♪ Don't Let Me Be Lonely Tonight -Electric Version-
text by すろーはんどM谷氏
@『GOD HAND BLESS YOU』(ZIGZAG盤)
Reunion Arena Dallas,Texas:'01/05/10
6CDセットに収録された内の一日です。音質に関してはSlunkyさんが書かれていた様に、
BootでリリースされているUS TOUR(1st
leg)の中では、最高の部類にあたるでしょう。
ほんの少しだけ軽いホール・エコーが掛かった、バランスの良い良好AUD音源です。
肝心の該当曲の様子ですが、後半のサンシャスによるKeyソロで熱い演奏が聴かれますが、ECのヴォーカル&ギターは淡々と進行する感じをうけました。
後程のUK TOURのパートでも触れますが、基本的にUS TOURでの同曲は、エレキ・ヴァージョンには戻っていても後半のギター・ソロ・パートは無くなっており、サンシャスの(熱い!)Keyソロに代わっています。
(ECのヴォーカル中心&Keyソロ曲ってな印象に変化してきており、その後「I
Want A Little Girl」に取って代わられたのも頷けます。)
この日はそのサンシャスのKeyソロの熱演へ、観客から熱い声援が送られていました。
又Slow Bluesは、「Stormy Monday」です。この日のストマンは、シャッフルって程ではないのですが軽くリズムを刻み込んでいく感じで、いつもの超クールなストマンとは又違い楽しめます。
そして、私が前々からREPTILE TOUR各日のECの調子を計るバロメーター的役割として位置付けてきた「My
Father's Eyes」ですが、この日はECの前半ソロも思いっ切りエッジの効いた熱くシャープなプレイを展開しており、後半のGソロでも多様なフレーズが溢れ出て来る感じがひしひしと伝わってきます。
この日の調子の良さを窺わせてくれる様な熱いギター・プレイに、観客も大声援を送っていました。
A『TEXAS BLOOD』(EC IS HERE盤)
Compaq Center,Houston,TEXAS:'01/05/14
ややホール・エコーが効いた、中低域が強調されている良好AUD音源ですが、一部音割れが気になる箇所があります。(私だけかなぁ?)
「ひゃ〜ぁ!」っと叫ぶヤンキーの兄ちゃん(笑)の声が、ちょっと気になりますが・・・。
該当曲の様子は、この日もECの淡々とした(本当は熱く唄っているのですが、どうも後半のGソロが無いエレキ・ヴァージョンは、個人的に今一つの感があって・・・侘EC。)ボーカル&ギターとサンシャスによるKeyソロが展開されます。
この日のSlow Bluesは「Five Long Years」ですが、個人的にはこの日の同曲のギターでは余り熱さを感じませんでした。
当日は同曲を含み4曲で、Jimmie Vaughanがギターで共演しております。
「My Father's Eyes」のバロメーター(笑)は、ファースト・ソロでまずまずのフレーズを咬ますも、後半のソロではフレーズが「つっかえつっかえ」という感じがして、アドリブのネタ不足の感が否めません。(すまん、ERIC!)
B『GOD HAND BLESS YOU』(ZIGZAG盤)
National Car Rental Center,Sunrise,FORIDA
'01/05/18
やや遠目の音ですが、クリアーでバランスのイイ良好AUD音源です。
でも、録音者のそばで終始「E〜C!E〜C〜♪」と野太い声で叫ぶヤンキーの兄ちゃん(又ぁ、此処でもかい?一緒に同行しとるんかぁ〜?笑)が気になります。
該当曲では、この日もECの↑・・・↑と感じる(ワンパターンで、すんません)プレイで、サンシャスのKeyソロもこの日に限っては淡々とした印象を受けました。(ご免ねサンちゃん!)
この日のSlow Bluesは「Have You Ever Loved
A Woman」で、ハイ・ポジションを多様したGソロを展開しておりました。
「My Father's Eyes」のバロメーターは、ファースト・ソロでの音の伸びも無く、後半ソロもフレーズがつっかえる感じで今二(?)と感じました。
この日はSlunkyさんの紹介にもあった様に、Bootビデオがあります。
C『TORONTO.CANADA:'01/06/09』Bootビデオ
残念ながら該当曲に関してはカット・イン〜になっており、前半途中部分からの収録です。内容は、↑・・・↑です。(侘)
*THE PYRAMIND MEMPHIS, TENNESSEE 22/5/01
*MCI CENTER, WASHINGTON DC 27/5/01
上記2音源については所有しておりませんので、Slunkyさんのコメントを参考にして下さい。
このNorth American Tour (1st leg)「Don't
Let Me Be Lonely Tonight」エレキ・ヴァージョンの総論としては、全音源を確認したわけでは有りませんが(今回はトレーダー音源は除外しました。)@で述べた様に、ECのヴォーカル中心&Keyソロ曲ってな印象に変化してしまっているので、個人的には熱いヴァージョンは終ぞ見つかりませんでした。
該当曲だけと言う聴き方のスタンスを外すと、@の日が一番お勧め(&大好き)な音源であります。
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chu>ちょっとここで上記文に登場されてる Slunky
さんのレヴューも紹介します♪
Slunkyさん>話題のNorth American Tour (1st
leg)ですが、エレキによる
Slunkyさん>「Don't let me be lonely tonight」収録日を、少し紹介します。
Slunkyさん>すろーはんど M谷さんのレビューが待たれるところですが、とりあえず、
Slunkyさん>そのツナギとして参考にしていただけたら幸いです。m(_
_)m
Slunkyさん>@REUNION ARENA DALLAS, TEXAS
10/5/01
Slunkyさん> かなりの高音質です。また、1st
legの初日としても貴重かも・・・。
Slunkyさん>ACOMPAQ CENTER, HUSTON, TEXAS
14/5/01
Slunkyさん> これもメチャ良い音! 「Five
long years」などで、Jimmie Vaughanが
Slunkyさん> ゲスト出演! おすすめデス!
