フリーソフトによる実習室のコンピュータ環境の構築

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７．ユーザー登録、削除、ホームディレクトリの容量制限
（１）手作業でひとりずつ行う場合

ａ．ユーザーの登録、削除

　Sambaを利用するには、Linuxへユーザー名、仮パスワードなどを登録し、さらに、Sambaへもパスワードを登録する必要がある。登録を削除するには、Sambaの登録を削除し、Linuxの登録を削除する必要がある。

登録

1. Linuxサーバーにrootでログイン（ログイン方法）
   
   
2. もしものために/etc/passwd、/etc/samba/smbpasswd、/etc/shadowファイルをコピーし、バックアップを作成する。
   
   例．/etc/passwdを/etc/passwd.bakファイルにコピーする場合
   

   [root@******* root]# cp /etc/passwd /etc/passwd.bak

   
   
3. Linuxへの登録（useradd）しパスワードを設定（passwd）し、Sambaのパスワードを登録（smbpasswd）
   
   例．ユーザー名が”kondo”、仮パスワードが”toshi3827”、グループ名が”kyouin”の場合
   

   [root@******* root]# useradd　-g　kyouin　kondo [root@******* root]# passwd kondo New password：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない） Retype new password：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない） [root@******* root]# smbpasswd　-a　kondo New SMB password：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない） Retype new SMB passwd：toshi3827 （パスワードは、タイプしても画面には表示されない）

   ＊LinuxとSambaで同じ仮パスワードにしておくこと（Sambaの機能により、ユーザーがWindows機からパスワードの変更が行える）。
   
   
4. 以上の作業で、登録と同時にホームディレクトリ（/home/ユーザー名）が作成される。
   


削除

1. Linuxサーバーにrootでログイン（ログイン方法）
   
   
2. もしものために/etc/passwd、/etc/samba/smbpasswd、/etc/shadowファイルをコピーし、バックアップを作成する。また、ユーザーのホームディレクトリも削除されるので必要があればデータをバックアップしておく。
   
   例．/etc/passwdを/etc/passwd.bakファイルにコピーする場合
   

   [root@******* root]# cp /etc/passwd /etc/passwd.bak

   
   
3. Sambaの登録を削除（smbpasswd -x）したのち、Linuxの登録を削除（userdel）
   
   例．ユーザー名が”kondo”
   

   [root@******* root]# smbpasswd　-x　kondo [root@******* root]# userdel　-r　kondo

   
   
4. 以上の作業で、登録が削除と同時にホームディレクトリ（/home/ユーザー名）も削除される。