フリーソフトによる実習室のコンピュータ環境の構築（７．ユーザー登録、削除、ホームディレクトリの容量制限）

フリーソフトによる実習室のコンピュータ環境の構築

７．ユーザー登録、削除、ホームディレクトリの容量制限
（２）ユーザーのデータファイルを作成し、一括して行う場合

ｂ．ユーザーの登録、削除

シェルスクリプトのダウンロード

７（２）ユーザーのデータファイルを作成し、一括して行う場合

ダウンロードおよび解凍方法

Windows機（Linux機でも可）で下記のファイル名をクリックし、ダウンロード開始
tools.tar.gz(686バイト）
フロッピーディスクなどに保存するように指定
保存したファイル（tools.tar.gz）をサーバーの/rootディレクトリにコピー
以下のコマンドを実行し、解凍
/root/toolsディレクトリが作成され、その中にシェルスクリプトのファイルが解凍されます。

一括登録

Linuxサーバーにrootでログイン（ログイン方法）
もしものために/etc/passwd、/etc/samba/smbpasswd、/etc/shadowファイルをコピーし、バックアップを作成する。
シェルスクリプト保存用のディレクトリを作る（存在していない場合）

登録のためのシェルスクリプトを作成し保存
例．tourokuという名前のファイルを作成する場合

viエディタの使い方

#!/bin/sh
awk 'BEGIN {FS=":"} {printf("%s %s %s\n",$1,$2,$3)}'|while read acc pas gr
do
	useradd -g ${gr} ${acc}
	printf "${pas}\n"|passwd --stdin ${acc}
	printf "${pas}\n${pas}\n"|smbpasswd -sa ${acc}
done

円記号

｜

作成したファイルの属性を変更する。
シェルスクリプトを実行し、登録を行う。この場合、LinuxとSambaで同じパスワードが登録される。
以上の作業で、登録と同時にホームディレクトリ（/home/ユーザー名）が作成される。

削除

Linuxサーバーにrootでログイン（ログイン方法）
もしものために/etc/passwd、/etc/samba/smbpasswd、/etc/shadowファイルをコピーし、バックアップを作成する。また、ユーザーのホームディレクトリも削除されるので必要があればデータをバックアップしておく。
シェルスクリプト保存用のディレクトリを作る（存在していない場合）
削除のためのシェルスクリプトを作成し保存
例．sakujoという名前のファイルを作成する場合
作成したファイルの属性を変更する。
ユーザー削除用のデータファイルを作成する。
シェルスクリプトを実行し、登録を行う。
以上の作業で、登録が削除と同時にホームディレクトリ（/home/ユーザー名）も削除される。