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〜 PARKER Limited Edition 〜 | ||||
DUOFOLD "Cloisonne" |
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「クロワゾネ」 |
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「黒塗りのGift-Box」 | 「重厚なそうてい」 | 「蓋の内側」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「頒布品一式」 | 「本体」 | 「シリアルNoカード」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
さて、「黄色の万年筆」の制作に関してである。これは、ジョージ・S・パーカーが1926年にアジアを訪れた 。その際、日本の土産物屋で美しい七宝焼きの花瓶を見つけたことに始まっている。その鮮やかな黄色に魅せられたパーカーは、万年筆にその色を取り入れることを決意し た。そして、誕生したのが「Duofold マンダリン イエロー」(1927年)なのである。しかし、当時、その万年筆はなかなか受け入れられなかったた 。そのため、わずかな本数しか販売されなかった。今となっては、それらを入手するのは大変困難である。現在でも多くのコレクターが探し求めており、絶大なる人気の万年筆である。 私の手元には「Duofold マンダリン イエロー」のジュニアーしかない有様である。(写真右下の「1927年製」参照) |
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「ボトルインクと本体」 | 「本体のシリアルNo」 |
「上 クロワゾネ」 「中 1995年製」 「下 1927年製」 |
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こうした状況で、1995年に「Duofold イエロー」が世界限定10,000本(日本国内600本)の復刻版が販売された。デザイン的には1927年当時のオリジナルの万年筆によく似ているが、全体的には角張った箇所 (アールデコ調)が無くなり、現代感覚に合わせた手直しがされた。キャップのリングは細くなり、2本から3本になっている。復刻された万年筆の大きさは、センテニアル・サイズである。(詳しくは、ここをクリックして ください。) 今回の「クロワゾネ」は、1927年当時の色調を復刻させ、その名も「Duofold クロワゾネ」という。この「クロワゾネ」というのは、フランス語で「七宝焼き」のことであ る。ジョージ・S・パーカーが土産に持ち帰ったという七宝焼きの 花瓶から、命名されたのであろう。それは又、天冠に黄色い七宝焼きの花瓶のモチーフがあしらわれていることからも肯けることである。 バレルには、1995年の復刻版と同じように、Duofoldのリボンにシリアルナンバーが彫刻してある。 1995年製のマンダリン・イエローとの違いは、キャップリングの数、天冠、Nibの彫刻、首軸(セクション)の形状、Gift-Boxが立派になったことである。 |
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「上 クロワゾネ」 「下 1995年製」 |
「上 1995年製」 「下 クロワゾネ」 |
「左 クロワゾネ」 「右 1995年製」 |
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