Slunkyさん>BNATIONAL CAR CENTER SUNRISE,
FLORIDA 18/5/01
Slunkyさん> 上記ほどではありませんが、良好な音質です。この日の映像も出回って
Slunkyさん> います。
Slunkyさん>CTHE PYRAMIND MEMPHIS, TENNESSEE
22/5/01
Slunkyさん> 残響音が厳しく、かなり聞きづらい。でも、The
Impressionsが参加した
Slunkyさん> US公演として貴重かも・・・。
Slunkyさん>DMCI CENTER, WASHINGTON DC 27/5/01
Slunkyさん> 良好です。この日も映像があり、「Travelin'
light 」では黒ストラトで
Slunkyさん> スライド・ギターも堪能できます。
Slunkyさん>・・・と、こんなとこでしょうか・・・。(^^ゞ
Slunkyさん>ただ、上記の音源は、すべてトレードでして、ブート化されているのか分かり
Slunkyさん>ません・・・
chu>Slunkyさん、ありがとう御座いました!
参考になりますデス!!(^^ゞ
さてっと、、、
続いて、同曲のRAH&UK・EUR TOUR編↓へ突入したいと思います。いざ!
D『VAGABOND』(MID VALLEY盤)
RAH.LONDON:'01/02/03
RAHに関しては、該当曲中心でレビューします。
音質に関しては、この日のみやや遠目でホール・エコーが掛かった良好AUD音源です。
該当曲でにおいて、ECのボーカルに関しては世界TOUR初日だけあって、力強く気合の十分入った歌声を思いっ切り披露しています。
インプレッションズのコーラスとの絡みも最高の粘り(?)を醸し出していますし、RAH公演5日間の中では唯一ギター・ソロを演ってくれています。(サンシャスのKeyソロは、ありません。)
そのギター・ソロが、又素晴らしく美しくて最高なんですわ〜♪後半では更にもう一回インプレッションズとギターとの絡みがあり、エンディング終了後には場内から割れんばかりの拍手喝采を浴びます。
以前ヨッシーさんが大推薦されていたこの日のヴァージョンですが、この日のこのプレイはREPTILE
WORLD TOUR最初にして最後の「最高の演奏」である!と私も断言出来ます。
この曲へ入る数曲前の「Going Down Slow」の途中で弦を切ってしまった為、以降(該当曲含)はレインポー・ストラトからノイズレス・ピックアップ仕様のNewブラッキーを弾いております。
この日のSlow Bluesは、「Five Long Years」です。
又この日は、映像も存在しております。しかし残念な事に、「Over
The Rainbow」は収録されておりませんので、コンプリートではありませんが・・・。
E『VAGABOND』(MID VALLEY盤)
RAH.LONDON:'01/02/04
音質は、言わずもがなですよね!
該当曲の様子はと言うと、翌々日のあの公演キャンセルというアクシデントを考えてこの日を聴き直すと、ECの声は明らかに同曲で辛そうな(喉に引っかかる様な)状態であった事がよくわかります。
高音域&ファルセット部分あたりで、顕著にそれが現れます。
余程この日から2〜3日間、喉の調子が悪かったのでしょう。(一説によると、風邪をひいたとの事でしたが・・・。)兎に角唄うのが辛そうなのがひしひしと伝わってくるので、聴いているこちらも辛くなってきてしまいます。
そんな状態であったからなのかどうかは解りませんが、この日からRAH最終日まで同曲でのギター・ソロは外され、サンシャスのKeyソロが代わってセットされる様になりました。
この日もSlow Bluesは、「Five Long Years」でした。
この日のRAHの映像は、多分無いでしょう?(私が手に入れられなかっただけ?)
