フリーソフトによる実習室のコンピュータ環境の構築
2.ファイルサーバーの構築
(2)Red Hat Linuxのインストール
コンピュータの機器構成によっては、インストールがここで紹介するようにできない場合があるが、Red HatのWebサイト(
http://www.jp.redhat.com/manual/Doc73/RH-DOCS/rhl-ig-ja/index.html
)に、さまざまなインストールの方法が紹介されているので参考にしてください。
CD-ROMの設定に、ドライバディスクが必要とされる場合もある。
BIOSの設定を変更するので、電源をONにした後、BIOSの設定の画面に移行(方法は、機種ごとのマニュアルを参照のこと)
CDから起動するように設定。
液晶パネルを閉じても、電源がOFFにならないように設定(パネルを閉じたままでも、サーバーとして動いているようにするため)
BIOSの設定を保存・終了
CD-ROMにインストール用ディスク1を挿入
インストーラが起動し、
Welcome to
Red Hat
Linux 7.3!
の画面で、下の方に表示される”boot:”の後に、
text
と入力(メモリが少ないため、テキストモードでインストールを行う)し、Enter
Red Hat Linux
の画面が表示されるので、
[OK]
(Tabでボタンを選択し、Enterで確定)
Language Selection
で、
Japanese
を選択し(↓↑で選択)、
[OK]
Red Hat Linux
の画面が”日本語”で表示されるので、
[OK]
”キーボードの選択”は
jp106
を選択し、
[OK]
”マウスの選択”は、サーバーとして利用し、x-windowシステムを利用しないので、
None - None
を選択し、
[OK]
”インストールの種類”は、
カスタム
を選択し、
[OK]
”ディスクパーティション設定”は、
Disk Druid
を選択
”パーティション設定設定”の画面で、既存のパーティションをひとつずつ選択し削除する。すべてのパーティションを削除する。
自由領域
を選択し、
[新規]
マウントポイントは
/boot
、ファイルシステムは
ext3
、
固定容量
を選択し、容量(MB)は、
50
にし、
[OK]
”パーティション設定”の画面にもどるので、
自由領域
を選択し、
[新規]
マウントポイントは
/
、ファイルシステムは
ext3
、
固定容量
を選択し、容量(MB)は、
700
にし、
[OK]
”パーティション設定”の画面にもどるので、
自由領域
を選択し、
[新規]
マウントポイントは
/home
、ファイルシステムは
ext3
、
固定容量
を選択し、容量(MB)は、
1000(適当でよい)
にし、
[OK]
”パーティション設定”の画面にもどるので、
自由領域
を選択し、
[新規]
マウントポイントは
空欄
、ファイルシステムは
swap
、
固定容量
を選択し、容量(MB)は、
本体のメモリーの容量ぐらい
にし、
[OK]
”パーティション設定”の画面にもどるので、
/home
を選択し、
[編集]
利用できるスペースをすべて利用
を選択し、
[OK]
”パーティション設定”の画面にもどるので、
[OK]
(ここで、メモリの容量によっては警告が表示されることもあるがそのまま
[OK]
)
”ブートローダの設定”は、
GRUB
を選択し、
[OK]
”ブートローダの設定”は、
マスタブートレコード(MBR)
を選択し、
[OK]
さらにオプションを入力するように要求されるが空欄のまま
[OK]
”ブートローダの設定”は、そのまま
[OK]
”eth0用のネットワークの設定”は、bootp/dhcpを使用の*をはずし、IPアドレス、ネットマスクの設定を行し、[OK]
例.
IPアドレス 192.168.1.5
ネットマスク 255.255.255.0
”ホスト名の設定”は、ホスト名のテキストボックスに名前を入力し、[OK]
例.
ホスト名 filesv
”ファイアウォールの設定”は、セキュリティレベルの
中
を選択し、
[カスタマイズ]
。
”ファイウォールの設定―カスタマイズ”で、”進入を許可”で
Telnet
を選択し、”他のポート”のテキストボックスに
139:tcp,138:udp,137:udp,901:tcp
と入力し、
[OK]
(ファイアウォールの設定は、インストール後に変更することも可能である。
2(4)a.fireallの設定
を参照)
再び、前の画面に戻るので、
[OK]
”言語サポート”は、Japaneseを選択し、
[OK]
”タイムゾーンの選択”は、アジア/東京を選択し、
[OK]
”rootパスワード”は、パスワードを入力し、同じものを再入力し、
[OK]
rootは、Linuxの管理用のユーザーなので、パスワードの管理には注意し、安易に推測されないようなパスワードにすると同時に忘れないようにする。
”ユーザーの追加”は、空欄のまま、
[OK]
”認証設定”は、
シャドウパスワードを使用
と
MD5パスワードを有効にする
を選択し、
[OK]
”パッケージグループの選択”は、下記のものを選択し、
個々のパッケージを選択
も選び、
[OK]
ネットワークサポート
(これは、
必須
?)
Windowsファイルサーバ
(これは、
必須
)
”個々のパッケージの選択”で、
アプリケーション/システム
を選択し、
<Enter>
。サブメニューの中の
samba-swat
を選択
(SWATというWindowsファイルサーバー(Samba)をWebから設定するツールのインストール)
さらに、下方へスクロールし、
開発/言語
を選択し、
<Enter>
。サブメニューの中の
expect
を選択
(/usr/bin/mkpasswdというランダムなパスワードを発生するコマンドをインストール)
選択が終了したら、
[OK]
”パッケージの依存関係”で、
依存を解決するパッケージをインストール
を選択し、
[OK]
”インストール開始”で、
[OK]
フォーマット、OSのインストールなどが完了するまでしばらく待つ。途中でディスクの交換の指示がでるので従う。
”ブートディスク”では、
はい
を選択し、フロッピードライブにディスクを挿入し、
[OK]
”完了”が表示されたら、
[OK]
を選択することにより再起動
インストールが完了しても起動しない場合がある。そのときは、各機器のメーカーや個人のWebページなどで対応策が紹介してあるので、検索してみるとよい。
例えば、起動途中でPCMCIAの起動のところで固まることがある。しばらく待っても、起動しないときの対処方法については、
http://www.a-yu.com/pub/qa50.html
などが参考になる
次のような画面が表示されれば、インストールが成功
Red Hat Linux release ・・・・・・・
Kernel ・・・・・・・・・・・・・・
filesv login: