた、福岡市
は、平成17年実施し、データとしては翌年度の数値しかなく、経年で見ていくべきごみ減量の資
料としては不適切である。よって、有料化イコールゴミ減量というのは不明である。

第三に、市民はリサイクルを既に充分行っている。リサイクルの促進が有料化の第二の目的
として掲げられているが、楽田のリサイクルセンターの犬山のゴミの評価を聞くと、犬山の市民
は他の自治体に比べまじめに分別をしているということであった。また、平成19年度の犬山市
民一人当たりの家庭系可燃ごみの排出量は一日455グラムで、環境大臣の諮問機関「中央環
境審議会」が平成20年2月25日に出した、これから7年後の平成27年度の目標数値530グラム
を既に75グラムも下回っている。結論として、犬山市民はすでに18分別に精通し、誠意をもっ
て努力していると見るべきであって、これ以上リサイクルを促進することで市民に負担を強いる
べきではない。

第四に、不法投棄が増加する可能性が高い。説明会に於いては、不法投棄の増加について
は配布資料に述べられていないが、行政側のゴミ行政の数値根拠によく採用される東洋大学
の山室修作教授の2005年10月発行『月間廃棄物』の「最新・家庭ごみ有料化事情」にでさえ、
有料化実施の自治体調査の結果、家庭ごみ有料化後、不法投棄が30%増え、不法投棄に
ついて苦情や通報も36%増えたとなったとしている。山間地域や農地の多い犬山に於いて、
不法投棄の可能性を排除すべきでない。

第五に、基金としては、積み立て額が少なすぎる。この有料化で発生する収入を「ゴミ焼却施
設建設」のための基金にあてていくということであるが、行政は年間1500万円の収入を見てい
るので、10年後の平成30年には最大で1億5000万円積み立てられていることになる。しかし、
先日の一般質問の答弁であったように、もし、二市二町で300トン程度の焼却場を想定すると
すると、犬山市の負担分が48億円。ないよりはよいといいえばそれまでだが、負担分に対し
て、たった3%では基金といえないのではないだろうか。また、ゴミが減量されればさらに積立
金が減る可能性も充分ある。現在犬山市は新庁舎を建設しようとしているが、その建設費用
は30数億になるだろう。19年度末の基金は29億弱である。総額の大部分が基金でまかなわれ
るのなら、基金に呼ぶに値するだろう。ゴミ有料化の主目的を基金積み立てというのは実質的
に意味がない。

第六に、これから二市二町でゴミ行政を協力してやって行こうという矢先に、なぜ足並みがそ
ろわないのかその理由が不明である。つまり、江南市、大口町、扶桑町が指定ゴミ袋でとどめ
ているのに何故犬山市がそれを飛び越えて有料化に踏み切る理由が判然としない。もし、広
域ゴミ処理となれば、その時点で再びゴミ袋についてはすりあわせをしなおすのであろうか。他
市町との協議が必要ではあるまいか。

これらの6つの理由から、今回のゴミ袋有料化については、反対します。

私にとっても、私と同様の決断を既になさっている議員の皆様にもこの判断は容易なものでは
なかったのは当然です。行政の皆さんが長い時間と労力を費やされ真剣に素案をまとめられ
てきたからです。だからこそ、この政策が本格的に走り出す前に、私の所属する清風会は、担
当課と5月21日福祉会館で、ゴミ袋有料化に対する考えを述べ、多くはもう少し検討すべきであ
るという意見でありました。また、その後、清風会役員が三度、ゴミ袋有料化の再考を申し入
れたにもかかわらず、残念ながら我々の意思は全く看過され、まっすぐゴミ有料化に走ってし
まいました。

現在、日本の多くの自治体でゴミ袋指定化、有料化が進んでいるのはわかってはおりますが、
そのことが、犬山市もゴミ袋有料化すべきという理由になってしまってはならないと思っていま
す。犬山市は、犬山市の判断をすればよいと思います。自ら考え自ら行動する犬山市になる
べきです。

我々の決断が、市民の心の中にあった、環境問題に対する判然としないもやもやを吹き飛ば
し、新たなる、理にかなったゴミ行政が展開されていく第一歩になると私は確信しております。


何卒、議員各位のご理解を賜り「ゴミ袋有料化」は反対であると、ご賛同いただきますよう宜し
くお願いいたします。


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