F『VAGABOND』(MID VALLEY盤)
RAH.LONDON:'01/02/06
音質に関しては、Eと同等の高音質です。
この日は中日を挟んで1日休んだとはいえ、大分喉の調子が思わしくなかったのか、大事を取って該当曲を遂にカット!しかしそのかいも無く、翌日の公演はキャンセルという事態に・・・。
この日のSlow Bluesは、「Have You Ever Loved
A Woman」でした。
この日のRAH公演の映像も、存在します。ECを観るには中々よいアングルで、鮮明で高画質です。
G『VAGABOND』(MID VALLEY盤)
RAH.LONDON:'01/02/09
音質は、EFと同等の高音質AUD音源です。
前々日の公演キャンセルの原因(?)ともなった該当曲での高音域&ファルセット部分も、危なげなくこなしイイ感じのボーカルを披露してくれています・
同曲での使用ギターは、Eと同じレインボー・ストラトです。(以降の日も同様)
この日は何故かSlow Bluesはセット・リストから外され「Cocaine」に取って代わっています。この日の「Cocaine」は、懐かしのネイザン・イントロ(笑)付ですよ♪
この9日も、映像が存在します。アングル&画質共、ECを観るのには良好です。
H『VAGABOND』(MID VALLEY盤)
RAH.LONDON:'01/02/10
音質に関しては、皆さん良くご存知の様にRAH公演を通して最高の音質で収録されています。
特にアコギ・セットでのあのマーチン000-28ECの音は、リリースされた時には、ぶっ飛び物だと私は思いましたが・・・。
該当曲では、ECは熱いボーカルとインプレッションズのコーラス・リフレインが心地よいです。残念な事にギター・ソロは、未だ復活しておりません。
この日のSlow Bluesは「Have You Ever Loved
A Woman」ですが、この日の同曲でのECのギターは気合が入ってまんなぁ〜♪イントロからして、何かが違う!(そりゃ何だぁ〜?笑)唄の入り方は最近よく演る崩した感じのヴァージョンですが、後半のギター・ソロはチョーキング決め捲くりの嵐・嵐で鬼の様に弾き捲くり、客席からは悲鳴の様な叫びも聞こえてきていました。(すんげ〜ぇ!)
この日のRAHも、映像が存在します。但し残念な事に頭4曲が収録されておらず「Bell
Bottom Blues」からで、肝心の該当曲はイントロが始まって直ぐにカット!その後の「Travelin'
Light」へパッと飛んでしまいます。(悲)
I『SUPERMAN IN EUROPE』(ZIGZAG盤)
M.E.N.Arena,Manchester,UK:'01/02/14
やや遠目ながらも、良好なAUD音源です。
この日は、まだインプレッションズが同行しています。
該当曲でのECのボーカルとインプレッションズのコーラスのコンビネーションは、流石素晴らしいものがあります。
サンシャスのKeyソロもいかしたフレーズが飛び出しますが、残念ながら未だECのギター・ソロはありません。
同曲での使用ギターは、この前にギター・チェンジをしておりNewブラッキーです。
この日のSlow Bluesは、「Have You Ever Loved
A Woman」です。
RAHに続き、この地での映像も存在します。
ステージ右袖サイドからのSHOTなので、ECを観るのにはチョットだけ不満がありますが、インプレッションズの華麗なコーラス・ワークと楽しいステージ・アクションはタップリと堪能できます。
J『BARCELONA』(MASTERPORT盤)
Palau Sant Jordi,Barcelona,SPAIN:'01/02/25
やや遠くキツ目のホール・エコーがチョット気になりますが、クリアーなAUD音源です。(個人的な感覚なので、悪しからず。)
該当曲では、ECは淡々とボーカルを進め、後半サンシャスのKeyソロの後にギター・ソロを入れてきますが、繰出すフレーズのアイデア不足(?)ってな感じで、盛り上がりにチョット欠けた印象でした。
この日のSlow Bluesは、「Have You Ever Loved
A Woman」です。
スタート時は「ん・ん〜今一かなぁ〜」ってな感じですが、後半のギター・ソロでは少し挽回してくれます。(何を?笑)
「My Father's Eyes」のバロメーターは、最初のソロはイイ感じでギターの音が伸びるのですが、後半はチョットまとまってしまった感じかな?
演奏の内容とは全く関係ありませんが、内ジャケに写っているバルセロナ(?)の建物の写真がイイ雰囲気を出しています。(笑)
K『Reptile Over The Rainbow』(SHOUT TO THE
TOP盤)
Toulouse Zenith,FRANCE:'01/02/26
ほんの若干コモリぎみ(?)ですが、近く感じる良好AUD音源です。
該当曲の様子は、硬い印象の音のギターでスタートし安定したECのボーカルを聴かせてくれており、サンシャスのKeyソロの後にはECのギター・ソロも短めですが入っております。(でも、淡々とした印象でしたが・・・)
この日のSlow Bluesは「Five Long Years」ですが、唄いだし直前まで「Have
You Ever Loved A Woman」の進行で引っ張っており、そのままエンディングまでずーっと結構スロー・テンポな「Five
Long Years」が聴けて楽しめます。
又この日は、「White Room」を演ってくれてますが、大した演奏には感じませんでした。(EC、ご免!)
「My Father's Eyes」のバロメーターは、メーターを振り切る事無く盛り上がりに欠けた印象でした。
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以上、皆様〜お疲れ様でしたぁ〜♪
ではでは、又。