フリーソフトによる実習室のコンピュータ環境の構築

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２．ファイルサーバーの構築
（５）グループ（kyouin、seito）、ユーザー（admin、root）の登録

　Sambaで、アクセスを制御するディレクトリを作成するために、教員と生徒を区別するグループを作成する。また、教員用ラップトップ機から、サーバーにtelnet（リモートログイン）するために、管理者をユーザーとして登録する。

グループの作成

1. Linuxサーバーにrootでログイン（ログイン方法のＡ）
   
   
2. 教員用のユーザーグループを作成する。
   
   例．グループ名を”kyouin”とする場合

   [root@******* root]# groupadd　kyouin

   
   
3. 生徒用のユーザーグループを作成する。
   
   例．グループ名を”seito”とする場合

   [root@******* root]# groupadd　seito


管理者（admin）のユーザー登録
1. Linuxサーバーにrootでログイン（ログイン方法のＡ）
   
   
2. もしものために/etc/passwd、/etc/samba/smbpasswd、/etc/shadowファイルをコピーし、バックアップを作成する。
   
   例．/etc/passwdを/etc/passwd.bakファイルにコピーする場合
   

   [root@******* root]# cp /etc/passwd /etc/passwd.bak

   
   
3. Linuxへの登録（useradd）しパスワードを設定（passwd）し、Sambaのパスワードを登録（smbpasswd）
   
   例．ユーザー名が”admin”、仮パスワードが”toshi3827”、グループ名が”kyouin”の場合
   

   [root@******* root]# useradd　-g　kyouin　admin [root@******* root]# passwd admin New password：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない） Retype new password：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない） [root@******* root]# smbpasswd　-a　admin New SMB password：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない） Retype new SMB passwd：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない）

   ＊LinuxとSambaで同じ仮パスワードにしておくこと（Sambaの機能により、ユーザーがWindows機からパスワードの変更が行える）。
   
   
4. 以上の作業で、登録と同時にホームディレクトリ（/home/ユーザー名）が作成される。
   

rootのユーザー登録

　rootは、Linuxへの登録のみ完了しているので、smbpasswdコマンドだけ実行（useradd、passwdは不要）する。